活動・団体の紹介
北九州市小倉南区で、こどもの困りごとの有無に関わらず、一人一人と向き合い、こどもたちの生きる力を育む保育・療育をおこなっています。「認定こども園おひさまいっぱい光楽園」「指定児童発達支援事業所 みんなの光楽園」「放課後等デイサービス みんなの光楽園」を中心に施設の運営しています。
活動の背景、社会課題について
こども基本法の施行・こども家庭庁のスタートで、「こどもまんなか社会」が声高に叫ばれるようになりました。また、SDGs目標2030年度達成を目指し「だれひとり取り残さない共生社会づくり」「インクルーシブ保育・教育」を意識した取り組みも広がりつつあります。
一方で社会の足元では、こどもを豊かにはぐくむ3つの「間」(遊ぶ「空間」「時間」「仲間」)が削り取られ、保育や療育を提供する施設では不適切な対応や虐待を疑われる行為が後を絶たず、不登校児は年30万人に近づき、虐待通報件数や自殺が過去最高を更新し続けるなど、「こどものいのちの輝き」が失われていく状況が深刻化していると言わざるを得ません。
そのギャップを埋めていく必要性を強く感じた私たちは、これまでの施設運営や活動を通じて培われてきた経験・知見を広く地域のみなさんと共有・協力しながら「こどものいのちが輝く共生社会」づくりを目指すことを掲げ、こどものいのちと育ちを地域全体が家族のように関係を紡(つむ)ぎながら支える仕組みとコミュニティを築いていく取り組み「地域まるごとファミリープロジェクト」をはじめました。
地域まるごとファミリープロジェクトですすめていくことは以下の3つです。
1.ホームづくり ~光楽園の運営する施設の整理・整備・拡充を進めながら、現在の活動の幅を広げ、こどもを支える取り組みをさらに深めていく。
※今回のプロジェクトは、光楽園のホームの中核となる「認定こども園おひさまいっぱい光楽園」の施設整備となります。
2.人・ネットワークづくり ~光楽園で働く職員や施設利用者、OB、関係者のみならず、周辺地域のみなさん、地域で子育て支援等の取り組みをすすめている団体や個人の方々と、こどもをまんなかにした様々な形のネットワークをつくっていく。
3.こども連携支援チームづくり ~こどもやその家族に関わる行政機関、地域の機関や関係施設の人たちと光楽園が手を携えて、こどもをまんなかにした連携支援チームをつくっていく。また、その経験や実践を発信し、地域全体にこの取り組みを広げていく。
活動内容の詳細、実績について
自然豊かな環境で自由に思いっきり遊ぶことでこどもの五感を豊かに育むこと、発達障がい等の障がいの有無に関わらず全てのこどもが共に遊び共に活動する機会や場をつくること、自分の思いを伝え相手の気持ちも尊重できる対話を通じた人間関係を結ぶ力を育てることに本気で取り組んでいます。
特に、「認定こども園」と「児童発達支援施設(おもに発達障がい等をもつこどもを対象)」をもつ特徴を生かして、認定こども園であるおひさまいっぱい光楽園の保育や活動・園外の遊び等に児童発達支援のこどもが参加し、一緒に遊ぶ機会を系統的にもつ「共生型の保育」を積み重ねてきました。互いが日常的にかかわることで、こどもたちは多様な存在を仲間として受け入れ、助け合い、ともに生きていく力を育んでいくことを実感。現在では両施設を併用するこどもも増えてきています。(23年7月1日現在6名が併用中)
【3施設イメージ図】
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また、こどもや親の願いや困りごとにはとにかく手を差し伸べるという考え方で、おひさまいっぱい光楽園の卒園児の保護者からの「夏休みくらいはこどもたちが思いきり遊べる機会がほしい」という願いに応えて始めた長期休み期間限定の学童保育をはじめ、不登校児童の受け入れ・対応や親子朝食堂(9月25日よりスタート)、その他様々な個々のこどもや家庭に応じた「おせっかい」をしてきました。
今では、おひさまいっぱい光楽園在園児63名、児童発達支援みんなの光楽園登録園児25名、放課後等デイサービス事業所登録児童26名、学童保育利用児童43名等、施設利用やかかわるこどもが増えてきています。
代表者メッセージ
こどものいのちが輝く=こどもが目をキラキラ輝かせ、生き生きとしている瞬間に、私たちはたくさん出会ってきました。その瞬間の多くは、こどもの五感を刺激する豊かな自然環境~山や川、散歩道、田んぼのあぜ道、公園等~の中、仲間とともに思いっきり遊びこんでいる場面で展開されています。
光楽園は、認定こども園・児童発達支援・放課後等デイサービスの3つの施設の活動を通じて、障がいや困りごとの有無に関わらず、こんな素敵な機会や環境をこどもたちに保障してきました。また、こどもたちを真ん中にして、施設の職員とこどもたちの親・保護者が家族のようにつながり、支えていく関係づくりも進めてきました。
その経験の積み重ねから生まれた社会像が「こどものいのちが輝く共生社会」です。SDGsの課題達成目標年度である2030年に、このような社会に一歩でも近づくことができるよう、今後様々な取り組みを進めていきたいと考えています。
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寄付金の使い道について
今回いただいた寄付金につきましては、園舎の補修と保育室の拡充(約200万円)と園庭の整備(外柵及び土流出を防ぐ土台づくり、水はけの大幅改善、ふかふかの土投入等約300万円)に充てさせていただきます。工事結果や、その後の活動の様子についてはメールマガジン等を通じて皆さんに報告させていただく予定です。
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金額3,000円 |
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金額5,000円 |
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金額10,000円 |
金額20,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |
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金額10,000円 |
金額20,000円 |
金額50,000円 |
金額100,000円 |