すべてのひとり親とこどもたちに、安心と選択肢を
Story No.1 おかあさんが笑うと、ぼくもうれしい
ぼくのお母さんは、毎日すごく忙しい。
朝早く起きて洗濯や朝ごはんの準備をして、ぼくを学校に送り出してから仕事に行く。
夜も遅くまで働いて、帰ってきてからも洗い物や掃除をしてる。
ぼくが寝たあとに、やっとお母さんも寝てるみたい。
お母さん、ちゃんと眠れてるのかな。
ごはんは、ぼくの分だけ用意してくれて、
自分は「おなかすいていないよ」って笑うけど、
ほんとは違うって、ぼく知ってる。
学校では、「お父さんいないんでしょ?」って言われたことがある。
なんでそんなこと言われなきゃいけないのか、わからなかった。
お母さんに言ったら、「気にしなくていいよ」って言ってくれたけど、
そのときのお母さんの顔、ちょっと泣きそうだった。
そんなある日、お母さんが「すごく助かる団体があるんだって」と言ってた。
それから、たまに食べ物が届くようになった。
お母さんは「今日はカレーにしようか!」って、久しぶりに笑ってた
夜、お母さんがパソコンで何かを見てる。
「お仕事の勉強してるんだよ」って言ってた。
ぼくは横で宿題をして、お母さんと同じ机で過ごす時間がうれしかった。
しばらくして、お母さんの仕事が変わった。
「少し余裕ができたよ」って言って、
一緒にスーパーに行って、ぼくの好きなプリンを買ってくれた。
最近、お母さんがよく笑う。
一緒にごはんを食べて、テレビを見て、たまにおしゃべりもする。
ぼくは、お母さんの笑顔が、大好きだ。
⁺。゜あなたの寄付が、「もうダメかもしれない」とひとりで悩んでいたひとり親に、地域の支援団体とつながるきっかけを届けます。⁺◦
Story No.2 わたしの未来は、わたしが描く
ピアノが好き。
小さいころ、テレビで見たピアニストの演奏に、
「わたしも、あんなふうに弾いてみたい」と思った。
でも、お母さんに言えなかった。
ピアノ教室に通うお金がかかること、わたしにもわかってたから。
お母さんは、朝も夜も働いて、帰ってきても家のことを全部やってる。
わたしの前では笑ってるけど、疲れてるの、ちゃんと見えてた。
学校では、進学の話が出るたびに、胸がぎゅっとなる。
「高校、行けるのかな」
「大学なんて、夢のまた夢かも」
そんなふうに思ってた。
でもある日、お母さんが「支援団体の人が来てくれたよ」って言った。
それから、家に食べ物が届いた
お母さんは支援してくれる人とよく話すようになって、新しく友達もできて、
夜はパソコンで勉強してた。
少しずつ、家の中の空気が変わっていった。
ある日、お母さんが言った。
「ピアノ、やってみる?」
びっくりして、うれしくて、泣きそうになった。
今、週に1回だけど、ピアノ教室に通ってる。
高校にも行けるように、勉強もがんばってる。
将来は、音楽に関わる仕事がしたい。
まだ夢の途中だけど、
あきらめなくていいんだって、はじめて思えた。
*。₊゜あなたの寄付が、今、誰にも相談できずに悩んでいるひとり親やこどもたちに、“つながる場所”を届けます.+。゜
Story No.3 ひとりじゃないと知った日から ~支える人の声~
最初は、ただ同じように子育てを頑張るシングルマザーたちと、
笑ったり、話したりできる場所がほしかった。
そんな思いから始めた活動は、少しずつ広がっていった。
でも、気づけばすべてを一人で抱えていた。
イベントの準備、相談の対応、書類の作成。
「なぜ私だけがやらなきゃいけないの?」
そんな思いが心の中に積もっていき、ある日、すべての活動を止めた。
少し休んだあと、もう一度立ち上がる決意をした。
今度は、自分の損得ではなく、「誰かのために」を軸に。
そのとき出会ったのが、全国の仲間とつながる中間支援団体
「ひとり親家庭サポート団体全国協議会」だった。
毎月のオンライン情報交換会では、同じように悩みながらも前に進む仲間の声があった。
「わかるよ」「うちもそうだったよ」
その言葉に、どれだけ救われたかわからない。
研修で学んだことを実践するうちに、仲間が増え、団体の土台ができていった。
助成金の情報を得て、活動資金も少しずつ安定してきた。
そして、国への政策提言。
自分が何を言っても世の中は変わらないと思っていたけど、そんなことはないと知った。
地道に活動をして、データを集めて、現状を訴えること、要望を伝えること、
声を上げる大切さを知った。
「私たちの声は、社会を動かせる」 そう思えるようになった。
今では、行政との連携も始まり、地域に根ざした支援が少しずつ形になってきている。
法人化も果たし、協議会のメンバーとの交流により、当団体の運営メンバーの意識も大きく変わり、シングルマザーたちに必要とされているこの活動を次世代へつなぐ体制が整いつつある。
ひとり親家庭サポート団体全国協議会に出会えたこと、加入できたことに感謝している。この協議会に入っていなかったら、私も団体もここまで成長することはなかったと思う
これからも、ひとり親家庭の親と子が、自由に未来を選べる社会を目指して、
仲間とともに、一歩ずつ歩んでいく。
私たちは、全国でひとり親家庭を支えている団体を、
つなぎ、育て、見守ることで、
ひとり親とこどもたちが「夢を語れる日常」を守るための土台をつくっています。
わたしたちの活動について
全国には、ひとり親家庭を支える団体がたくさんあります。
でも、孤立していたり、資金や人手が足りなかったりして、十分な支援ができないこともあります。
わたしたちは、そんな団体をつなぎ、支え、育てる「中間支援」の役割を担っています。
ひとり親とこどもたちが、どこにいても安心して生活できる社会を目指しています。

具体的にこんなことをしています。
- 全国の支援団体をつなぎ、情報やノウハウを共有しています
- 新しく支援団体を立ち上げたい人を応援しています
- 団体が活動を続けられるよう、研修や資金調達のサポートをしています
- ひとり親家庭の声を集め、国や自治体に届けています
- 支援者を育てる講座を開き、地域に担い手を増やしています
「はぐくみサポーター」が実現する未来
ひとり親のおかあさん、おとうさん、こどもたちを応援したい みなさま
ひとり親家庭を全力で支援する全国の団体を応援したい みなさま
わたしたちJSPFにご寄付をしてくださる「はぐくみポーター」のみなさまの力で
ひとり親とこどもたちの今を、未来を、変えることができます。
全国のひとり親家庭を支援する団体がさらにパワーアップし、
悩んでいるひとり親とこどもたちにもっと支援の手を差し伸べられるようになります。
あなたの3,000円の寄付で、ひとり親やこどもが「声を上げていいんだ」と思える機会をつくることができます。
あなたの20,000円の寄付が、1つの地域におけるひとり親家庭の実態調査・提言活動を支え、“制度を変える声”になります。声が届けば、社会が動きます。
わたしたちと一緒にひとり親とこどもたちの希望をはぐくみましょう!
みなさまが「はぐくみサポーター」になってくださることを心よりお待ちしております。
代表者メッセージ
ひとり親家庭の状況を改善したいと思っているみなさまへ

わたしたちはひとり親家庭サポート団体が集まってできた、ひとり親家庭サポート団体全国協議会です。
ひとり親家庭を支援しようと思っているみなさんが、集まって、お互いに情報交換し、さらによりよい支援を行い、ひとり親とこどもたちが生き生きとその力を発揮できるような社会にするために私たちは活動をしています。
一団体ではできないことも、全国の団体が集まることで解決できることがらもたくさんあります。
また、支援団体のリーダーやスタッフが孤立せずに、自らも元気に活動する力をここで得ることができるでしょう。
また団体運営のたくさんの悩みも共有し解決に向かっていくことができるでしょう。
ぜひみなさんとともにひとり親家庭が未来をひらけるよう、ともに、力を出し合いましょう。
特定非営利活動法人ひとり親家庭サポート団体全国協議会
理事長 赤石千衣子
加盟団体一覧
北海道
東北
関東
北陸/甲信越
東海
関西
- シングルマザーのつながるネットまえむきIPPO
- 認定NPO法人女性と子ども支援センター ウィメンズネット・こうべ
- NPO法人こどもサポートステーション・たねとしずく
- NPO法人しんぐるまざあず・ふぉーらむ・関西
中国/四国
- あまやどり
- シングルマザー交流会松山
- NPO法人こどもステーション
- .style (ドットスタイル)
- ひとり親パートナーズ
- しんぐるまざあず・ふぉーらむ出雲
- 認定NPO法人ハーモニーネット未来
- NPO法人オカヤマビューティサミット
九州/沖縄
寄付金の使い道について
- ひとり親家庭支援団体の基盤強化のためのプログラムの費用に使わせていただきます
- ひとり親家庭支援の人材育成の講座開催などに使わせていただきます
- ひとり親家庭の状況を調査し、社会に発信する費用に使わせていただきます
- 当法人の運営費用に使わせていただきます
- 中間支援団体として、ひとり親家庭直接支援の資金を分配することを目指しています