私たちの想いーVisionー
「多胎ファミリーが安心して楽しく育児できる社会の実現」
なぜ多胎支援が必要なのか?
日本では、1%の確率で多胎児の親となります。
母親はお腹の中で同時に2人以上の子を宿し、妊娠合併症や早産などリスクの高い妊娠生活を送ります。同じ境遇の仲間を見つけることは難しく、インターネットなどの数少ない情報を頼りに、不安な日々を過ごします。
長期の管理入院を強いられ絶対安静となるケースも多く、母体の筋力や体力は衰えていき、
出産でさらに身体へダメージを受けたのち、多胎育児がスタートします。
多胎児の半数が早産となり、双子の新生児の平均出生体重は2100-2200g。
1500g以下で生まれることも多いのが現状です。
無事に子どもたちも退院し、めでたし、ではありません。
双子のご家庭に待っているのは、「1日24回、2時間置きの頻回授乳とそれに伴うおむつ替え」です。
みつごのご家庭の場合は1日36回の授乳と・・・。
多胎児の親は必死に、寝る時間もなく産まれたての小さな赤ちゃんたちを育てるため、虐待や産後うつのリスクも高くなります。毎日子どもたちを生かすことで精一杯。助けを求める気力も時間もないのです。
多胎家庭を支える包括的ネットワーク
そんな多胎家庭を支えるためには、当事者同士の助け合いだけでなく、包括的ネットワークが必要です。研究者、医療、保健、福祉、行政、教育、保育、子育て支援者などが連携し、長期継続的に支援していくことが重要です。
ご支援の使い道
皆様から頂いたご支援は、例えば下記のような用途に使用します。
<3,000円のご寄付を10名>の方からいただければ、1回の交流会を開催でき、多くの多胎ファミリーを孤立や疎外感から救うことができます。
複数の赤ちゃんを連れての外出は困難です。大きなベビーカーに、人数分の荷物、子どもたちのコンディション。外出できても辛い思いをすることも多く、多胎家庭は孤立しやすい環境にあります。
交流会を開催することで外出のきっかけを作ることができ、多胎家庭の孤立防止、虐待予防にも繋がります。
同じ多胎育児の仲間と交流を持つことで不安や悩みの軽減にもなります。
<5,000円のご寄付を10名>の方からいただければ、1回の多胎プレファミリー教室を開催でき、多くの多胎ファミリーに多胎の正確な知識とピンポイントな多胎情報を届けることができます。
通常自治体や産院が開催するプレファミリー教室は単胎児向けにプログラムされています。
多胎家庭は参加しても当てはまらない事項が多く、多胎についての正しい情報は得られません。
関東多胎ネットが多胎プレファミリー教室を開催することで、多胎専門の医療従事者からの基礎知識や先輩ファミリーからのリアルな体験談を知ることができます。
妊娠期から必要な情報を得ることで、産後の多胎育児のイメージも湧きやすくなります。
多胎ファミリーが安心して楽しく育児できるよう、ぜひご支援をお願いいたします