全国子どもの貧困・教育支援団体協議会とは
「子どもの貧困」という社会課題に起因して、教育を受ける機会を失っている子どもたちの支援強化のため、日本各地で活動を続ける教育支援団体をネットワーク化し、個々の団体からでは国や地方自治体に届きにくい政策提言やイシュー・レイジング、「子どもの貧困」という社会課題とその解決策のひとつとしての教育支援の可能性を知ってもらうためのフォーラムやシンポジウムといったイベントの開催、子どもたちを取り巻く現状の調査・報告を軸に、教育支援活動のさらなる推進を図り、すべての子どもが夢や希望を持つことができる社会の実現を目指しています。
なぜネットワーク強化による協働が必要なのか
生活困窮世帯の子どもたちは生活体験の乏しさや学習の遅れ等の要因から、不登校・中途退学等、学校生活への不適応を発生しやすく、社会とのつながりも弱くなり、さらに困窮化が拡大しています。
コロナ禍はその状況に拍車・追い打ちをかけ、教育格差をさらに押し広げています。特に、家庭内で被虐待の体験がある子ども、ヤングケアラーや家族を失った子ども、外国にルーツをもち日本語の習得支援が必要な子ども等、地域の中で孤立傾向にある子どもは学校生活に適応できずに困窮状況がさらに悪化している実態があります。
こうした多様な困難を抱えた子ども・家庭を支え、家庭の貧富に関わりなく子ども達が自分自身の人生を歩んでいくためには、学習面のサポートに留まらず、子どもと地域社会とのつながりを取り戻し、子どもを包括的に支えていく取組が必要です。
そのためには、支援団体が協働しつつ、地域の学校とも連携し、官民総がかりで地域づくりと支援の担い手づくりに取り組んでいくことが重要です。
すべての子どもが夢や希望を持つことができる社会を
長引く新型コロナウィルス感染症の影響や、世界情勢等の変化による物価高など、多くのご家庭のみなさまが経済的にも大変厳しい状況に立たされ、特にひとり親家庭や多子家庭といったご家庭のみなさまへの影響はより大きなものになっています。
弊会ならびに弊会会員団体では、こうした厳しい社会環境下でも、未来を担う子どもたちのため、子どもたちの学びを止めないための様々な工夫をしつつ活動を続けております。
今後も日本各地で活動を続ける教育支援団体のみなさまと力を合わせて、子どもたちのための活動に力を尽くしてまいります。
どうぞ、弊会、また弊会会員団体へのご支援をご検討いただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
ご寄付いただいたお金の使い道
一般社団法人全国子どもの貧困・教育支援団体協議会は、みなさまからのご支援で活動できています。
今後も日本各地で活動を続ける教育支援団体のみなさまとともに、ひとりでも多くの支援を必要としている子どもに寄り添い支える活動を続けてまいります。
みなさまからいただいたご寄付は、教育支援団体の底上げとネットワーク強化のために大切に使わせていただきます。
みなさまの温かなご支援をよろしくお願いいたします。