特定非営利活動法人ワーカーズ・コレクティブちろりん村

家庭訪問型子育て支援「ホームスタート」をご支援ください

「ホームスタートは、地域の子育ての先輩が自宅に訪問して、友人のようにお話を聴いたり一緒に外出することで、親が元気になり、安心して子育てできるように応援する地域ぐるみのボランティア活動です。

目指す社会とは

「私たちは、親による子どもの悲しい事件が起きない世の中を願い、親と子どもの心の声に耳を傾け、子どもが子どもらしく、共に笑い合い安心して子育てが出来る社会の実現を目指します。」

全国の児童虐待相談対応件数は年々増加しています。
孤独な子育て、子育ての不安感の増大や産後うつの状態が続くことで、親自身の心が不安定になることがあります。

私たちは、「ホームスタート」の活動を通して、子育て経験者はその力を発揮して子育て家庭を応援し、子育て家庭は、妊娠期から地域サービスを利用したり子育て仲間とつながり、安心して子育てをすることが出来て、やがて子どもが成長したら次の世代を応援するという、「地域循環型」の子育て支援の実現を目指します。

 

「ホームスタート」とは

ホームスタートはイギリスで1973年に始まった、地域の子育て経験者による訪問支援です。世界23ヵ国、日本では約110ヵ所以上の地域で行われています。

産前から6歳以下の未就学のお子さんが一人でもいる家庭に、研修を受けた訪問ボランティア(ホームビジター)が、週に1回2時間程度、全4回を目安に訪問します。

『傾聴』と『協働』をして、親の気持ちに寄り添うことを第一に考える、新しい家庭訪問型の子育て支援です。協働とは、一緒に外出したり家事をしたりすることです。利用は無料です。

すべての子どもに幸せな人生のスタートを

このページにたどり着いてくださってありがとうございます。
NPO法人ワーカーズ・コレクティブちろりん村の理事長、望月美砂緒です。

ちろりん村では、2013年より「ホームスタート」を西東京市で始めました。年間およそ25家庭、のべ200回の訪問を30名の訪問ボランティア(ビジター)と行っています。親が子どもの可愛らしさや面白さを見て、一緒に笑い合い、安心して子育てを楽しめる社会を目指しています。利用者は、妊娠中から1歳未満のお子さんを持つ親が半数で、その中には地域に多様な支援や施設があっても情報が届かなかったり、外出が出来なかったり知り合いがいないため孤立感や不安感を抱える親がたくさんいます。

ビジターは、親の気持ちに寄り添い、「人や場所やしくみ」に繋げる役割をします。

一人にのべ8回の訪問を重ねる中で笑顔が増えて、親自身が「これでいいんだ」と、自信を取り戻すために、なくてはならない子育て支援の一つとなりました。いま悩んでいる子育て家庭に、何かできないかと思っている方、どうぞご支援をお願いいたします。

利用者の声

【Aさん】
初めての妊娠で不安でいっぱいの時、保健師さんの紹介で利用しました。ビジターさんと一緒に、子育てひろばに出かけたら、スタッフの方々が優しく話かけて下さって、「生まれた連れてきてね」と言われました。ビジターさんがいなかったら不安なままで外出しない日々を過ごしていたと思います。産後も訪問が続くので助かります。

【Aさんを担当したビジターさん】
ご実家が遠方で知り合いもない中、一人で過ごす日々が多く「誰かと話しをしたかった」と言われて、まるで身内の出産のように感じ、出産のための準備を一緒にしました。特に何もしていないのに、お役に立てたことが嬉しかったです。

【Bさん】
転居して間もなく、大きく環境が変わったため、私も子どもたち(0歳、2歳)も不安があったのですが、いっぱい話を聴いてもらったり、子ども外に一緒に連れて行くことが出来ました。「人に頼っていいんだ」と、心に余裕ができました。

【Bさんを担当したビジターさん】
親子で出迎えてくださって、私にとっても貴重な体験でした。ほんの少しの優しい気持ちと時間のプレゼント。一緒に過ごすことで喜んでくれる子どもとママさんの笑顔がいちばんです。

ご支援の使い道

ホームスタートの訪問支援は、皆さまからのご支援で成り立っています。

産前から6歳以下の子育て家庭が誰でも利用できるように、ビジターさんはボランティアで複数回の傾聴活動をしています。ちろりん村はこの支援の運営のために多様な取り組みをしています。皆さまからのご寄付の使い道は以下のとおりです。

◆ホームスタート
ビジター養成講座(年1回、8日間、40時間の訪問のための研修と講師料)
訪問活動(一人に対してのべ8回の訪問交通費と通信費)
ビジターフォローアップ研修(年11回、2時間の定例会と事例研修と講師料)
利用者とビジターをつなぐ調整役(オーガナイザー)のスキルアップ研修

◆広報活動
ホームスタートのチラシ、パンフレットの作成
公共施設や親子ひろばでの周知活動

◆利用者のフォロー
子育て中の親が出会う親子ひろば(毎月)やイベントの開催(年2回)
子育て中の親が互いに学び合う「子育て連続プログラム」の開催
(年8回、3~6回連続講座)
子育て中の親の心身ケアのための講座の開催 (年8回) など

団体情報
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