京都YWCAにはW・M・ヴォーリズが設計した歴史的建造物があります。現在築85年のこの建物は「サマリア館」と呼ばれ、京都YWCAが推進する多世代多文化ふれあいコミュニティづくりの中心的な場所となっています。
「建物の風格は外観よりもむしろ内容にある」(※)というヴォーリズの言葉にあるように、サマリア館が全ての人にとって安心できる安全な「Home」のような居場所であるための整備が急務となっています。
京都YWCA設立100周年を機に、建築物としての魅力を活かしつつ補修を行います。サマリア館を、困難を抱える若い女性を主な対象に、食と「つながり」をテーマとする「居場所」として長く動態活用するために、皆さまのご支援をお願いいたします!
(※昭和12年『ヴォーリズ建築事務所作品集』より)
2022-08-24 09:05
こんなことやりました!@サマリア館
8月16日、京都では五山の送り火が3年ぶりに完全な形で行われました。
コロナ禍以前は、会員手作りのお料理で、送り火を楽しむ会を催していました。今年は久しぶりに「送り火を楽しむ会」を実施しようと準備を行っていましたが、第7波のため残念ながら中止しました。
地域の方や応援下さっている方をお招きすることはできませんでしたが、京都YWCAの自立援助ホーム「カルーナ」、留学生の「あじさい寮」、シニア向けサービス付き住宅「サラーム」に住んでいる人たちを対象に、内輪で五山送り火を楽しむことができました。
若い人たちは浴衣を着せてもらって、サマリア館「うららかふぇ」でスタッフ手作りの牛すじカレーや季節の果物などで夕食を楽しんだ後、会館屋上で送り火を鑑賞しました。
このひと時が彼女たちにとって楽しい夏の思い出になりますように。★「続きを読む」ボタンで様子をご覧いただけます。
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