公益社団法人日本駆け込み寺

夢をあきらめかけたトー横キッズが描く「世の中に発信したい」新聞作りを実現させたい!

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支援総額
960,000
38%
目標金額 2,500,000
サポーター
105
終了しました
2024年04月30日 23時59分 まで
公益社団法人日本駆け込み寺は、子ども食堂「歌舞伎町みらいカフェ」での食事提供や歌舞伎町の清掃活動中の声かけなどで「トー横キッズ」たちを支援しています。世間やメディアでは、非難されているキッズたちですが「自分たちの力でアクションを起こしたい!」と立ち上がっている子ども達もいます。そういった子どもたちの”やりたい”ことの1つに、今の若者の悩みや非行、薬物についてなどを自分たちで発信したいという思いがありました。そこで当団体は、発信するための「トー横新聞」を子どもたちと作成することにしました。一緒に作成するといっても、アポ取りから取材、編集まですべて子どもたちが行い、そのサポートを当団体が行います。今回、この新聞を作成するための資金を募ることにしました。

このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高めることで、寄付文化の浸透およびNPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。

▼GIVING for SDGs特設サイト
https://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
▼ソニー銀行のウェブサイト
https://moneykit.net/?cid=cf_gfs013_01

公益社団法人 日本駆け込み寺とは

公益社団法人日本駆け込み寺は新宿歌舞伎町で20年以上、5万件以上のあらゆる相談に乗ってきました。電話、メール、面談でどのような相談にも対応しています。

日本駆け込み寺は、「たった一人を救う」「被害者も加害者も救う」、そして「いのちのワンストップ支援」という「救う」を実践、支援できる社会を目指します。相談した人が、新たに自立的に日常生活を送れる社会、相談された人が成長できるようサポートします。たとえ失敗したとしてもやり直しできるよう、他団体などとも連携して横断的なシステムを構築していきます。性別、年齢、宗教、国籍などを一切問わず、すべての人たちを受け入れる社会、すべての人が居場所を確保できる社会を目指します。

トー横キッズの現状と課題

■現状:シネシティ広場に集まる「トー横キッズ」と言われる子どもたち。現在は、警察の取り締まり強化はあるものの変わらず子どもたちは全国各地から集まってきます。シネシティ広場ではキッズたちがお酒を飲み交わしたり、オーバードーズをしていたり、TIKTOKを撮影していたりと管理がとれていない状態です。また家出をしてきた子も多く、歌舞伎町にあるインターネットカフェやラブホテルに複数人で寝泊りしていたりします。

■課題:未成年の喫煙や飲酒だけでなく、リストカットや市販薬の大量摂取が横行しています。「周りがやっているから」という安心感や好奇心から始めてみて、抜け出せない子どもたちが多いです。また、情弱な彼らを利用した大人もいます。子どもたちを利用する大人たちは薬や大麻などを渡す代わりに性交渉を強要したり、薬を売らせたりしています。さらに、お金を稼ぐために女の子たちはパパ活といった援助交際をしたりするケースも少なくないです。

参考記事:市販薬オーバードーズ、安ホテルに集団で宿泊...同じ境遇の子を探して歌舞伎町に集う「トー横キッズ」の今(東京新聞)

トー横新聞を作るきっかけ

世間やメディアからは「トー横キッズ」全体が、迷惑な存在として描かれている彼ら。しかし、実際は全員がそういった訳ではないです。今の環境が良くできないかを自分たちで考えながら、行動に移している子たちもいます。

最近の例としては、シネシティ広場にいるある少年が「トー横にいるみんなに焼肉をお腹いっぱい食べさせたい」という思いから、日本駆け込み寺の子ども食堂の時間帯と場所を借りて、焼肉を実際に提供したという話です。彼は、牛肉の寄付も自分で募り周りへの告知なども自分で行いました。さらには、江ノ島に行く計画を自分たちで発案し、歌舞伎町の外の世界に触れようとしている子どもたちもいます。

このような子ども達の様子を見た、代表の天野はじめとする日本駆け込み寺のスタッフは、こういった子どもたちと話し合い自分たちの状況や思いを発信しようという話になりました。「自分たちにも意思はあって、現状を良くしたいと思っている。その思いを何か形にして世の中に発信していきたい。」そういった意見が子どもたちから沢山出てきました。それを新聞とオンライン記事という形で発信していくことに決まりました。それが教育現場や行政の現場等で、役に立っていってほしいと思っています。

歌舞伎町を離れて、将来は社会で活躍出来るように

ボランティアの小林さん(約1年前から清掃活動のボランティアをしている)

今は希望がない子も多いかもしれないけど、将来は社会で活躍していってほしい。子どもたちの中で、行動をとっていく人が成功して歌舞伎町離れができるようなモデルが必要だと思う。何かしらモデルを生み出して、それに周りの子どもたちが憧れるような環境が必要不可欠だと思うんです。そして、何より周りの人から支えられているという感謝の気持ちもこのプロジェクトを通じて持ってほしいです。便利な世の中になりすぎているからこそ、すぐに答えや快楽を求めてしまいがちだけど、人と協力して何かを成し遂げるという過程も大切にしてほしい。

1つの目標に向かって挑戦する喜びや感動を

公益社団法人日本駆け込み寺 代表 天野将典 

世間からのトー横キッズに対する目と、実際の子どもたちとのズレをなくしていきたいと考えています。子どもたちも礼儀や挨拶はしっかりするし、食堂の時の食べ方もきれいです。ただ現実に対して何も期待をしていない、未来に希望を持っていない子どもたちが多いです。このプロジェクトを通して「自分たちでも行動すれば出来ることがたくさんある」という気持ちを持ってもらいたいです。同じような境遇の子ども同士でわいわいするのも楽しいけれど、自分たちで何か1つの目標に向かって行動し達成する喜びや感動を感じてほしい。そうすることで、自分たちにも可能性は大いにあるということを自覚して自尊心をもっと持たせたいです。その結果、オーバードーズや薬物などが馬鹿らしくなると思っています。

寄付金の使い道について

目標金額250万円

・紙面媒体:¥522,000
 8ページ1000部発行¥52,200×10回
・hp作成:¥800,000
・取材謝礼:¥500,000
・交通費、事務所維持費、新聞発送非:¥678,000

日本駆け込み寺の取り組み

①無料相談活動

日本駆け込み寺では、直接面談、電話・メールにて完全無料で相談を受け付けています。相談内容はどんな内容でも可能で世間では少ない”よろず相談所”です。

②子ども食堂「歌舞伎町みらいカフェ」

毎週土曜日の13時から18時は、子ども食堂「歌舞伎町みらいカフェ」を実施。毎回メニューを考え、季節に合わせた特別メニューも出しています。食事の仕込みや提供は、ボランティアさんの手によって支えられ、食材はほとんどが支援者さんからのご寄付です。ここに来る子どもたちは、「トー横キッズ」と言われる歌舞伎町シネシティ広場に集まる子どもたちがほとんどで温かいご飯を通して、子どもたちの心の拠り所を提供しています。

③歌舞伎町の清掃活動

月曜日~土曜日(祝日を除く)の15時から16時、18時から19時に歌舞伎町の清掃活動を行っています。、ボランティアさんのご参加によって成り立っています。時には、シネシティ広場にいる「トー横キッズ」たちも清掃活動を手伝ってくれます。歌舞伎町の現状をごみから知ることができます。

④若年女性支援

水曜・金曜・土曜の夜21時から若年女性支援の一環としてアウトリーチ活動を行っています。事務所の目の前にある大久保公園で売春をしている女性や町にいる若年女性に対して、ティッシュやカイロ、化粧品やお菓子などを配りながら、日本駆け込み寺の存在や何か困り事がないかを話して回っています。また一定時間はトイレの貸し出しやスマホの充電、軽食の提供を行ったりしています。

⑤講演・研修活動

日本駆け込み寺では、20年以上に渡り5万件以上の相談に乗ってきたノウハウを生かして講演・研修も行っています。企業や学校などから様々な依頼があり、問題解決方法や日常に潜む危険などご依頼に応じて対応しています。

⑥啓発イベント

繁華街における危険についてや性に関する知識など、行政や他団体と協同で啓発イベントなども行っています。

団体情報
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