京都子育てネットワークとは
京都子育てネットワークは、主に乳幼児親子を対象として、子育てを安心してできる居場所づくりから、子育てを共に支え合い楽しめる仲間や地域とのつながりづくり、そして支え合いの経験を地域や社会に発揮して地域の子育てを担うチカラとなって育まれ続ける、そんな持続可能な循環を生む居場所・関係・環境づくりを行うNPO法人です。
子育て親子のリアルな声を大切にしながら、時代のニーズに合った事業を展開しています。
孤育て(孤立した子育て)をなくしたい
1996年、現理事長(藤本)のもとに、京都中のお母さんから「子育て仲間と出会える場所(子育てサークル)はどこにあるのか」という孤立感、不安感あふれる声が届きました。「なんとかしたい!」と、あらゆる広告の片隅からサークル情報を1年かけて探したことが、活動開始のきっかけとなりました。
活動開始から長らく経ちますが、子育ての形や社会環境は変わっても、孤立した状況で子育てをして子育てが苦しいものとなってしまうという課題は、根本的な解決がなされぬまま続いています。
さらにここ数年は、新型ウィルス蔓延の影響もあり、人と人が集う機会が減り(公園や、行政が運営する親子が集える場所、商業施設の子どもが遊べるスペース等の一時閉鎖や、イベント等の自粛とそれに伴っての予算削減等)、子育ての孤立化は加速の一途を辿っています。(赤ちゃんが生まれてから半年間家から出ずに、家族以外の方とつながりを持てなかったという親子さんもいたほど、、、、!)
孤立した環境で不安を抱えながらの子育ては、虐待など悲しい結果を招いてしまう危険性も孕んでいます。
一人でも、子育てを支え合える仲間に出会えたら。
一言でも、地域の方に「何かできることあったらゆうてや」と声をかけてもらえたら。
子育ては、そもそも親や家族だけで担えるものではなく、社会全体で担うもの!
京都子育てネットワークは、乳幼児親子さんが人と社会と支え合って、子育てがもっと楽しく、豊かな取り組みになるような活動、事業を展開し続けます。
循環型の子育て相互支援の社会へ
自分自身が子育て真っ最中の大変な時期は、思う存分周りの力を借りて、時に自分もできることをしながら子育てを楽しむという支え合いの経験から、「誰かの役に立つ」自信・自己効力感が育まれます。
その自信や想いを、今度は地域や社会に発揮して地域の子育てを担うチカラとなって育まれ続ける、そんな持続可能な循環を生む居場所・関係・環境づくりを願っています。
具体的には、
・子育てを通して、又は元々体得していたスキルや技術を講師となって現役親子に還元する:講師派遣事業
・子育ての経験を活かした保育ボランティア:出張一時保育事業
・つどいの広場(弊団体が運営する親子が遊べる市営の施設)利用者がスタッフになる:つどいの広場事業
ご支援の使い道
このページをご覧になってくださりありがとうございます。
京都子育てネットワークの活動は、皆さまからのご支援・ご協力に支えられております。皆さまからのご寄付は、ニーズに合わせたスピーディな事業展開のための資金や、団体の発展的かつ継続的な活動のための人財への投資等へ活用させていただきます。
とりわけ力を入れていきたい活動としては、「0歳児を育てるママの元気をチャージ!産後デイステイ」事業です。
産後、精神的にも体力的にも負担感が大きい中で子育てを頑張るお母さんに休息の機会を提供するとともに、子育て仲間や支援者・地域の方々との出会いの場としていただける機会を提供する事業です。京都の宿泊施設との連携事業で、旅館のお風呂やランチも楽しむことができ、地域社会・企業との連携も実現しています。
産後デイステイについて詳しくはこちら
5,000円のご寄付を80名の方からいただければ、3回の産後デイステイを実施でき、約30人のお母さんたちが、心身の癒しと、子育て資源との出会いの機会を得ることがき、子育ての負担感を軽減して親子の素敵な笑顔を増やすことができます。
皆様からのあたかかいご支援・ご協力を心よりお待ちしております。
NPO法人京都子育てネットワーク理事長 藤本明美