看護が必要でもあきらめない暮らしと楽しみ～旅行や、孫の結婚式に行きたい、夜間も介護を手伝ってほしい～

JUNAの活動（保険外サービス）とは？

 JUNA(一般社団法人日本保険外看護サービス協会）は、全国で初🎗️の保険外サービスを行う医療職（看護師・保健師・助産師などの医療職が所属する）の非営利団体です。

　介護・医療保険では補えないサービスを必要としている方は多くいます。
　自宅や施設で過ごされている病気や障害のある方、高齢者の方、小さなお子さんがいる方すべての方が対象です。

　医療介護保険制度では、外出の付き添いや　長時間の訪問看護、夜間の付き添いなど個々に合わせて利用できるサービスはありません。
　医療処置を必要とする方たちは、やりたい事をあきらめている方が本当に多い。

　医療処置（点滴、吸引、酸素など）や介護が必要な方の
・自宅や施設からの通院や外出の付き添い
・冠婚葬祭やお墓参りなどのイベントや旅行
・自宅での看取りや夜間の介護や医療処置
・病児保育
などご希望に合った　医療介護保険制度では補えないサービス全般を保険外サービスとしています。

　JUNAは、保険外サービスを行う医療者の団体で全国に登録会員がいますので、
・旅行先での体調観察
・遠く離れて住むご家族の様子が気になる
・帰省の付添なども対応しています。

　コロナ感染などで自宅療養されている方にもご利用いただいたり、夜間の見守りなどその人にあったサービスを行っています。

JUNA寄付金でできる事は？

　医療専門職（看護師・保健師・リハビリセラピストが行えること）が対応。　
　料金は介護医療保険は使えず、全額実費になります。個人の負担が大きくなりますが、必要としている方はたくさんいます。
　ご利用された方からも、喜びの声を頂いています。
　今回は皆様からの温かい寄付の募集を行い、JUNA会員の行うサービスをご利用する方への補助金、協会運営費とし利用させていただきたいと思います。

活動開始し3年経過、今後も全国で活動を広めています。

保険外サービスの必要性

　病気の治療や、自宅や施設での介護には　社会保障制度で補われる中で様々なサービスを受けることができます。

　治療や制度内サービスでの療養はできても、本当に必要とする個々に合ったサービスは制度外となり利用できるサービスがないのが現状です。
　そして、医療専門職がこのような活動をしていることがまだまだ医療職の間、一般の方にも認知されていません。

保険外サービスを必要としている方はたくさんいます。
　認知されていない為やりたい事をあきらめてしまっている人たち
　料金負担が自費になるなどで

利用できずあきらめている方がたくさんいます。

　今回のクラウドファンディングを通じて、一人でも多くの方に私たちの活動を知ってもらいたいと思います。

実際のご利用内容を一部ご紹介

　事例１

医療処置（吸引や点滴など）が必要な寝たきりの高齢者　
　孫の結婚式に参加したいが介護医療処置があるため、移動や式場ではどうすればいいの？
　参加できないだろうな・・・と諦めていた家族とご本人。

→看護師が付き添うことで、安全安心して結婚式・披露宴に無事に参加できました。
　ご家族、ご本人、親戚の皆様とても喜ばれていました。

　事例２

　通院の付き添い

　お墓参りや買い物など、気軽な外出への付き添いにも対応

　一人暮らしや、付き添いの手がない、一人での通院に不安がある、医師とのやり取りが不安などなど、医療職が付き添うことでご本人、ご家族も安心されています。
　　会社を休めない、遠方で付き添いが困難な方からの依頼もあり、ご家族の助けとなっています。　　

　事例３

　入院中のターミナル期の方、急な入院で700㎞以上離れた自宅へ少しでも家に帰りたいと願っていました。
　介護タクシーと新幹線移動、点滴や酸素などの医療処置、寝たきりで家族だけでは連れて帰るのが難しいとあきらめかけていましたが・・・

→JUNAの活動を知る医師からの一言があり、自宅へ帰る事が叶えられました。
看護師が付き添うことで、　思い入れのある地元へ帰りご家族と一緒に過ごすことができました。

実際にご利用頂いたご家族からの感想をご紹介しています。こちらからどうぞ

　事例３

人工呼吸器使用の患者様　病院から施設への入所。
旅行の付き添いにも対応。

→看護師が付き添い、医療機器使用中でも安全に移動できました。

人工呼吸器使用の中学生の修学旅行　についても　ご紹介しています。こちらから。

JUNA会員紹介

このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。JUNA　代表理事の姫田尚美です。

　全国のJUNA会員は、医療専門職として病院や地域で医療職として勤務してきた中でたくさんの患者様に出会いました。
　私自身も以前は総合病院・訪問看護の現場で看護師として勤務しており、入院中に外出（孫の結婚式に行きたい、お正月は自宅で家族と過ごしたい）、最期は自宅で迎えたい、死ぬ前に温泉に行きたいなどなど・・・を思う患者様やご家族の思いにたくさん触れてきました。
　そして、障害や介護者を抱えたご家族のレスパイト（介護する側の休息）の必要性、寝たきりの家族を病院に連れて行くのが大変、障害の子供を他の姉妹と一緒にプールへ連れて行きたいなどなど・・・

　本当に思いは個々それぞれでした。

　JUNA会員は、こんな沢山の患者様やご家族の気持ちに触れ経験を積んだ医療専門職です。
　私たちの活動を、全国に普及させたい、一人でも多くの方の助けとなりたいと考えています。

　それぞれの地域で活動していますので、是非　ご利用されたい方もご相談下さい。
　安心・安全にサービスを提供できるように、連携・学びを深めています。

全国のJUNA会員ご紹介はこちらから→JUNA運営サイト　your supportへつながります。

ご支援の使い道

　寄付金は、
・JUNA会員が行う保険外サービスを利用される方の補助金
・協会運営費として利用させていただきます。

　医療介護保険の利用者負担は、1～3割です。
　訪問看護　60分　いくらかご存じでしょうか？
　医療保険料での設定は1時間約8,000円ですが、医療保険が適用され800円（1割負担の方で）程度の本人負担です。

　保険外看護サービスの利用料金は制度外のため決まってはいませんが、多くは1時間5,000円前後を設定しています。おでかけや長時間の利用となると、高額の利用負担となります。
　保険制度外のため補助金などもありません。

　最期の願いで旅行に行きたい、家族と自宅で過ごしたい。故郷へ帰りたい、ご家族にとっての毎日の介護時間の休息としての利用。

　保険外サービスは制度にとらわれない為、何でもできます。制度外で制限がない分、サービスをする側や受ける側の安全安心を守る事を厳守したいと考えています。
　そのため、JUNAは普及活動の目的として安全・安心したサービスを提供できるように、会員の知識の普及や講座、毎月のセミナー勉強会なども行っています。　

　私たちの活動が、少しでも多くの方に認知され、制度の狭間に入る方や障害や病気のある方、ご家族の助けとなる事にご協力をお願いいたします。

　病気や障害がある方、介護している家族を　孤独にさせない。
　あきらめない生活・楽しみを持てる社会であることを願います。

　皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します。