ポジティブ・ディシプリン®は、 きづくの「チカラによらない関係づくり」のモデル構築事業で推進する1つのプログラムです。「罰がダメというなら、どうしつけを変えたらいいの?」という問いに対し、養育者自身が自分の答えを見つけるための「考え方」を提案する子育てプログラムとして、地域団体や行政との協働により各地域で実施されています。
2023年夏には、NHK「クローズアップ現代」で取り上げられ、着実にプログラムは全国に広まりつつあります。しかし、プログラムへの参加を希望する声が高まる一方で、実施のプログラム実施を担うファシリテーター数やプログラムの開催地域数がまだまだ限定的であるのが現状です。
2023年、きづくでは2026年までの3カ年計画でポジティブ・ディシプリン®普及拡大プロジェクトを展開しています。各地のプログラム・ファシリテーターを増やし、また新規の地域でのプログラム実施を実現させ、もっともっとたくさんの子育てをする方々がプログラムに参加できるよう、多様な立場の方たちとの連携・協力を通じた普及拡大に努めています。
ぜひ、皆様のご寄付で、子育てにおける「チカラによらない関係づくり」を応援してください。
きづくが捉える社会課題
- いまだ世界中で子どもへの暴力が止まず、また戦争や内戦は今日も続いています
- 背景には「チカラ」の差に気がつかず乱用したりすることがあると考えられます
- 私たちは、身近な日常にある人間関係からこの問題に取り組むことを提案します
きづくの信念
私たちの活動を紹介します
きづくは、「大人が人と人との関係の間にあるチカラの差に気づき、信頼と尊重に基づいた関係を築く社会」の実現に向けて、現在は主に以下の事業を行っています。
「チカラによらない関係づくり」のモデル構築事業
ポジティブ・ディシプリン日本事務局の運営を通じ、以下の業務を担っています。
- ファシリテーター資格認定ファシリテーター養成活動
- メンターシップ・後方支援
- 効果測定(開発チームらとともに国際的に実施する定量分析作業)
- 開発チームとの連携・調整(カナダに所在する開発者らとの連携・調整業務)
- 普及教材や資料の翻訳・管理
- 国内の普及のための企画戦略
お互いの権利を推進する事業
子どものみならず、すべての人の権利を推進するために必要なことを問うため、講演・研修・コンサルテーション業務などを受託しています。
- 子どもの権利ワークショップ
- 罰によらない子育てに関する国内外の取組みに関する講演・研修
- 子ども支援団体による子どもを傷つける行為等を予防するための取り組みと組織運営のためのセーフガーディングに関するコンサルテーション業務
「チカラ」の調査事業
声を聞かせてプロジェクト〜たかない・怒鳴らない子育てを広げるために ’今’必要なこと
ポジティブ・ディシプリン プログラムに参加した養育者の声を収集・抽出するヒヤリング調査を行い、体罰を含む子ども虐待予防に資する本質的な施策(支援のあり方)提案に有効活用します。
みなさまのご支援が活動を支えています!
きづくの全ての活動は、みなさまからのご支援で成り立っています。現時点において、きづくの運営資金は決して潤沢とは言いがたく、現状すべての事業は行政や企業、地域団体からの委託に基づくものになっています。
一方で、「チカラの乱用」の社会課題解決に向けてやれること、やりたいことはまだまだたくさんあります。課題を解決していくためには、アイデア、人、お金が必要です。どうか、みなさまのお力を貸してください。
皆さまからのご寄付は、主にきづくの自主事業の開催や情報発信、法人の運営費として活用させていただきます。