何らかの理由で家庭にいられなくなり働かざるを得なくなった、原則として15歳から20歳までの青少年達が暮らしの場とする施設です。児童福祉法第6条の2第1項および33条の6に位置付けられています(厚生労働省HPより)。
公益財団法人京都YWCAは2015年4月に、自立援助ホーム「カルーナ」を開設しました。児童養護施設等を退所した後に行き場が見つからなかったり、さまざまな事情から家族と一緒に暮らすことが難しい状況に置かれている女子に、安全にかつ安心して生活できる「セーフスペース」を提供し、「受容」と「見守り」をキーワードに、社会で自立した生活が送れるよう就労などの支援を行っていきます。開設から7年、カルーナ退所後も、不安定な生活を強いられる退所者が増えています。社会の中で懸命に生きるこの人たちの支援を継続したいと強く願っています。
何らかの理由で家庭にいられなくなり働かざるを得なくなった、原則として15歳から20歳までの青少年達が暮らしの場とする施設です。児童福祉法第6条の2第1項および33条の6に位置付けられています(厚生労働省HPより)。
自立援助ホームは法的に原則20歳になると退所することになっています。退所後は親元に戻って生活する人もいますが、多くはアルバイトしながらひとり暮らしを始めます。カルーナにいるあいだは、食べること、寝る場所、見守ってくれる職員やボランティアなどがいますが、退所するとその状況が一変します。しばらくは緊張感があって頑張っても、日常の家事とアルバイトを両立させることの疲れ、ひとりで生活することの不安と寂しさが、夜更かしや食事の偏りになって現れ、金銭的にも厳しくなってしまうことがしばしばあります。カルーナにふらりと現れて話し始めたり、職員にしんどさを訴えるメールがきたり、退所後も見守りや支援が必要な人たちが、開設後年数がたつにつれ増えています。職員やボランティアが家に行って一緒に掃除や料理をしたり、おしゃべりしたり、また病院に付き合ったりすることもありますが、彼女たちがその手を離れて、自分らしく生きる力をつけるための支援を模索しながら続けています。
いただいたご寄付は、一人ひとりの退所者の状況に合わせ、就職や進学のため、心身を整える治療のためなどに用います。
例えば)
■今後の自立のために必要な資格取得のための受験料、受講料
■コロナ禍で生活困窮に陥っている人への食料品等の配布
■「生きづらさ」を抱える若い女性たちの相談受付(SOSを受け止める人の配置)
■メンタルヘルスの不調を抱える人のためのカウンセリングプログラム、カウンセリング費用の補助
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。