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2022年10月から12月までの3ヶ月間、一般社団法人Kids Code Clubでは第1期プロボノプロジェクトとして6名のプロボノさんに参画いただきました。個人寄付・人事・助成金・事業企画という4つのプロジェクトチームを立ち上げ、プロボノさんとコアメンバーで共同して進めて参りました。
12月22日に、その全プロジェクトの納会を行いましたので、ご報告させていただきます!
個人寄付チーム
非営利団体の成長に不可欠な寄付集め。これまでもキッズコードクラブへの寄付は受付けておりましたが、しっかりと広く伝えることができていませんでした。
個人寄付チームでは、3名のプロボノチームを組んで参画いただきました。まずはリサーチ業務から開始して、コアターゲットへのインタビューや既に多くの個人寄付を集めている非営利団体へのヒアリング、寄付決済プラットフォームへのヒアリングを経て全体設計を行いました。
その後に、寄付決済プラットフォームの選定を行い、ターゲット設定、継続寄付ページの作成を進めていただき、寄付者向けのコミュニティ構築の企画案、SNSマーケティングの立案、Google Ad Grantsの運用と改善施策まで、3ヶ月間で驚くほどのものをゼロから形にして頂きました。
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人事チーム
全ての業務の基盤となる人事制度の構築に、人事チームとして1名のプロボノさんにご参画いただきました。
キッズコードクラブの全業務はオンラインで完結するので、スタッフは全員フルリモートとなります。その中で出てくる人事周りの課題のあぶり出しから、将来的に「どんな組織にしたいか」の意識の共有まで、しっかりとドキュメントにして明文化することで、コアメンバーの意識の違いも共有することが出来てとても価値あるものとなりました。
契約書のレビューや、就業規則制定の土台作り、弁護士さん・社労士さんの選定まで、3ヶ月という短い期間で今後のキッズコードクラブの基盤となる制度の土台をしっかりと構築していただきました。
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助成金チーム
非営利団体の活動財源の中でも多くの割合を占める「助成金」、その事務処理の業務量も膨大なものになります。
今回、助成金チームとして1名のプロボノさんにご参画いただきました。
期間中の3ヶ月間に申請予定の助成金申請書類(下の画像では申請先は伏字にしております)のレビュー、修正提案、全体構成の提案もいただき、自分たちの活動と成果をしっかりと正確に言語化していく手法を学ばせていただきました。
また、外部から活動資金をいただく非営利団体として、その課題と活動と成果をしっかりと報告書にまとめることは非常に大切な業務の1つなのですが、フロント業務のスタッフは足元の業務に追われる中、なかなか時間がとれないという事も起こりがちです。そんな中でも、しっかりとレビューして報告書に落とし込んでいくことの重要性をあらためて学ばせていただきました。
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事業企画チーム
キッズコードクラブは、2021年7月までは全業務をボランティアで運営しておりましたが、より多くの子ども達へと機会を届けるために2021年7月に初めて助成金をいただいて、より多くの子ども達に向けて継続して事業を行う体制を整えてきました。
メイン事業である「放課後プログラミングクラブ」で直に子ども達と関わるスタッフだけでなく、その裏では数十人のスタッフが様々な関わり方をしています。
そんな組織と事業全体を、どう舵取りしていくか。
コアメンバーの業務内容のヒアリングから丁寧にはじめていただき、現状と理想の時間配分を明確に認識することができました。フロントで子ども達と接していると、あれもやりたい!これもやりたい!と湯水のように湧き出てくる企画案、でも今のフェーズでは、「やらないこと」をしっかりと決めていくことが重要となります。
企業セクターと違って、事業拡大=資金獲得とはならない非営利組織の運営と、その事業企画をしっかりとサポートしていただきました。
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2022年12月22日に、キックオフMTGと同じ放プロ会場(oVice)にて、プロボノプロジェクト納会を開催しました。
キッズコードクラブとして、プロボノチームの皆様との初めてのプロジェクトは、通常業務と並行しての実施ということもあり、沢山の成果・学びを得つつも、反省も多いものでした。
納会の最後に、プロボノチームの皆さんから、「KCCがもっと良くなるために」というテーマで、様々なアドバイスもいただき、本当に感謝しかありません。初めてのプロボノさん達が、この方たちで良かったなと、心から思える時間でした。このご恩は、しっかりと子ども達へ機会を提供することで繋げていきたいと思います。本当にありがとうございました!