病院外医療的ケア(保険外サービス)とは
医療介護保険では補えないサービスの総称です。病院外でも医療的ケアが可能です。
一般社団法人日本保険外看護サービス協会(JUNA)は、全国初の保険外サービスを行う全国の医療者が登録する非営利団体です。
保険外サービスを適正に・安全・安心に広げることを目的とし設立。会員はセミナー受講など日々自己研鑽にも励み各地域でサービスを提供をしています。
通院や外出、買い物、冠婚葬祭、旅行の付添、保険制度外での訪問看護やリハビリ、未病予防に対するセミナー活動、美容や健康相談など内容も様々です。
対象は、疾患のあるこどもから大人、高齢者すべての人です。
一時的なケガや地域の活動(祭り、遠足の救護員)で活躍しています。
医療介護保険制度では、介護度や社会保険制度によって、サービス内容や利用時間が決まっていますが、保険外ではそのような制約はありません。
保険外サービスは医療処置が必要な方も希望や状態に合わせ、オーダーメイドでケアを受けることが可能です。
保険外サービスの需要と事例
日本は、急速な少子高齢化、健康寿命と平均寿命は10年以上の開きがあり高齢になると何らかの介護が必要となるともいわれています。また医療的ケア児の増加など様々な医療介護課題があります。
医療ニーズについては、病気と共存しながら、生活の質(QOL)の維持・向上を図っていくこと、そしてこれからの多死社会の中で終末期を過ごされる方やそのご家族の思い(QOD)へのケア。
障害を持つご本人やご家族の手助け、未病予防においての知識の普及など、保険外サービスを全国の医療者が連携し広めていくことが、地域貢献、健康寿命の延伸、地域包括ケアシステムの一助を担える活動と考えています。
病気や介護が必要でも、それぞれの地域で活動する医療者の手があれば、叶うこと。
介護する家族に対しても、休息の時間となります。
- 病院外医療的ケアが可能
- 介護不安のあるご家族も安心
今後、需要拡大が必須となる分野と考えられています。
・寝たきりの方、ご家族と一緒にお孫さんの結婚式に出席したい!!!→看護師が付き添い、式・披露宴に無事に参加。
・地域の中学校に通う医療的ケア児(人工呼吸器、電動車いす、吸引などの医療ケアが必要)の修学旅行の付き添い。修学旅行付き添い~取材に伺いました~ | 日本保険外看護サービス協会(JUNA) (juna2021.org)
・終末期の患者様、自宅で最期を迎える為家族が昼夜付き添っていました。家族に代わって夜間の医療的ケア(吸引や点滴管理、身体介護)などを看護師が付き添い→家族の休息の時間を確保できました。
・コロナに罹患した独居の高齢者、家族からの依頼で状態観察を行う。→介護保険でのコロナ罹患中は訪問介護が中止となったこともあり、見守り状態観察ができなかったらが看護師が訪問し状態観察を行いました。
・人工呼吸器を使用しているALSの患者の外出支援→患者さんが外出の間はご家族は休息の時間となりました。
・入院中に外出したいが、おむつ交換や車いす利用であるため家族だけでは不安だった→看護師が付き添ってくれ安心して外出ができた。
それぞれの希望で、医療者のケアが届けられています。他にもこのような依頼もあります。
・お墓参りに行きたいが、一人では難しい。
・終末期の家族、どうしてもみんなで温泉に行きたい。
・定期通院の付添。活動紹介~看護師の通院の付き添い~ | 日本保険外看護サービス協会(JUNA) (juna2021.org)
・訪問看護等利用しているが、旅行先ではその土地で活躍しているJUNA会員が対応できます。全国で活動する会員が連携しサービスを提供。
私たちの活動は、医療者や介護職員、行政、介護しているご家族、まだまだたくさんの方に認知されていません。しかし、サービスを必要とされる方はたくさんいます。
たくさんの方に知ってもらうこと、社会保障制度では補えないサービスを必要とする方が少しでも利用しやすい環境を整えたいと考えています。
安心・安全な保険外サービスを必要とする方々へ届けたい
このページに辿り着いてくれて、ありがとうございます。
保険外サービスは、決まった制度もなく自由にサービスが提供できます。しかし、自由である分、提供者や利用者の安全を重視し守ることが必要だと考え当協会を設立いたしました。
JUNA会員は、JUNAガイドラインに沿って保険外サービスを提供しているので安心してご利用ください。
一般的に、社会保障制度内の医療訪問看護を60分利用すると約8,000円、その1割負担の場合は利用料は約800円程度です。
保険外サービスの提供料金については全額自費となるので1時間5,000円~8,000円と設定されていることが多いです。1時間利用で5,000円・・夜間8時間・・1泊2日と利用すると・・・数万円以上と高額になります。
病気や障害を持った方や、介護するご家族、少しでも多くの方に安心してご利用していただきたい。そして、JUNAの活動が全国に広まり、将来はJUNAのサービスが地域包括ケアの一助を担えるように・・・
皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
出逢うすべての人に感謝を・・・
一般社団法人日本保険外看護サービス協会(JUNA)
代表理事 姫田尚美
ご支援の使い道
JUNA会員が提供する保険外サービスを利用される方に対して、サービス利用料補助金として寄付金を利用させていただきます。
医療ケア(吸引、人工呼吸器、点滴、終末期など)が必要な状態の方へ利用します。
利用させていただいた寄付金については、利用者の声などで活動内容をホームページなどで報告させていただきます。
また、ご寄付いただいた個人・法人の方は、氏名や事業所などをホームページでご紹介させていただきます。(ご希望のみ)
皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。