公益財団法人 日本極地研究振興会

ご寄付のお願い

寄付金の受付はこちらから https://congrant.com/project/jpra/11605/form/step1 (または「寄付をする」ボタンを押してください) ****************** 当財団の活動は広く一般の方々や法人様からの善意のご寄付によって運営されています。 当財団の活動にご理解とご賛同をいただき、ぜひご寄付をお寄せくださいますようお願い申し上げます。なお、当財団へのご寄付は、「特定公益増進法人」として税法上の優遇措置が適用され、所得税(個人)、法人税(法人)の控除が受けられます。

寄付金の使い道について

当財団の活動は広く一般の方々や法人様からの善意のご寄付によって運営されています。当財団の活動にご理解とご賛同をいただき、ぜひご寄付をお寄せくださいますようお願い申し上げます。なお、当財団へのご寄付は、「特定公益増進法人」として税法上の優遇措置が適用され、所得税(個人)、法人税(法人)の控除が受けられます。

(1) 極地研究に従事する研究者、研究機関等への助成
(2) 極地研究に関する国際交流及び現地調査等への助成
(3) 極地の自然、観測情報等を活用する教育者等への助成
(4) 極地観測事業その他極地研究教育成果等の普及
(5) 国立極地研究所「南極・北極科学館」の売店(ミュージアム・ショップ)の管理運営
(6) 極地観測事業を通じて開発取得した諸作権及びノウハウの活用による資料貸出、技術指導
(7) その他、目的を達成するために必要な事業

活動・団体の紹介

私たち日本極地研究振興会は、地球上で最も未知な地域として残されている「極地」と呼ばれる南極地域及び北極地域の研究、教育活動を助成し、あわせてその研究成果等の普及・啓発を行い、学術文化の向上発展に寄与することを設立目的としています。

活動の背景、社会課題について

過去と現在と未来を考える極地研究

地球上で最も原生的な自然が残されている極地。南極大陸にはじめて人類がたどり着いたのは今から約200年前の1820年。そこは、厳しい環境のために解明されていない謎が多く残る未知の領域であり、だからこそ「宝の山」とも呼べる場所でもあります。

人の手が加わっていない南極は、大昔の地球環境がそのまま冷凍保存されている“地球のタイムカプセル”とも呼ばれており、太古の大陸の様子や気候変動、生物の進化、太陽系の成り立ちなどを解き明かす研究が行われています。

また文明圏から遠く離れた、人による環境影響がもっとも少ない地域であるため、他の地域に比べていち早く環境変動の兆候が現れます。特に北極は海氷が広大な面積を占めているためその影響が顕著で、50年前と比べて北半球の他の地域が約1℃上昇したのに対して、北極では3℃も上昇しています。極地での研究は、地球が抱えるさまざまな環境問題を考えるための基礎となる情報を正確に集めることができるのです。

私たち日本極地研究振興会は、地球の過去や現在を紐解き、より望ましい未来を実現するために重要な極地に関する研究の助成や南極へ教員を派遣する支援を行っています。

活動内容の詳細、実績について

①極地に関する研究や調査に関する助成(研究・教育助成)

過去10年間(※)20件の研究、約800万円の助成を行っています。

※内2年間は新型コロナウイルス感染症の影響で助成は行っていません。

過去に申請された研究例

●南極観測隊に同行し、観測隊の任務中のリスクを減らすための対策を研究したい
●南極の岩石を調査・分析し、成り立ちを解明して大陸の進化の素過程を研究したい
●南極の隕石を採取・研究し、過去の環境変動を知ることにより、これからの環境を予測し、よりよい環境にするための対策を考える研究を行いたい
●隕石を採集・調査して宇宙研究に貢献したい
●北極海に生息している生物を調査し、海洋汚染の広がりについて研究したい
●子どもたちにSDGsについて深く考えてもらうため、地球温暖化の進行が早い南極・北極を題材にした主体的・対話的な学びを実現するための教材をつくりたい
●極地研究の国際会議を開催し、研究の成果を共有・意見交換するとともに、国際交流に役立ちたい   など

②教員南極派遣プログラムへの助成

2009年から現在までに、20名以上の教員を南極に派遣しています。南極にある昭和基地と日本国内とを衛星回線で結び、所属校や一般の方々に向けて授業を行っています。子どもたちが、現在の南極の状況や地球の過去と未来について考えるきっかけとなっています。

代表者メッセージ

公益財団法人 日本極地研究振興会は「南極・北極(以下「極地」という)に関する研究、教育活動を助成し、あわせてその研究教育成果等の普及・啓発を行い、もって学術文化の向上発展に寄与すること」を目的として1964年に創設され、本年で60周年を迎えます。この間の皆様の温かいご支援・ご協力に深く感謝申し上げます。

日本から遠く離れた、南極や北極と呼ばれる「極地」の環境は過酷で極端ですが、氷山やオーロラなど人々を魅了する雄大で美しい自然の地でもあります。この南極や北極では、情報・システム研究機構 国立極地研究所が中心となり、全国の研究者や国内外の研究機関が共同・協力して未知の自然に挑む科学研究が実施されています。

南極における日本の科学観測は1957年の国際地球観測年を端緒に現在まで継続的に行われており、地球の気候の長期変動等を知る上で大変貴重なデータを提供しつづけています。近年、「極地」の観測やそれを基にした科学研究の促進・強化が、地球全体の環境の理解・解明、その変動の将来予測をする上で大変重要であることが強く認識されてきています。「極地」における、科学観測研究等の活動と成果の多くは、「持続可能な開発目標(SDGs)」に関係しています。日本極地研究振興会は「南極・北極から地球の未来を考える」というミッションステートメント実現のために、SDGsの普及啓発活動や「地球規模の諸課題を主体的に捉え、その解決に向け自分で考え、行動する力を身に付けるとともに、新たな価値観や行動等の変容をもたらす」(ESD)教育への支援等、今後も多様な取り組みを行ってまいります。それとともに、より良い社会の実現に向けて今まで以上の貢献ができるように努力してまいる所存です。

皆様には引き続き日本極地研究振興会へのご支援・ご協力をお願い申し上げます。

代表理事 藤井良一

団体情報
公益財団法人 日本極地研究振興会
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