公益財団法人神奈川芸術文化財団

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KAAT神奈川芸術劇場は、2011年、モノをつくる(芸術の創造)、人をつくる(人材の育成)、まちをつくる(賑わいの創出)の「3つのつくる」をミッションとする創造型劇場として開館しました。以来、皆様により豊かに生きる力をお届けすることが出来るよう、芸術文化の創造発信とそれを担う人材の育成に取り組んでいます。 2021年4月からは、劇作家・演出家・俳優の長塚圭史を芸術監督に迎え、演劇やダンスのファンの皆さんはもちろん、まだ劇場を訪れたことがない皆様にも足を運んでいただけるような“ひらかれた劇場”を目指し、3つの柱のもと、劇場を運営しています。
2024-09-02 11:22
グリーンシアター・ワークショップ~持続可能な舞台芸術を目指して~
KAAT神奈川芸術劇場は、2023年3月に「劇場がサステナビリティを考える 〜 環境に優しい舞台芸術」と題した講座を開催し、イギリスにおいて既に活用が始まっている環境配慮のためのガイドライン「シアター・グリーン・ブック」について学びました。 近年、舞台芸術の世界においても環境に配慮し創作や上演をおこなう事例が増えてきましたが、未だその関心が広く高まっているとは言えません。 KAATでは「グリーンシアター」の姿を考えるために、2024年度から継続的にワークショップを開催して理解を深め、実践に繋げていくことを目指します。

活動概要

環境に配慮しながらこれまで以上に豊かな表現を生み出す舞台芸術「グリーンシアター」の姿を考えるために、文化施設の職員や劇団を運営するスタッフ、俳優など、舞台芸術に携わる様々な方に講座にご参加いただきました。
前半はファシリテーターの大島さんから「シアター・グリーン・ブック」と日本における「グリーンシアター」の取組みの現状について、ゲストの加藤さんからイギリスでの海外研修で学んだ「グリーンシアター」の事例についてご紹介いただきました。後半は、参加者が8つのグループに分かれ、環境に配慮しながら創作や上演を行う未来の劇場の姿を考えるグループワークを行いました。奇想天外なアイディアから、予算、人員体制、行政との関係などを意識した現実的なプランなど、多様で個性的な未来の劇場の姿が提示され、各参加者がそれぞれ舞台芸術と環境について思いを巡らせる時間となりました。
KAATにおいては、今後も継続的にグリーンシアター・ワークショップを開催してまいります。

環境に配慮しながら創作や上演を行う未来の劇場の姿を考えるグループワークの様子
グループワークの様子
「サステナビリティ」または「持続可能性」とは、将来にわたって環境がその多様性や生産性を持ち続け、その中で私たちの社会がその機能を継続していくことのできるシステムやプロセスのこと。
いま社会が取り組むべき大きな課題であり、舞台芸術に関わる者もその一員として例外でいることはできません。

活動実績

KAAT人材育成プログラム
グリーンシアター・ワークショップ 〜持続可能な舞台芸術を目指して〜
ファシリテーター:大島広子(舞台美術家、一般社団法人Image Nation Green代表理事)
ゲスト:加藤絢香(国立劇場制作部伝統芸能課制作係))
日程:2024年6月10日(月)
会場:KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ
参加者:38名

参加者のアンケートから

・グリーンというアイディアが自分にとって清新な考え方でしたので、終始目から鱗でした。
・イギリスの現状を実際に体験された方の生の声を聞くことが出来、有意義だった。
・普段接することのない専門・地域の方達と話せて、ちょっとした言葉の端々からも感覚の違いを窺い知ることができ、興味深かった。視野が広がりました。

団体情報
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