コロナは高校生の家計も直撃しています
"収入が減ったので今の生活費も不安ですし、大学にいかせる為にお金があるのかとか子供が大学受験ができるのか不安だらけです。"
これは、NPO法人キッズドアが支援したお母様から、5月半ばに寄せられた声です。
仕事が無くなる、パートが減らされる、休業になる、多くの人が生活の不安に怯えています。それは、子育て家庭でも同じです。その中でも、私たちがもっとも心配なのは、高校生です。
コロナの前から、日本では高校生に対する経済支援はとても少なく、その結果、アルバイトをしなければならない高校生も少なくありません。コロナの前もキッズドアがサポートする高校生の多くはアルバイトをしていました。高校生活に必要な教材や修学旅行の積立、部活の費用、お小遣いなどを自分で稼ぐ高校生はたくさんいます。大学に進学するためにアルバイト代を貯金している高校生はたくさんいます。
そんな高校生のアルバイトにも、コロナの影響が出ています。キッズドアが2020年3月末に高校生を対象にしたアンケートでは、アルバイトをしている高校生の6割がアルバイト代が減ったり無くなったりしています。
コロナの影響で家庭の収入が減り、アルバイトも減る中で、私たちが心配するのは、今まで頑張ってきた困窮家庭の高校生が大学進学を諦めてしまうことです。
まさに、コロナで高校生の人生が変わってしまうのです。
数万円のお金があれば受験をあきらめずにすみます
私たちは2011年から、困窮家庭の高校生の大学受験をサポートしてきました。そこでわかったのは、そういう高校生にとっては、模擬試験や英検の受験料、自分で勉強するための問題集や参考書などのテキスト代などの費用を捻出するのがとても難しいということです。塾や予備校に通うための何十万円というお金ではなく、年間であと数万円、受験のために使えるお金があれば、大学受験を諦めずにすむのです。
しかし、コロナで仕事がなくなったり、減収で頭を悩ます親に、「模擬試験代7000円ちょうだい」「3000円の参考書を買いたい」とは言えません。親がいくら、気にしなくてもいいよ、と言っても、親を思えばこそ大学受験をあきらめてしまう。
これほど悲しく、残念なことはないと私たちは思います。
また、昨今の大学受験は情報戦です。推薦、AO、一般など多様な入試形態、まして今年はセンター試験から共通テストに変わります。コロナの影響で受験の日程も未だ不透明です。様々な奨学金や学費免除など教育資金のサポートも必要です。ひとり親や共働きで親も忙しく、また家にPCがない家庭も多い中、情報収集を高校生自らが行うことには限界があります。
数万円のお金と的確な情報提供があれば、困窮家庭の高校生でも受験勉強を諦めずにすむのです。
受験勉強サポート奨学金は、認定NPO法人キッズドア基金が寄付を集め、高校3年生に5万円、2年生には3万円の奨学金を支給します。さらに、NPO法人キッズドアが奨学金を受ける高校生に、10年間の無料大学受験指導のノウハウを凝縮した的確な情報提供を行います。メールやLINEで繋がり、孤独になりがちな受験生を最後まで応援し続けます。
そして、何よりも多くの方々が自分を応援してくれている、皆様のご寄付という応援が高校生を支えるのです。
下のハガキは、コロナで大変な子育て家庭に、文房具と2000円のクオカードのセット「コロナに負けるな!家庭学習応援パック」をお送りしたご家庭から届いたお葉書です。これはほんの一例です。ギリギリの生活の中、学びを続けるためにはあなたの応援が必要です。
今こそ、子どもたちを支えましょう
受験勉強サポート奨学金は、認定NPO法人キッズドア基金とNPO法人キッズドアが協力して実施します。キッズドア基金は寄附金控除が受けられるメリットを生かし、社会からご寄付を集めて困窮家庭の子どもたちに奨学金等の金銭的支援をするために2018年1月に設立された団体です。一方NPO法人キッズドアは2007年に設立し、10年以上貧困家庭の子どもたちに学習支援を行なっています。理事長の渡辺由美子は、日本の子どもの貧困に関する著書もあり、内閣府や厚生労働省の委員も務めています。キッズドアが長年培った困窮家庭の高校生の受験指導ノウハウを活用することで、給付した奨学金以上の価値を創出します。
認定NPO法人キッズドア基金 代表 松見幸太郎 からのお願い
このページをご覧いただきありがとうございます。認定NPO法人キッズドア基金の代表、松見幸太郎です。
私は以前予備校で働いていました。リーマンショックの後で多くの教え子が予備校を去っていきました。一般的に、教育費を削るのは一番最後です。「なんとか続けさせてあげたい。」と思ってもどうにもならない、経済危機の切なさは今でも忘れることはできません。
新型コロナの影響で、今また、多くの高校生が、大学進学という夢をあきらめる瀬戸際にいます。皆さんのご寄付があれば、高校生の希望をつなげるることができます。一人でも多くの高校生を救うために、ぜひ、ご協力をお願いいたします。
NPO法人キッズドア 理事長 渡辺由美子 からのお願い
いつもご支援をありがとうございます。NPO法人キッズドア理事長の渡辺由美子です。私は2009年から、日本の困窮家庭の子どもたちを対象にした無料学習支援を行ってきました。日本の子どもの貧困率は13.9%、およそ7人に1人が貧困状況にあります。新型コロナで、今まで大変だった家庭はさらに厳しくなっています。そしてコロナの前までは困窮ではないご家庭も急に収入が途絶える、激減する、大変な状況です。
家庭の事情で大学進学を諦めかけた高校生が私たちの学習会に通い、努力を重ね、夢を叶える姿をたくさん見てきました。「自分のことを応援してくれる人がいるのが何よりも嬉しい。」「支えてくれる人たちのために頑張らなければ。」
子どもたちは皆そう言います。困難な状況にある高校生の大学進学の夢を叶えるのは、有名予備校の授業でも、立派な参考書でもありません。あなたの子どもたちを思う気持ちは、必ず高校生に届きます。皆様のご寄付を何卒よろしくお願いいたします。
高校生500人の支援を目指しています
受験勉強サポート奨学金では、日本全国の高校3年生300人に5万円、高校2年生200人に3万円の支給を目指しています。全国から応募し、家計の状況や高校生本人の意欲、家族の想いなどをもとに奨学生を選びます。また、奨学生には受験情報や、大学進学後に受給できる各種奨学金の情報などを定期的に送信し、受験終了まで励まし続けます。
寄付者からの応援メッセージも、高校生に届けます。
2021年3月には、受験結果や奨学金の使い道なども報告してもらい、寄付者の皆様にも事務局からご報告させていただきます。現高校2年生は、来年度も情報提供を続けます。また必要があれば、来年も奨学金を給付したいと思います。
必要な資金は以下のように見積もっています。
高校3年300人分の奨学金 | 50000円/人×300人 | 15,000,000 |
高校2年200人分の奨学金 | 30000円/人×200人 | 6,000,000 |
振込手数料・通信費等 | 1000円/人×500人 | 500,000 |
募集・審査・奨学金振込・報告関連事務 | 20万円/月×10ヶ月 | 2,000,000 |
受験生応援事業費 | 30万円/月×10ヶ月 | 3,000,000 |
諸雑費(事務用PC等・事務用品) | 300,000 | |
クレジットカード利用手数料等 | 5% | 1,400,000 |
合計 |
| 28,200,000 |
高校生500人を支援するためには約2800万円の資金が必要です。
5万円のご寄付で高校3年生を1人、3万円のご寄付で高校2年生を1人サポートできます。
1万円のご寄付が5人集まれば、1人の高校生が未来へ希望をつなぐことができます。
ぜひ一人でも多くの方のご支援をよろしくお願いいたします。
認定NPO法人キッズドア基金へのご寄付は、「寄付金控除(税額控除)」の対象となり、確定申告を行うことで寄付金額の最大50%が税金から控除されます。
個人のご寄付はもちろん、企業や団体の皆様からのご寄付も大歓迎です。
ご寄付のご相談は、認定NPO法人キッズドア基金 までお気軽にご連絡ください。
メール fund@kidsdoor.net お電話 03-5244-9993
一人でも多くの高校生を応援するために、ご寄付のご協力何とぞよろしくお願いいたします。