公益財団法人京都YWCA

多文化ルーツ子どもの高校進学&自転車購入支援金を募集します!!

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支援総額
51,000
20%
目標金額 250,000
サポーター
8
終了しました
2022年04月10日 23時59分 まで
 生活困難を抱えている多文化ルーツの子どもたちの学力格差を縮めるために、学習会を行っています。この春から多文化ルーツ子どもたち3人が新たな高校生活を始めます。一人ひとり自分の夢に向かって一生懸命に勉強してきた子どもたちを、一緒に応援しませんか。   さらに、自転車を持っていない多文化ルーツ子どもに自転車をプレゼントしませんか。

外国にルーツを持つ子どもへの支援、多文化ルーツ子ども対応プログラムとは

 京都YWCAは30年前から外国人向けに、特にDV被害を受け避難しなければならない移住女性とその子どもたち、そして、ひとり親になり働きながら子育てをしなければならない移住女性とその家族に「多言語相談」を通して問題解決及び自立支援を実施してきました。

 その一環として、移住女性の子どもたちのニーズに合わせた学習支援を、家庭教師付きの個別対応の形で長年行ってきました。しかし、学習のみならず、居場所提供を必要とする多文化ルーツの子どもたちが増え、2018年からは京都YWCAで定期的な学習会及び社会経験プログラム「キャンプ、子どもフェスティバル、動物・植物園訪問など」も実施しています。

 現在、様々なルーツを持つ20名以上の子どもたちが月・金曜日に学習会に参加しています。様々な家庭の理由で対面参加が出来ない子どもは、家庭訪問及びオンラインでの支援を受けています。

 

 外国ルーツの子どもたちは文化・世代などを超えて色々な背景を持つ人々との交流を通して、社会を豊かにする人材として成長しています。

 

なぜ多文化ルーツ子どもに学習支援が必要なのか

   2020年日本学術会議地域研究委員会多文化共生分科会の提言「外国人の子どもの教育を受ける権利と修学の保障―公立高校の「入口」から「出口」までー」に「外国人生徒」(外国につながりをもつ生徒。 日本国籍を所持しているが、父母のいずれかが外国人である場合も含む)の「高校進学率は、全国平均が 99%であるのに対し、日本語教育が必要な生徒の進学率は 極めて低く、また公立高校の中退率も、全国平均と比べると著しく高い」と述べられています。

 長年の多言語相談支援から見ると、多文化ルーツの子どもたちは家庭の中でも言葉・文化の観点から、決して安定した生活を送れる環境にはありません。移住女性である母親は一生懸命働いているが、行政サービスや地域社会に繋がらず経済的な不安、とりわけ母親は一人異国で、家族を養っていくことの不安を常に抱えています。それは、当然子どもたちにも影響を与えているでしょう。

  コロナ感染拡大の中、多文化ルーツの子どもたちとその母親たちは、学校からの教育や感染予防に関する日本語の情報が理解できない、家庭学習ができず、学校の学習についていけないなど、状況が深刻化しています。経済的な理由で高校進学を悩んでいた多文化子どももいます。

 新型コロナウイルス感染症とともに生きる新たな時代の中で、多文化ルーツの子どもたちの高校進学支援は、安心して自分たちの未来を描くためになくてはならない重要な支援です。

多文化ルーツの子どもが高校進学をあきらめないように

 子どもたち一人ひとりが、それぞれのプログラムや勉強に一生懸命に励み、楽しんでいます。京都YWCAは安心できるところ(セーフスペース)で、みんな大好きです。“毎日でも来たい”と言います。それは、ご支援いただいている皆さまの愛やあたたかさを、このプログラムを通して感じているからだと思います。

 高校に進学するフィリピンルーツのPさん、Nさん、Sさん、そして自転車を持っていない子どもたち3名のためにクラウドファンディングを始めます。

 いろいろな課題に、それぞれのあり方で取り組んでいる子どもたちの成長を思い、またそれぞれの家庭、特に労多い中、懸命に子どもたちを守っているお母さんたちへのサポートのしるし・サインとして、引き続きご支援、ご寄付いただければ幸いです。

 (京都YWCA 多文化ルーツの子ども・移住女性自立支援プロジェクトメンバー一同)

募金の使い道

 皆さまから頂いた募金25万円は、

 2022年度高校進学が決まった多文化ルーツ子ども3人*に高校入学お祝い(奨学金)として、進学に必要な様々なもの「入学金・制服・教科書他」を購入する時に使わせていただきます。また自転車に乗れない!、自転車を練習している、自転車を持っていない、多文化ルーツ子ども3人**の自転車の購入に使わせていただきます。

*京都府外でDV被害から避難生活中の子どもたち、及び4年前に来日して学校生活に慣れず一時期高校進学をあきらめかけたが進学を決まった子どもです。 

**移住女性である母親と生活している子どもで、自転車に乗った経験がないので、今公園で練習をしています。

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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