公益財団法人神戸市民文化振興財団

神戸国際フルートコンクール Kobe International Flute Competition~神戸から世界のステージへ 、人生を変える一瞬に出会う

ご存じですか? 世界トップクラスのフルート奏者の多くが日本から世界に羽ばたいていることを。 公益財団法人神戸市民文化振興財団は、世界中の若く才能あるフルート奏者が目標とする「神戸国際フルートコンクール」を神戸市とともに運営しています。このコンクールは、ミッションである若手音楽家の発掘・育成と音楽文化の振興・普及を軸に、音楽で人と世界をつなぎ、心豊かな社会を実現するために活動を続けています。 持続可能な活動と更なる発展のため、皆さまご支援をいただきますようお願いします。 The Kobe International Flute Competition is one of the most highly valued competitions internationally, acting as a stepping stone to success for young flutists. We are based on the discovery and development of young musicians and the promotion and dissemination of music culture, and continues to work to connect people and the world through music.

神戸国際フルートコンクール  

フルートに特化した世界でも稀な国際コンクール The KIFC is one of the few competitions in the world dedicated to the flute. 
神戸国際フルートコンクールは、次世代へとつなげていく国際文化イベントとして1985年にスタートし、以後4年毎に開催。これまでに国際舞台の第一線で活躍する数多くのフルート奏者を輩出し、今では若手フルート奏者の「登竜門」として世界的に高く評価されています。日本から初めて国際音楽コンクール世界連盟に加盟し(1987年)、約120ある加盟コンクールの中で唯一フルートに特化したコンクールです。

Kobe International Flute Competition was launched in 1985 as an international cultural event that would pass on to the next generation, and has been held every four years since then.
It has produced numerous flutists who are active on the front lines of the international stage, and is now highly regarded worldwide as a “gateway to success” for young flutists.
It was the first Japanese competition to join the World Federation of International Music Competitions (1987), and is the only competition among the 120 member competitions that specializes in flute.

競うだけじゃないコンクール KIFC is a competition not only to compete.
また、このコンクールでは、音楽を通して神戸と世界の人々をつなぎ、心豊かな社会をつくるための活動にも力を入れています。特に、出場者らによる小学校などでの訪問演奏会や、子どもたちをコンサートに無料招待する“ユースシート”プログラムでは、次代を担う子どもたちが良質の音楽を身近に感じるだけでなく、更なる好奇心・探求心を引き出す「きっかけ」つくりに取り組んでいます。

The competition also focuses on activities to connect people in Kobe and around the world through music and to create a spiritually rich society.
Contestants visit elementary schools and other schools to give concerts, and children are invited to concerts free of charge.
We are working to create opportunities for children, who will lead the next generation, to not only become familiar with music, but also to develop their curiosity and spirit of inquiry.

音楽文化の豊かな未来に向けた確かな一歩を

今、コンクールを取り巻く状況
このコンクールは、クラシック音楽の将来の一端を担う重要な事業であり、若手フルート奏者が音楽家としてのキャリアをステップアップさせるうえで最も効果的な取組みの1つです。そして、多くの可能性を秘めた若きフルート奏者が神戸に集い、切磋琢磨し、世界へとはばたく機会を提供する本事業は、文化創生都市を目指す神戸市にとっても大きな意義を持ちます。

しかしながら、コンクールを取り巻く環境には非常に厳しいものがあります。
国際規模、かつ質の高いコンクールを運営するためには一定規模の財源が必要です。特に、世界各地から神戸に赴きコンクールに参加することは、若い音楽家にとっては大きな経済的負担を伴うことから、私たちは、旅費の一部負担や宿泊施設の提供などを行い、経済的な理由からコンクール出場のチャンスを諦めるようなことがないように、出場者たちをサポートしていかなければなりません。

一方、主催者の一端を担う神戸市では、多様化が進む現代社会において高まるばかりの行政ニーズや、コロナ禍などの社会問題への対応などから厳しい財政事情を抱えており、補助金に依存した事業運営からの脱却が求められています。また、私たちは、運営事務局として、これまで様々な工夫を凝らし経費を削減することで、運営を維持してきましたが、これ以上の削減は困難な状況に至っています。

このような状況から、コンクールの持続的運営と成長の実現に向けて、広く、このコンクールの趣旨にご賛同いただける方々のご寄附を募ることが必要と判断しました。   

  

これからについて
かつて、公費負担の是非やあり方が問われ、存続が危ぶまれた第9回大会(2017年)では、神戸市民をはじめ音楽を愛する世界中の方々からいただいたご支援のおかげでコンクールを実施することができました。コンクールは、出場者や審査員だけでなく、運営をサポートするボランティア、会場やオンラインで出場者を応援する聴衆など、たくさんの人々の想いが一体となって成り立っています。私たちは、コンクールに関わる人それぞれが充実した経験を得られる事業を目指すことで、このコンクールを更に豊かで魅力的なイベントとして成長させたいと考えます。

そして、皆さんのご協力とご支援をいただくことで、出場者たちがコンクールを機に飛躍するためのサポートだけでなく、地域の人々との交流、新しい才能に触れ、感動し、心を動かす音楽体験をする場所の提供など、このコンクールをより充実した形で発展させていくことができます。

皆さんと実現したい世界
このコンクールはミュンヘン、ジュネーブに並ぶ「世界三大フルートコンクール」の一つと称されていますが、一般的な知名度はまだまだです。ですが、近い将来、音楽の力で人々をつなぎ、豊かな文化と社会的な調和を育む取組みとして、世界中の人々に知られるコンクールとなることを目指し、皆さんと共に素晴らしい音楽文化の未来を築いていきたいと考えています。    

photo: Seiko Miyawaki
 
 

活動内容の詳細、実績について

コンクール◆
世界各地からの応募者の中から選ばれた約40名の優れた若手フルート奏者たちが神戸に集い、日頃の研鑽の成果を披露します。バロックから現代作品まで課題曲の幅の広さと多さが特徴で、世界的に著名なフルート奏者・指導者らによって厳正な審査が行われます。
次回大会(第11回)は2025年8月29日~9月7日、8年ぶりに神戸の街での開催となります。

photo: Marina Yoshioka
第10回大会入賞者
photo: Marina Yoshioka
第10回大会 第1位受賞者(R. バヨグ、M. ブルーノ)

▶詳しくは、コンクール公式ウェブサイトをご覧ください https://kobe-flute.jp/


◆コミュニティプログラム◆
出場者による訪問演奏会といったアウトリーチ活動のほかに、コンサートや子どもワークショップなどを通して、子どもからお年寄りまで、より多くの人々が気軽にフルートやクラシック音楽に触れる機会を創出し、日々の生活を豊かにするきっかけを提供します。

小学校でのミニコンサート
ファミリーコンサート
中高校生のフルートクリニック


メッセージ

寄附金の使い道について

お寄せいただいたご寄附はコンクール事業の活動資金として有効に活用させていただきます。

◆使い道の例◆
出場者へのサポートの強化:
コンクール参加に伴う経済的負担を軽減するための補助、マスタークラスや演奏機会といったキャリア育成プログラムを拡充

地域社会への貢献:
子どもたちや地域の人々が、気軽に音楽に触れるだけでなく、音楽を通じて想像力や問題解決能力といった日常に役立つスキルを高める音楽プログラムを拡充

このコンクールを「人と音楽が出会うプラットフォーム」として、音楽の力を最大限に引き出し、文化的に豊かな社会を築くための新しい価値を皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。そのための確かな歩みを続けていくために、ぜひともご支援をお願いいたします。

ご寄附いただくと

  • 確定申告により、税制上の優遇措置を受けることができます。
  • コンクール及び関連イベント等のご案内をお送りします。
  • ご希望により、「神戸国際フルートコンクール」ウェブサイトおよび次回大会のプログラム上に芳名を掲載させていただきます。
    ※匿名をご希望される場合は、「広報物の氏名掲載を許可する」のチェックを外してお知らせください。

税制上の優遇処置について
神戸市民文化振興財団は公益財団法人です。当財団への寄附は、確定申告により税制上の優遇措置(「税額控除」もしくは「所得控除」のいずれか)を受けることができます。
▶詳しくはこちらのページをご覧ください。

※受領証明書は当財団指定口座に寄附金が入金された日付をもって発行いたします。このため、クレジットカードによる寄附の場合は、受領証明書の日付は寄附申込日ではなく、決済代行会社より当財団へ入金があった日(翌月20日頃)となりますのでご了承ください。

公益財団法人神戸市民文化振興財団について

私は、神戸市民の文化活動の振興に資する事業を行い、個性豊かな魅力ある神戸文化の創造に寄与することを目的として、1982年に設立されました。「神戸市の文化創生都市づくりのパートナーとして、文化創生都市の実現に貢献する」ことを経営理念に、クラシックやジャズなどの音楽をはじめ、美術、演劇など幅広いジャンルにわたる文化振興事業を展開しています。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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