認定NPO法人釜ヶ崎支援機構
認定NPO法人

住まいを失った方が新しいスタートを切るための居住支援を応援してください

認定NPO法人釜ヶ崎支援機構では、住まいを失った人へ住居と生活支援を提供する居住支援を行っています。 住む場所と同時に、その人の困りごとに応じた様々な支援を実施します。

活動・団体の紹介

認定NPO法人釜ヶ崎支援機構は、1999年から大阪市西成区で活動を行っています。

活動内容は、高齢労働者の雇用創出や緊急宿泊所の運営、野宿状態でも利用できる就労支援施設、居住支援、高齢者や若者の居場所づくり、就労体験ができる飲食店の運営、ライン相談など様々な活動を行っています。

あいりんシェルター(緊急宿泊所)
草刈りボランティア(高齢者も若者も参加しています)
ライン相談

居住支援では、住まいがなくて困っている方に対して住まいを提供し、同時に生活全般の支援を実施します。住まいがなくなる段階で住まい以外の困りごとが発生している場合が多いため、就労、病院受診、債務整理など、幅広く対応しています。

活動の背景、社会課題について

認定NPO法人釜ヶ崎支援機構では、長年、地域に密着した生活困窮者への支援を行ってきました。時代や制度の移り変わりと共に、必要とされる支援を実施する中で、居住支援も発足しました。

私たちが活動する「釜ヶ崎」と呼ばれる地域は、高度経済成長期には日雇い労働の街と呼ばれ、たくさんの労働者たちが生活していました。労働市場が活発になる一方で、労働・生活環境の劣悪さ、貧困などの課題が存在していました。

そんな状況を改善しようと有志で集まった地域住民や団体が、街や生活困窮者の生活状況を良くするための活動を行い、その中で釜ヶ崎支援機構が設立されました。

様々な方の努力と尽力の結果、近年では法制度が整い、最低限の生活の保障もされるようになってきました。

しかし、それでも生活に困っている人は後を絶ちません。現在、ネットが普及し、かつてに比べ仕事や生活に困った際の情報を手軽に得ることができるようになりました。生活に困ることはなくなりつつある状況にも見えますが、仕事の複雑化、情報格差なども影響し、生活や住まいが不安定になる人は少なくありません。

さらに、ケアリーバー(社会的養護の元で育ち、その保護や支援から離れた若者のこと)についての問題が深刻で、社会的養護が適用されなくなった後の生活構築や環境への適応が難しく、生活困窮に陥るケースも多く見られます。

結果、住まいがなくなり、ネットカフェや友人宅を転々とする不安定な生活を送っている方が多くいます。一見すると、ただのネットカフェ利用者、友人宅に泊まっているだけのようにも見え、周囲の人から困っていると気付かれにくい状況にも陥りがちです。

若年層を中心に見えずらい貧困が広がる中、コロナ渦において一気に失業者や生活困窮者が増えたことをきっかけに居住支援が始まりました。

居住支援の部屋

活動内容の詳細、実績について

居住支援は2020年9月から開始し、西成区内アパートの約20室程度の部屋を借り上げ、生活困窮者に住まいを提供しています。また、同年には大阪府のモデル事業に選ばれました。

居住支援では、まずは聞き取りを行い、その方に適した支援を検討します。

聞き取りのうえ、居住支援が必要だと判断すれば実際に入居していただくことになります。

入居手続きや、生活が安定するまでの緊急的な食糧支援などを実施し今後の計画について支援員と一緒に考えてもらいます。

居住支援では、必要に応じて通院同行やハローワーク同行、福祉サービス申請の援助、就労体験先の紹介などを行います。「暮らす」ことにおいて必要なことを一緒に取り組んでいくイメージです。

また、相談員と相談のうえ求職活動に必要な交通費を支給するなど必要経費を支給したり、家賃の支払い方法の相談など、経済的な支援も行います。

建物や物を提供するだけでなく、支援員や地域住民との関り、仕事や福祉施設などでの社会との繋がりなど、困ったり困りそうになったときに頼れる居場所を作ることが大事だと考えています。

面談の様子
居宅への訪問の様子

スタッフメッセージ

寄付金の使い道について

いただいた寄付金は、居住支援物件の家賃や、家具家電、利用者さんへ支給する必要経費、食料品の購入などに使用させていただきます。

あなたの応援で、生活に困っている方が新しいスタートを切ることができます!

ぜひ、ご支援よろしくお願いいたします。

団体情報
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