活動・団体の紹介
宇出津キッズ見守りハウスは、石川県鳳珠郡能登町宇出津にある子どもの居場所づくりを目的とした地域拠点です。放課後や休日に、子どもたちが安心して過ごせる空間を提供し、宿題サポートや遊び、食事を通して地域のつながりを育んでいます。ボランティアや地域の方々と協力しながら、「みんなで子どもを見守る」活動を展開しています。誰もが気軽に立ち寄れ、温かく迎え入れられる場所として、子どもたちの笑顔と成長を支えています。
活動の背景、社会課題について
石川県鳳珠郡能登町宇出津では、少子高齢化や人口減少が進み、地域のつながりが希薄になりつつあります。共働き世帯の増加や核家族化により、放課後や休日に安心して過ごせる場所が少なく、子どもたちが一人で過ごす時間も増えています。また、地域全体で子どもを見守る機会が減り、孤立や見えにくい困りごとを抱える家庭も少なくありません。
こうした中で、「子どもたちが安心して過ごせる居場所をつくりたい」「地域で見守る仕組みを取り戻したい」という思いから、宇出津キッズ見守りハウスの活動が始まりました。地域の大人やボランティアが協力し、食事・学び・遊びを通して子どもの成長を支える取り組みを行っています。能登の小さな町だからこそできる温かいつながりを大切にし、世代を超えて支え合う地域づくりを目指しています。
活動内容の詳細、実績について
宇出津キッズ見守りハウスは、2024年度より能登町宇出津地区で子どもの居場所づくりを本格的に開始しました。開放日は主に火曜・水曜・金曜の放課後で、毎回10名ほどの子どもたちが訪れています。宿題や読書、ボードゲーム、工作などを通して、安心して過ごせる環境を提供しています。
また、月1回開催している「こども食堂」では、地域のボランティアや保護者、地元企業の協力のもと、温かい手作りの食事をふるまい、子どもと大人が交流できる場を作っています。
代表者メッセージ
2024年の能登半島地震は、私たちの暮らしに大きな影響を与えました。家や学校、地域のつながりが傷つき、不安の中で過ごす子どもたちの姿を見て、「少しでも安心できる居場所をつくりたい」と強く感じました。
そうして立ち上げたのが、宇出津キッズ見守りハウスです。
放課後や休日に子どもたちが安心して過ごせるよう、学びや遊び、食事を通じて人とのつながりを取り戻す活動を続けています。震災で生まれた「助け合い」「見守り」の輪を絶やさず、地域の力で子どもたちの笑顔を守っていきたいと考えています。
このハウスは、地域の皆さんやボランティアの方々の温かい支えによって成り立っています。
これからも、能登の復興と未来を担う子どもたちのために、地域みんなで寄り添い、見守り合う居場所づくりを続けていきます。
寄付金の使い道について
皆さまからお寄せいただいたご寄付は、宇出津キッズ見守りハウスの運営と、子どもたちの笑顔を守るための活動に大切に使わせていただきます。
主な使い道は以下の通りです。
- 放課後の居場所運営費(光熱費・備品・教材・おやつ代など)
- こども食堂の食材費・調理器具・消耗品費
- 学習支援やイベント(工作・体験活動など)の材料費
- 被災地域の子ども支援・心のケア活動費
- ボランティア活動の交通費・保険料
2024年の能登半島地震をきっかけに、地域の子どもたちの「安心できる居場所」を守ることの大切さを改めて実感しました。皆さまの温かいご支援が、子どもたちの未来と、地域の再生につながっています。



