文化財の日本犬とはペット扱いでいいのか
日本古来の何万年も生きた日本犬は文化財の日本の宝です。
甲斐犬は虎犬と呼ばれた狩猟のよきパートナーです。
文部省より1934年に天然記念物に指定された日本犬です。
山梨県西部(甲斐の国)の山間部で猟をする人たちの中で飼われていた「幻の縄文犬」の一種と呼ばれる犬種類です。
一説には古代犬とも呼ばれています。


集めたお金の使い方
DNA鑑定の費用と研究の費用に使用します。また、日本犬の保護活動や犬種の固定化を図るための活動費用等でも使わせていただきます。
犬種によって違いますが、甲斐犬はミックスになってしまい、元の姿がわからなくなってしまっている。DNA鑑定をすることで本来の甲斐犬を取り戻すためにDNA鑑定が必要です。
日本犬の頭数が減っているため、次の作出をするにあたって、血統が濃くなります。同じ血族ばかりが残る未来は、子孫を残さないという結果を招きかねません。そのため、きちんとDNA鑑定をすることで、本来の日本犬の保存に近づくことができます。
日本犬の中に交雑してしまった雑種その他の犬の遺伝子を新たな交配において排除していく作業を続けなければ、日本犬が保たれません。



日本犬の現在のおかれた状況
現在のルールの中で、日本犬が翻弄されている。質の悪い犬を商業レベルで過剰生産する傾向があります。本来日本犬は天然記念物なので、商品にしてはならないはずではないのか。それは質の良い犬を残すためには、商品としてではなく、文化財として健康体で元来の姿を維持していることが大切だと考えます。
活動費用のご協力について
目的は優良な犬の種の保存です。そのため、ほぼボランティアとしての活動が多く、新しい飼い主様に寄付の強制はできません。餌や、疾患等の治療費など、犬に必要な保護費用以外は、活動費の金銭的補助を受けることができません。
犬たちを守り続けるための活動費用に、ご協力いただけましたら幸いです。


主な活動内容
- 日本古来の優良な日本犬を後世まで残す活動
作出対象の親犬を探す活動
NPOの名前で犬を作出するためには、犬の出自および作出者の調査が必要です。
長年の経験を活かし、系統の犬の欠点等を理解し調べます。
交配犬を探してほしい。というご要望があります。立ち合いをご希望される場合が多いため、全国ご依頼のあるところへ行かせていただいています。
- 日本犬の子犬の犬種の継承者への譲渡
一般家庭で飼育しながら、この犬の継承に協力してくださる方を募集しています。当NPOの活動を理解してくださり、保存のために協力できる犬をお持ちの場合、ご依頼先へ行かせていただきます。
- 展覧会への参加
日本犬に知識のある審査の方に、欠点を補うための指導を頂くため展覧会へ参加します。
犬種の固定化を図るためにプロの目を入れていただきます。定期的に日本犬保存会に指導を仰ぎます。
固定化とは・・・基準に則った体系であること。標準の毛色、体躯、顔貌の固定化


- 日本犬の保護活動
保護対象の犬がいるという情報を得た場合、代表及び会員が、犬に面談します。のち、SNS等で新しい飼い主様の募集を致します。新しい飼い様の条件を確認させていただいたうえで、譲渡活動を致します。ただし、日本犬の中型及び小型に限ります。
活動に必要な経費
<活動に費用>
DNA鑑定の費用と研究の費用
日本犬の譲渡活動費用
展覧会への参加費用
日本犬育成施設維持管理費
日本犬訓練の交通費
車輌費用(購入、維持管理費等)
日本犬希望者の出張面談(全国)
日本犬トレーナー人件費(新人育成費含む)
物損等、弁済費用
保護犬要請の面談(全国)
保護犬餌代
保護犬医療費 狂犬病予防接種、混合ワクチン、フィラリア薬、ノミ・ダニ薬、健康診断、怪我や病気の治療費
等、活動で必要経費





