公益財団法人神奈川芸術文化財団

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KAAT神奈川芸術劇場は、2011年、モノをつくる(芸術の創造)、人をつくる(人材の育成)、まちをつくる(賑わいの創出)の「3つのつくる」をミッションとする創造型劇場として開館しました。以来、皆様により豊かに生きる力をお届けすることが出来るよう、芸術文化の創造発信とそれを担う人材の育成に取り組んでいます。 2021年4月からは、劇作家・演出家・俳優の長塚圭史を芸術監督に迎え、演劇やダンスのファンの皆さんはもちろん、まだ劇場を訪れたことがない皆様にも足を運んでいただけるような“ひらかれた劇場”を目指し、3つの柱のもと、劇場を運営しています。
2024-01-15 16:57
プロジェクトⅢ 聴覚障がい・視覚障がいの方に向けた鑑賞サポートの提供
『アメリカの時計』では、聴覚に障がいのある方がこの作品を楽しんでいただけるように、台本の貸出、字幕タブレット機のお貸出し、ろう者の方の手話による事前説明会(手話通訳士による通訳、AI字幕)を行いました。

KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』 字幕の写真

活動概要
『アメリカの時計』では、聴覚に障がいのある方がこの作品を楽しんでいただけるように、台本の貸出、字幕タブレット機のお貸出し、ろう者の方の手話による事前説明会(手話通訳士による通訳、AI字幕)を行いました。もちろん、タブレット機のお貸出しや説明会は無料です。
そして、より分かりやすく鑑賞サポート情報をお伝えするため、手話による告知動画をYouTubeで公開しました。
字幕はセリフを文字で伝えるだけではなく、劇中の音をマンガの”オノマトペ”(擬音・擬態語)風に描写し、音情報も演出した演劇の世界をお届けしました。
演劇鑑賞が初めての方には安心して、慣れている方にとってはより深く、作品を味わっていただけるように事前説明会も開催。その事前説明会も、ご自身がろう者である方が、「こんな情報を先に知っていたら鑑賞しやすい」と練り上げた内容になっています。ここでは、手話、その手話を手話通訳士が日本語音声に、そしてその音声をAI翻訳で字幕表示にしています。手話がいい方も音声がいい方も文字情報がいい方も一緒に参加できるための工夫です。

活動実績
KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『アメリカの時計』(作:アーサー・ミラー 翻訳:髙田曜子 演出:長塚圭史)
公演日程:9月15日(金)~10月1日(日)
会場:大スタジオ
鑑賞サポート実施公演 9月22日(金)、23日(土)
22日 :4名(事前レクチャーご参加4名、字幕タブレットご利用者3名、台本貸し出し1名)
23日 :5名(事前レクチャーご参加5名、字幕タブレットご利用者5名、台本貸し出し1名)

鑑賞サポートご利用の方のアンケートから
・今回のようなサポートがいつでもあると良いです。見たいときに楽しめるように。
・事前に説明を聞いたことで内容がよく分かった。タブレットの字幕も読みやすく、感情の高まりによって文字が大きくなったり、時計の音や町の音もアニメのように表現されて、楽しく、面白かった。
・事前説明会では、必要なことをコンパクトに説明していただいてわかりやすかった。タブレットでこのような形で観劇できるとは驚きでした。
・文字のフォントを変えたり下方に効果音・背景音などが入るのも面白い試みで「エキマトぺ」を思い出しました。
・腰にあてるような姿勢で見ましたが、最近長時間の劇や映画を見ておらず最後の方は少し疲れが出て、肩もちょっとこりました。

事前説明会の様子
手話による告知動画から
客席の様子
団体情報
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