一般社団法人 産前産後サポーター協会 心ゆるりについて
心ゆるりは「病院ではないママと子どもの心休まる場」として、古民家を改修し、
ママの安心子育てのお手伝いをしております。
経験豊富な助産師4名と 産前産後サポーター2名が常駐し、下記のような、ママと赤ちゃんにゆっくり過ごしてもらうための様々なサービスを行っています。
・ママが育児に息を詰まらせないように、お休みする場所の提供
・授乳レッスンや乳房トラブル防止のためのマッサージのレクチャー
・赤ちゃんに優しい育児用品の販売(下図)
まずはママ自身が自分を大切にすることに重点を置いて、子育て支援を行っています。
活動の背景、社会課題について
産前産後のママは精神的にも身体的にも不安定になりやすく、特別なサポートが必要です。
各市町村の補助事業「産後ケア事業」は存在するものの、年齢や回数に制限があり、
十分とは言えない状況です。
引用...福岡県小郡市産後ケア事業 https://www.city.ogori.fukuoka...
心ゆるりでは、現在24ヵ所の市町村と連携していますが、
市町村ごとに産後ケアの自己負担額が違うため「住んでいる地域でサービスの質が変わる」、
「経済的な理由で十分なケアが受けられない」といった問題があります。
そこで、心ゆるりでは休眠預金活用事業を通じて、
すべてのママに十分な産後ケアを届けるため、
低価格で回数制限のない「誰でも来やすい産後ケア」のサービスを開始しました。
活動内容の詳細、実績について
2024年3月より「誰でも来やすい産後ケア」のサービスを開始したところ、
大きな反響を得ました。(下図"おしゃべり会")
利用者は倍増し、これらを求めるママの多さにこの事業の必要性と意義を感じ、
「本当にやってよかった!」と実感しています。
一方で、課題もあります。それは受け入れスペースの問題です。
現在はこの事業を行うために、大事な収入源である各市町村からの補助金がある
「産後ケア事業」の受け入れ人数を半分に減らして対応せざるを得えません。
「急に母乳が出なくなって心配で…」、
「夜泣きがひどく、1週間まともに寝れていない。とにかく休ませてほしい。」
緊急で来られるママをスペースの問題で断るわけには行きません。
「誰でも来やすい産後ケア」は直接売り上げに繋がりにくいものの、
子育て中のママにとって、とても大事な事業だと確信しています。
持続的な運営のためにはスペース拡大を通じ、
「産後ケア事業」との両立できる体制を作ることが急務です。
寄付金の使い道について
今回頂く寄付金を使って、受け入れスペースの拡大を行います。
具体的には現在、事務所スペースにしている土間に「ママも子どもも横になって休める畳張りスペース」を作ります。
このスペースを作ることで、受け入れできる人数が増え、
産後ケア事業との両立が可能になります。
代表者メッセージ
皆さま、このページをご覧になって頂き、誠にありがとうございます。
産前産後サポーター協会 心ゆるり 代表の豊田晴子です。
助産師として新しい生命の『誕生』に向き合い、40年近くになります。
病院勤務の助産師から独立し助産院開業後は、産前産後のお母さんに寄り添って、
乳房マッサージや育児相談に取り組んでまいりましたが、同時に「孤育て」「産後うつ」他、
悩むお母さんたちの相談も多数寄せられ、その都度考えさせられる日々でした。
そんな中『ママが余裕のある子育てをしてほしい!』
永年の思いを形にするべく『心ゆるり』を開設しました。現在は試行錯誤しながら
産前産後サポートに取り組んでいます。
暗い表情で来られたお母さん達が、明るい笑顔で帰って行かれる姿を拝見するのが最上の喜びです。
ママの笑顔と子どもの笑顔のために、これからも支援を続けてまいります。
皆様の温かいご協力を通じ、ぜひ一緒に「ママに安心を届けましょう」
よろしくお願い致します。