ひらかた肝高(きむたか)倶楽部について
ひらかた肝高(きむたか)倶楽部は、沖縄県うるま市で、中・高生が行っている現代版組踊り「肝高の阿麻和利」の舞台を、平成23年8月9日に枚方市民会館で上演したことを契機として、枚方市の歴史・伝承に基づく舞台を枚方市の小・中・高生が中心となって作り上げる活動を地域の大人がボランティアでサポートをするために設立した団体です。その活動が青少年育成に資する事、枚方の地域活性化に資することを目的として活動を続けています。
現在、枚方市内の小中高生約20名が在籍し、週1~2回、枚方市内の生涯学習センターでダンスや寸劇の練習を行っています。
※肝高(きむたか)とは?=沖縄の方言で、気高い、志が高いといった意味の言葉です。
主な活動
毎年1回、地元枚方牧野に伝わるアテルイ伝説を題材にした「火怨の蝦夷 阿弖流為(かえんのえみし あてるい)」本公演を上演しています。
「火怨の蝦夷 阿弖流為(かえんのえみし あてるい)」
1300年前の陸奥(現在の東北地方)、そこには蝦夷(えみし)と呼ばれる人々が平穏に暮らしていました。
しかし、この地で大量の黄金が見つかったことで、大和統一を目論む朝廷は「蝦夷は卑しき者、獣である」と断じて本格的な侵攻を始めました。
蝦夷軍の総大将となったアテルイ(阿弖流為)は、朝廷からの支配に抗い、故郷を守るため、蝦夷の誇りを守るため20数年に渡り戦い続けました。
長きに渡る戦で戦場となった陸奥の地は荒廃し、蝦夷たちは疲弊していきました。やがてアテルイは全ての蝦夷を救うため、自らが巨大な悪となることで引き替えに戦を終わらせようとします。
朝廷に降伏したアテルイは都へ連行され、枚方市牧野で処刑され最期を迎えます。
「なぜ大阪の枚方で!?」
「東北の英雄!?」
私たちは、なぜ阿弖流為が戦ったのか、そして降伏したのか。故郷を守る、誇りを守るとは、を舞台を通して学び、若い表現者が演じ伝える舞台を創っています。
活動の背景、社会課題について
「私コミ障(コミュニケーション障害)だから・・」と、自分のことを語る子どもが増えています。
学校には通うもののクラスや友達に馴染めなかったり、部活動に参加しても永く続かなかったり・・。
今の生活に何となく満足できず、何かをしたいけれどそれが何なのかがわからない・・。
そんな子どもたちに居場所を提供することと、本当の自分に向き合い表現する力を育てられればと、2011年、ひらかた肝高倶楽部の活動はスタートしました。
それから13年、倶楽部は紆余曲折を重ねながらも、年1回の本公演上演を継続し、多くの子どもたちが巣立って行きました。
そしてこの先を考えた時、これまではボランティアの大人や保護者の好意に支えられ、倶楽部運営をしてきましたが、これからも永く安定した活動を続けるためには、「資金」が必要との結論に達しました。
これまで本公演ごとにクラウドファンディングに挑戦したり、行政機関の補助金などを活用してきましたが、やはり不安定な部分はあります。
子どもたち、その親御さん、倶楽部を応援してくださるファンの期待に応え、活動を続けていくために今回、「寄付」のお願いをすることにしました。
活動内容の詳細、実績について
年1回の本公演上演以外に、毎月数回、各地のイベントやお祭りに出演したり、老人ホームなど施設を訪問し、ダンスや寸劇を披露しています。
(2024年終了したイベント出演)
・11/16(土)「ひらかた社協福祉フェスティバル」(ラポール枚方)
・11/9(土)「平野フェスティバル」(平野小学校)
・10/27(日)「ハロウィンinまきの市」(牧野愛する商店会)
・10/20(日)「ハロウィンイベント」(イズミヤ枚方店)
・10/12(土)「枚方まつり」(ニッペパーク岡東)
・10/6(日)「ひら中振まつり」(ひら中振長寿の里)
・10/6(日)「トリプル成人式」(メセナホール)
・9/28(土)「枚方フェスティバル」(クボタ工場内)
・9/22(日)「津田ふれあいフェスタ」(アルプラザ)
・9/14(土)「寝屋川ケアセンターそよ風」(寝屋川ケアセンター)
・8/24(土)25(日)「サマーフェスタinまきの」(牧野愛する商店会)
★8/17(土)「火怨の蝦夷 阿弖流為(かえんのえみし あてるい)」本公演(枚方市総合文化芸術センター)
・7/27(土)「イズミヤショッピングセンター枚方」(イズミヤ枚方店)
・7/13(土)「ひらのキジムナー 創立15周年記念公演」(枚方市総合文化芸術センター)
・7/6(土)「平野校区夏まつり」(牧野小学校)
・6/15(土)「まきの文化祭」(牧野生涯学習市民センター)
・6/16(日)「まきの文化祭」(牧野生涯学習市民センター)
・6/8(土)「御殿山フェスタ」(御殿山生涯美術センター)※出店
・6/9(日)「御殿山フェスタ」(御殿山生涯美術センター)ステージ出演
・6/2(日)「枚方ふれあいフェスティバル」(ニッペパーク)
・5/5(祝・日)「大阪メチャハピー祭」(梅田スカイビル)
・5/6(月)「ビオルネフリーライブ」(ビオルネ前)
・4/29(祝・月)「枚方演劇連盟総会」(枚方公園青少年センター)
・4/21(日)「バルーンフェスタ2024」(ニッペパーク)
・3/31(日)表現倶楽部うどぃ第18回本公演「ひとつ星の伝説」(大阪狭山市)※友情出演
・3/17(日)「津田ふれあいフェスタ」(アルプラザ平和堂)
・3/20(祝・水)「寝屋川ケアセンターそよ風」(寝屋川ケアセンター)
・2/24(土)「表現の絆みらい・飛翔倶楽部たけお協奏戯曲 若葉の劇場~みらいの芽吹き〜」(佐賀県基山町)※友情出演
・2/11日「トリプルバドミントン交流大会」(枚方市立渚市民体育館)
・1/20(土)「ミニ子どもフェスタ&上映会」(寝屋川市立市民会館)
・1/7(日)「AYASENおかえりコンサート」(ラポールひらかた)
代表者メッセージ
「故郷枚方に誇りを持ち、想いを伝えられる子どもたちを育てたい!」
「故郷に伝わる歴史を学び、表現し、評価されることで、子どもたちの心の中に、自分と故郷とのつながりが生まれます。枚方には他市に自慢できる素晴らしい舞台『枚方市総合文化芸術センター』があります。この大きな舞台に立ち、表現することで子どもたちは多くのことを学びます。しかし、舞台製作には多額の費用が掛かります。皆様にはぜひ、子どもたちが最高のステージに立つ、その後押しを、「寄付」という形でご支援をお願いいたします。」
(ひらかた肝高倶楽部 代表 藤原福次)
寄付金の使い道について
・2025年岩手県奥州市での公演を実現したい!
アテルイたち蝦夷が暮らした岩手県奥州市で「火怨の蝦夷 阿弖流為(かえんのえみし あてるい)」公演を実現したい!
東北の皆様に、大阪に暮らす私たちから元気と勇気をお届けします。
奥州市公演では地元の小中高生にもゲスト出演いただき、大阪と東北の若者交流ができればと考えています。
・2026年本公演を枚方市総合文化芸術センターの大ホールで公演したい!
現在年1回枚方市総合文化芸術センター小ホール(客席数約300)での公演を、2026年に「大ホール(客席数約1200)」で上演し、もっと沢山のお客様にメンバーの頑張りを届けたい。「寄付」は舞台公演にかかる費用に活用します。
・子どもたちの活動を支える事務局を支えたい!
倶楽部の活動を継続していくためには事務局の役割が重要です。その事務局を運営するには人材とお金が必要です。安心して、子どもたちの活動を支える事務局の仕事に専念できるように、「寄付」を活用して事務局の活動を支えます。
活動を支えていただいている皆様へ
いつも、ひらかた肝高倶楽部を応援いただきありがとうございます。お陰様で倶楽部は創設14年目を迎えることができました。
倶楽部としても、所属するメンバーも、さらにステップアップするために、今回「寄付」のお願いを始めることにいたしました。
これからもひらかた肝高倶楽部への温かいご支援を、お願いいたします!
(ひらかた肝高倶楽部 メンバー・スタッフ一同)