一般社団法人ここいろhiroshima

「7年間よくやってきたよ~。(泣)これからもやろうやあ~。」ここいろhiroshima法人2期目応援お願いします!

支援総額
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目標金額 2,760,000
サポーター
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募集開始前
2025年02月24日 00時00分 から
一般社団法人ここいろhiroshimaは、LGBTQ+(かもしれない)子どもとその保護者をサポートする活動をしている団体です。2018年に任意団体として立ち上げ、2024年1月に法人化しました。 法人として1期目が終わり、2期目にやりたいこと・やるべきことをするための必要な資金を確保するために「法人2期目応援クラファン」として今回このプロジェクトを立ち上げました。 今後も、持続可能な法人運営をしていくために、ぜひあなたの力を貸してください。

「7年間、よくやってきたよ~(泣)」

  2018年2月25日、広島駅に一番近い福祉センターの小さな和室でここいろhiroshimaはスタートしました。
「たとえ参加者がいなくても、とりあえずやってみよう!」と、手弁当で茶菓子を用意して、ドキドキしながら第一回目のここいろ会を開催しました。

(↑画像は第1回目のここいろ会の準備に奔走している姿です(笑))

参加者は十数名の大人と、一組の親子でした。そのお子さんは当時小学1年生。
その子の「楽しかった!また来たい!」という声を聴いて、「この子のためにここいろ会を続けよう」と決めたのを今でも鮮明に覚えています。

  毎月ここいろ会を続けていくうちに参加者がどんどん増え、中高生の会、保護者会など対象別の交流会も生まれました。
交流会では個別にゆっくり話すことができないことや、遠方で交流会に来られない方からの問い合わせも増えてきたことから、2019年にはLINEを使った相談や対面での個別相談を開始しました。

ここいろhiroshimaを立ち上げて2年目に入った頃から、「学校で授業をしてもらえないか」「先生向けの研修会をしてほしい」という声をいただくようになり、啓発活動にも力を入れるようになりました。

7年間で、交流会はのべ101回実施し、参加者は2571人を越えました。

 とにかく全てが手探り状態のまま、「自分たちには何ができるのか」を考え、自問自答しながら突っ走ってきました。
全力で走りすぎて自分たち自身を置き去りにしてしまったり、活動が大きくなるにつれて抱えきれなくなっているにも関わらず、「助けてほしい」を言うことが下手な私たちは、自分たちだけで背負い込んでしまって苦しくなる時期もありました。

 そんな時期も乗り越えながら活動を続けてきて、気づけば7年もの月日が経っていました。
20代中盤だった代表2人は今では30代中盤に差し掛かろうとしています。
(画像は現在の代表2人の姿です^-^)

中高生の子ども達と、そんなに歳の差はないと思っていたのに、ジェネレーションギャップを感じることも多くなりました。ちょっと寂しい。。。(笑)

 今こうして振り返ってみて感じていることは、「7年間、よくやってきたよ~!!(泣)」という気持ちです。始めるのは簡単だけど、続けることの難しさを日々感じています。
活動を続ければ続けるほど、エネルギーも資金も必要になります。


そんな中で、7年間続けてこられたことへの感謝と労い、お祝いの意味を込めて今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。

プロジェクトの目標金額

 昨年1年間にかかった活動資金を踏まえて、今期必要となる予算計画を立てました。
今回の目標金額は【2,760,000円】です。

この金額は、ここいろhiroshimaが1年間活動を続けていくために必要な最低限の金額となっており、詳細の内訳は「ご支援の使い道」に記載しています。

今回の目標金額の約半分は代表2人の人件費です。
「人件費を寄付で集めるのってどうなの?」

そんな声もあるかもしれませんし、私たち自身も怖くて出来ませんでした。

しかし、人件費こそ寄付で集める必要がある。
今はそんな想いがあるので、プロジェクト目標金額の半分である人件費を含めてクラウドファンディングを実施する決意をしました。

「お金が発生しない時間」こそ大事な時間

 ここいろhiroshimaを任意団体として立ち上げてから6年目に入り、活動にかける時間やエネルギーも増え、「法人化してこれまで以上に活動基盤を作ろう」という想いから2024年1月25日に一般社団法人として法人化しました。

 法人化して約半年経った頃、自分たちにも人件費を払っていこうと決めました。
交流会の開催や相談対応、問い合わせ対応、授業や講演のための打ち合わせや準備時間が増えるにつれて、ここいろの活動をするためにかける時間が増えてきたためです。

その時間というのは、「お金が発生しない時間」です。
しかしその時間こそ、子どもたちや保護者の声を聴くことができたり、緊急対応が必要なときは関係機関に相談に行ったり、学校との連携をとったり、学校現場や企業・行政、民間の方々へ声を届けるための準備を行うことができます。


 それまでの約6年半は、ここいろの活動以外で仕事をしながら生活を守ってきたのですが、私たちもライフステージが変わり、日常の大半がここいろの活動になっていくにつれて、「このまま活動を続けていくには、自分たちにも人件費を払っていく必要がある」と感じるようになりました。

「お金が発生しない時間」にも人件費をかけることで、持続可能かつ活動に注げる時間を安心して増やすことができると考えたからです。


2024年9月から、まずは月5万円の固定給を設定しました。
その結果、定期的に作業日を設けてここいろの業務に専念できる時間をつくったり、活動に関わる打ち合わせや事務作業をする時間を確保することができました。
固定給があることの安心感を強く感じています。

 法人2期目は、固定給を3万円上げて8万円で設定したいと考えています。
代表の人件費だけでなく、運営に関わってくれている人たちの人件費も引き上げていけるように法人として運営を続けていきます。

 活動を続けていくことは、子どもたちや保護者を支えつづけていくこと、
先生や支援者を支え続けていくことにつながります。
そのためには「人」が必要です。

だからこそ、人件費として多くの資金を使っていくことを明言します。

 ここいろhiroshimaとして活動資金のためのクラウドファンディングは初チャレンジです。
「これからも安心して活動を続けていくためにはこれだけの資金が必要」ということに私たちも真正面から向き合うことになり、2期目はどのように資金調達をしていくかが課題となります。

単発のご寄付やマンスリーサポーターさんからの継続寄付、講演などの実働で得られるお金とは別に、自主企画の開催や助成金なども申請しながら活動を長く続けていけるように資金をつくっていきたいと考えています。

 私たちとしてはとても大きな目標金額ですが、今のここいろにできることを続けるために、ここいろだからこそできることをやるために、ぜひ、ここいろhiroshimaの法人2期目応援&7歳のバースデーをお祝いしていただけると嬉しいです^^

LGBTQユースの現状

 厚生労働省は、警察庁の自殺統計を基にまとめた2024年の自殺者数(暫定値)が小中高生は527人(前年比14人増)で、統計を取り始めた1980年以降で過去最多となったことを公表をしました。
(参考:毎日新聞2025.1.29 https://mainichi.jp/articles/2...)

日本の子どもたちの自殺率は、他の国と比較しても高い状況にあります。加えて、LGBTQの子どもたちの自殺リスクの高さが社会的にも問題となっています。

LGBTQのユースは自殺におけるハイリスク層と言われており、10代の全国調査と比べても自殺念慮が3.8倍高く、自殺未遂経験は4.1倍も高くなるというデータがあります。
ただ、普段からセクシュアリティについて安心して相談できる場所や人の存在があることで自殺念慮や自殺未遂経験のリスクが下がることも調査で明らかになり、LGBTQユースの自殺対策につながります。
(参考:LGBTQ子ども・若者調査2022. 認定NPO法人ReBit https://prtimes.jp/main/html/r...)

これらのデータからも分かるように、子どもたちが悩みをひとりで抱え込んで孤立しない環境をつくることは、命を守ることと直結しており、とても大切かつ必要なことです。


それに付け加えて、子どもを支える家族も孤立せず、何かあれば相談できると思える味方や我が子の未来を信じて見守れる環境もつくっていくことで、子どもたちはより安心して自分らしく過ごせるようになるのではないかと私たちは考えています。
ケアする立場の人のケアが重要だということも、これまでの支援を通じて強く感じているからです。

 ここいろhiroshimaでは、子どもとその保護者をサポートすることを大切に7年間活動を続けていく中で、親子で来れるここいろ会のほか、対象別の交流会(中高生の会・保護者会)も行いながら、個別相談やSNS相談など相談できる機会もつくっていき、子どもも保護者もより安心して話せる接点を増やしていきました。

拠点(ホーム)があることの安心感&SNS相談の事業化
~法人1期目を終えて~

 法人化したことでの大きな変化の一つは、事務所を構えることができたことです。
そのおかげで、【ほっとスペースここいろ(オープンデイ)】として子どもたちが自由に出入りできる日を設けることができました。

宿題をしている子もいれば、ボードゲームやテレビゲームで遊んでいる子もいたり、お菓子を食べながらおしゃべりしたり、お昼寝したり・・・。(夏は高校野球中継を観ながらはしゃぎました(笑)

8名ほど入るといっぱいになってしまうスペースに、10名前後の子どもたちが来てくれて、ほとんどの子ども達が開始から終了まで滞在してくれました^^
普段の交流会では出来ない過ごし方が出来るので、子どもたち同士も打ち解けやすい環境が作れたのではないかなと思います。

 また、個別対面相談の場所としても活用することで、相談者にとって安心できる環境で相談ができるようになりました。

 拠点があることで、事務作業や打ち合わせもしやすくなり、出来ることの幅も増えました^^
ここいろにとっての「ホーム」が出来たんだなあと感じています。

 法人化して大きな変化のもう一つは、SNS相談を本格的に事業として開始出来たことです。
「ここいろチャット」として相談専用アカウントを作り、周知のための名刺サイズのカードを作成し、講演先の学校や行政の窓口等に置いていただける機会も増えました。

現在は200名を超える登録者がおり、日々増加しております。
毎月2回、18時~21時の相談実施ですが平均6.4件の相談が入ってきております。
相談者の年齢層は10代~60代と幅広く、内訳は10代が59%、20代が19.1%と、全体の約8割がユース世代となっております。

「どこでここいろチャットを知りましたか?」というアンケート質問に対しては、「学校での講演」「学校の先生からの紹介」が多く、出張授業や講演などのアウトリーチ活動の意義を感じました。

「ここいろチャットを利用したいと思った理由」については、約90%の方が「LINEで相談できるから」という回答でした。
特に、小中高生にとっては相談窓口を見つけたり、実際に窓口へ行くことへのハードルが高いので、家の中に居ても相談できるSNS相談は、相談に対するハードルを下げる役割もあるのではないかと考えます。

 また、アンケートに回答してくださった全員から「また利用したい」という回答をいただき、SNS相談のニーズの高さが見えてきました。
「住んでいる地域に相談できる場所が無い」
という声もあり、居住地問わずに相談ができることのメリットも感じることが出来ました。
実際に、広島県内だけではなく、県外からの相談も増加しております。


 法人化して1期目は、分からないことばかりで不安も多くありましたが、いつも支えてくださるサポーターの方々や、居場所づくりの運営メンバー、SNS相談の相談員として仲間になってくれたみなさんのおかげで無事に終えることが出来ました^^

ここいろにつながってくれた人たちの声

ここでは、これまでの活動でここいろhiroshimaとつながってくれた人たちの声を紹介します。

ここいろhiroshimaの行っている居場所や相談窓口があることで、子どもたちが安心して自分らしく居られる時間や機会が増えるとともに、保護者さんも安心できる時間や機会が増え、我が子の未来に希望がもてるという循環が起きています。

「未来を創り続けたい」~2期目に向けて~

 活動8年目、法人として2期目のここいろhiroshimaとして大事にしたいものは、「未来を創り続けたい」という想いです。

 ここいろhiroshimaが掲げている【10年先を想像でき、希望を持てる社会を創る】というビジョンを改めて見つめ直したときに、ここいろで関わっている子ども達が自分の望む姿で生きること、自分にとっての幸せの道を自分で選んで歩んでいる状態になること、「生きたい」という気持ちが1%でも積みあがっていくこと、我が子の未来を信じて見守る保護者や大人が増えることがビジョンの実現なのではないかという想いが出てきました。


「10年先」を生きるためには、数ヵ月先、1年先、数年先に人との安心できるつながりを感じられたり、自分の未来を想像できるロールモデルの存在が必要です。
ここいろhiroshimaの活動を通じて、安心感や希望を感じられる人が増えるようにこれからも活動を続けていきたいと思います。

居場所事業については、ここいろ会、中高生の会、保護者会の3つの対象別の交流会の定期開催に加えて、ここいろの拠点である事務所でのオープンデイを長期休暇中に開催する予定です。

クリスマス会など季節事のイベントや、ゆっくりとお話しできる会、ゲストを呼んでの勉強会など交流会の中でも特色ある会を提供しつつ、運営メンバーとともに、訪れた人が安心して過ごせる居場所づくりの体制作りをしていきます^-^

SNS相談については、相談員として支えてくれる仲間も増えたことから、継続して実施できる見通しを持つことができています。
1期目同様に月に2回の相談日を継続しつつ、子どもたちの長期休暇中や社会情勢を踏まえながら臨機応変に時間延長や実施日を増やしていく予定です。
また、SNS相談をされている他団体との連携や、相談員の研修なども取り入れていきながら、ここいろチャットとして相談者をサポートできる体制をつくっていきたいと思います。

ご支援の使い道

みなさまから頂いたご支援の使い道は以下の通りです。                                                       

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

〇居場所事業費 予算180,000円 
【内訳】
会場費:48,390円 
茶菓子代:33,000円                              
ボランティア交通費:12,000円
オープンデイの人件費(学校の長期休暇中に年3回実施予定):43,200円
雑費:43,410円(クリスマス会やBBQ会など大きなイベント用に使います)

〇相談事業費 予算372,400円 
【内訳】
相談員人件費:230,400円(1回4時間×1200円×2人×年間24日)
LINEシステム料:132,000円
配布用相談カード作成費:10,000円

〇固定費 予算2,112,900円
【内訳】
人件費:1,440,000円(月6万円×2人)※固定給8万の3/4
事務所家賃:480,000円
通信費:20,100円
寄付決済システム利用料:52,800円
会計業務委託料:120,000円

〇その他
クラファン手数料 93,704円

合計 2,759,004円(クラウドファンディング設定金額¥2,760,000)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この度ご支援してくださった方には、お礼のメッセージとともに法人1期目(2024年度)の活動報告書のデータをメールにて送付いたします。
(※クラウドファンディング終了後の4月以降の送付となりますこと、予めご了承ください。)

最後に

ここまで、読んでくださり本当にありがとうございます。

2018年2月25日の立ち上げから7年の歳月が経ち、私たちも想像できなかった未来を歩んでいます。
「ここいろhiroshima」という団体を、たくさんの方々に育てていただいたからこそ、今回このような大きなプロジェクトにチャレンジすることもできています。

関わっている子どもたちがあっという間に7つ歳を重ね、小学生だった子は中学生になっていて、
高校生だった子たちは就職のことで悩む時期になりました。
(毎回会うたびに、親戚のような感覚で「大きくなったねえ~」と言っています(笑)

そして、大学生になった子達や我が子のことで悩んでいた保護者さんたちが、居場所の運営側になってくださっている今があります。

 ここいろとの関わりを卒業して、自分らしい人生を新たに歩んでいる子もいて、「ここいろには救われたし感謝してる!これからは参加はできないかもしれないけど、ずっと忘れん!」と連絡をくれた子の言葉は宝物です。
「また来たくなったらいつでも戻っておいで」
と、その子にとって帰れる場所になれるようにこれからも活動を続けていきたいと感じた瞬間でした。

私たち二人も含めて、それぞれ悩むこともあるけれど「ここいろhiroshima」を通じてつながりが生まれたことで、「ひとりじゃないんだ」という感覚が積み重なっているのではないかなと感じています。

これからも未来を創り続けていくために、ぜひ応援お願いします!

代表プロフィール

當山敦己(とうやまあつき)

1991年生まれ、沖縄県出身 ここいろhiroshima共同代表
幼少期から自身の性別に対する違和感を持ちながらも、それがなぜなのかが分からず誰にも言えないまま高校生まで過ごす。高校2年生の時に「性同一性障害(現:性別違和)」という言葉を知り、25歳の時に戸籍上の性別を女性から男性に変更。

信頼できる先輩へのカミングアウトによって、人生を変えるきっかけとなった『違いは魅力』という言葉を、今度は自分が伝える側になりたいと思い、2017年広島県に移住。LGBTQ+に関する活動をするなかでさーちゃんと出逢い、2018年ここいろhiroshimaを共に立ち上げる。

ここいろhiroshimaや電話相談などの相談支援の現場、身近な親族だった2人の叔父の自死を経験したことで、「人のこころの仕組み」や「自死を選ばざるを得ない環境要因・社会構造」に関心を持ち始めている。

高畑桜(こうはたさくら)

1992年生まれ広島県広島市出身 ここいろhiroshima共同代表
現在の性別は、Xジェンダー/ジニセクシュアル

幼少期の頃から、自分の性のあり方や家庭環境について人との違いを感じ悩んできた。25歳の時に両親へのカミングアウトをきっかけに、心から安心できる感覚を取り戻すとともにあっきーと出逢いここいろhiroshimaを立ち上げる。

小学校教員、過疎地域での子育て支援(神石高原町地域おこし協力隊)の経験を生かしながら、子どもと子どもの育ちに関わる大人のサポートを行っている。

アメリカ先住民の叡智や自然・動物のもつパワーに心惹かれ探求を続けるとともに、対話や場づくりを通じて「大丈夫」という感覚体験を伝え広めることをライフワークとしている。

好きな食べ物はカレーライス。嫌いな食べ物はシュウマイ。
将来の夢は、パートナーと子どもと猫2匹と一緒に、お庭のあるお家でのんびり暮らすこと。

一般社団法人ここいろhiroshimaのHP:https://cocoirohiroshima.or.jp...

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