東京小児療育病院は創立六十周年、西多摩療育支援センターは創立二十周年を迎えました
本法人では、東京小児療育病院(武蔵村山市)と、西多摩療育支援センター(あきる野市)の2施設を運営し、東京都北多摩西部地域および西多摩地域を中心に近隣県含め周辺地域における、障害児・者の療育支援を行っています。
活動開始から今日にいたるまで
本法人は、「帝国女子医学専門学校」(現在東邦大学医学部)の同窓会が終戦後の昭和三十年当時、未だ手付かずの領域であった肢体不自由児の療育とご家族の支援を目的として設立し、昭和三十九年同窓会の有志の出資により国有地の払い下げを受け「東京小児療育病院」を開院いたしました。以来、障害児者へ総合的な療育を提供する施設として、今日まで先導的な療育活動を展開してきました。
また、平成十六年には地域のご父母の要請と行政機関や関係者のご支援により「西多摩療育支援センター」を開設し、東京都西多摩地区の医療及び福祉の総合センターとしての役割を、になってきました。
活動内容の詳細、実績について
東京小児療育病院は、長期入所150名、短期入所および治療入院26名、通所36名の利用と、外来診察とリハビリに1日平均210名の方々が利用されています。
西多摩療育支援センターは、長期入所32名、短期入所16名、通所30名の利用と、外来診察とリハビリに1日平均110名の方々が利用されています。
代表者メッセージ
本法人は帝国女子医学専門学校(現 東邦大学医学部)の同窓会である鶴風会が、昭和39年に開設しました。当時、障害児への社会的認識、理解度は低く、また障害児・者の専門医療者が少なかったので、試行錯誤の状態でした。
脳性麻痺の早期療育から始まった事業は60年の間、すべての発達障害を対象とする「障害医療」の道を切り開いてまいりました。
ご家庭との連携も密となり、後援して下さる方々の支援もいただきながら、本施設の理念を目指して、日夜精励しております。
募金いただきましたの使い道について
老朽化した施設の改修に向けた取り組みに活用させていただきます。