このプロジェクトは「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行株式会社」の認定プロジェクトです。「GIVING for SDGs sponsored by ソニー銀行株式会社」では、寄付決済時に発生する決済手数料をソニー銀行が 協賛することで、寄付者の想いがこもった大切な寄付金を全額NPOに届けます。寄付金の社会への還元性を高める ことで、寄付文化の浸透およびNPOの社会課題解決に向けた活動を支援することが可能です。
▼GIVING for SDGs特設サイトはこちらhttps://congrant.com/jp/corp/sonybank/givingforsdgs.html
京都YWCAが提供するセーフスペースとは
京都YWCAは、誰もが安心してありのままでいられる「セーフスペース」をつくることを活動の柱としてきました。その一環として、2015年には自立援助ホーム「カルーナ」を開設しました。児童養護施設等を退所した後に行き場が見つからなかったり、虐待などさまざまな事情から家族と一緒に暮らすことが難しい状況に置かれている若い女性に、安全で安心して生活できる居場所を提供し、「受容」と「見守り」をキーワードに、社会で自立した生活が送れるよう就労などの支援を行っています。開設から8年、20歳になりカルーナを出て一人暮らしを始めた後も、不安定な生活を強いられる退所者が増えています。
また、社会にはさまざまな理由で生きづらさを抱えている人が大勢います。困難を抱えている人たちに安全で安心な居場所を提供するため、サマリア館を利用して「YここKitchen」を2022年3月に立ち上げました。そこには、手作りの温かい食べ物があり、相談に乗ってくれる人がいて、気楽に話せる仲間がいます。お腹が空いたときに、困ったときに、自由に立ち寄れる「セーフスペース」を毎週4日15時から20時まで開いて、カルーナの退所者をはじめ、外国にルーツのある子どもたちや、就労支援の必要な若者など、2022年度は延べ1000人以上が利用しています。
多様な人びとが集うサマリア館
YここKitchen以外にも、サマリア館では30年前から、滞日外国人を対象とする多言語による電話相談を行なっているほか、レベルに応じた日本語教室も開催しています。コロナ禍以降に増えた支援の必要な外国にルーツを持つ子どもたちへの居場所の提供や学習支援にも取り組んでいます。
また2014年に開業したふれあいの居場所食堂「うららかふぇ」では京都YWCAの会員ボランティアが中心になって地産地消の安心安全なランチを提供しています。安価でおいしい手作りランチを楽しみに来られる地域の人たち、京都YWCA館内の高齢者住宅の居住者、その他来館者の食を支えるだけでなく、ひきこもり傾向などの若者と共に働き就労を支援する場所にもなっています。フレールを予防するための「いきいきタイム」や留学生も参加しやすい「Chatting café」など、「うららかふぇ」では人びとの交流を深めるプログラムも定期的に行われています。
何年もの月日をかけて、多くの人が知恵と力を合わせて、誰ひとり取り残されないための居場所「セーフスペース」がサマリア館に育まれつつあります。
なぜヴォーリズ建築を補修するのか
私たちが「セーフスペース」を提供するサマリア館は、ヴォーリズ建築事務所が1936年に設計した木造2階建ての建物です。京都YWCA 100年の歴史の中で、築87年のこの建物は、ホステルとしても使われたことがあります。アーチ形の壁やゆったりとした趣のある階段、清潔さと美しさを兼ねた真鍮やガラスのドアノブ、淡いグリーンの造り付け食器棚など、生活する人の健康と快適さを追求したヴォーリズ建築の特徴が、随所にみられる温かみのある居住空間です。
1階部分を改修し、ふれあいの居場所食堂「うららかふぇ」を始めた際、人々の賑わいが戻り、建物が息を吹き返したように感じました。しかし、建物は年月を重ね風雨に晒されて、安心で安全な「セーフスペース」を提供するためには、各所の補修が必要になっています。京都YWCA設立100周年を機に、建物を建て替えるのではなく、ヴォーリズが目指した「使う人の健康と快適な空間」として長く使っていくための補修を行います。
また、手付かずだった2階などの内装を整えることにより、経済的にあるいは精神的に困難を抱える人に対する個別相談やカウンセリング、学習支援といったサポートプログラムを充実させ、歴史ある建物の更なる有効利用が可能となります。
ご支援の使い道
誰ひとり取り残さないための居場所「セーフスペース」を提供するためには、安全で心地よい空間を保障する建物が必要です。今、それらが失われようとしているサマリア館の補修が急務となっています。皆様のご支援により、サマリア館の補修をぜひ完遂したいと思います。
外装、内装の補修に加え、ヴォーリズ建築らしい意匠補修を行うと726万円が必要になると見積もられています。昨年度のクラウドファンディングでは、多くの方から155万円のご支援をいただき、その後も努力を重ねてきましたが、まだ資金が不足しています。補修工事は7月24日に着工予定ですが、工事に必要な150万円をご支援ください。
自立援助ホームを退所した人への直接的な支援は別途実施しておりますので、併せてご協力いただけると幸いです。https://congrant.com/project/kyotoywca/4274
W.M.ヴォーリズとサマリア館
サマリア館は全国的に知られるウィリアム・メレル・ヴォーリズ(William Merrel Vories 1880 〜1964)が率いる近江ミッションのヴォーリズ建築事務所が設計した建物です。ヴォーリズは若い時代からYMCAの活動に触れ、YMCA・YWCAが中心となる世界的な青年運動が送り出した活動家として1905年に来日しました。当初は官立学校の英語教師の傍らYMCA活動に従事し、1908年から建築設計監督の仕事を京都でスタートさせました。「使う人の家=Home」として全国に点在する彼の建築物は、今日でも多くの人々の心をとらえる空間として親しまれています。
ご支援ただいた方には
このプロジェクトへの応援は3,000円よりしていただけます。公益財団法人である京都YWCAへのご寄付は、税制上の優遇措置(※)を受けていただくことができます。ご寄付いただいた方にはそのために必要な寄付控除証明書をお送りいたします。
※国税庁のHPに詳細が記載されております。https://www.nta.go.jp/taxes/sh...[KB1]
また、ご支援くださった方には、私たちの感謝の印として以下のプレゼントをご用意しています。京都YWCA会館での受付や複数口のご支援もしていただけます。
10万円 京都YWCA100周年記念式典ご招待 (9/23 京都ブライトンホテルにて開催。*但し8/30ご寄付分まで)
5万円 京都YWCA100周年記念オリジナルマグカップ(限定10個)
2万円 京都YWCA100周年記念エコバック(限定70個)
1万円 サマリア館写真つきファイルと「うららかふぇ」ランチご招待
5千円 サマリア館写真つきファイルと絵葉書セット
3千円 「うららかふぇ」ドリンク券
セーフスペース「YここKitchen」 利用者の声
京都YWCAでは2022年3月より、セーフスペース「YここKitchen」を開催しています。
プログラムに参加して身体を動かしたり、晩御飯を食べておしゃべりをしに「YここKitchen」にきた参加者に聞いてみました。
【Aさん(20代前半女性)】
私は以前YWCAで生活をしていたことがあり、数年前から一人暮らしをしていました。
コロナ禍で食べるものやお金に困りYWCAに相談をしたところ、「YここKitchen」を紹介してもらいました。
YここKitchenでは手作りの温かいご飯を食べられて、日常生活の相談を聴いてもらえます。私は外出の機会が多くはないし、家にひとりでいるとしんどくなることがあるので、スタッフのみなさんとお話をできることはとてもありがたいです。
「誰かがいて話をすることができる」「自分がありのままでいられる場所」だからこそ、私は何度もYここKitchenに行きたいと思えます。
【Bさん(20代前半女性)】
私は夫、幼児2人と生活をしています。仕事をしながら家族の夕食を作るのは大変で、負担を感じることも少なくありません。
YここKitchenには月2~3回参加しています。私はスタッフに普段のことを話したり、子どもは他の参加者に遊んでもらい嬉しそうにしています。
何より一番は、夕食を作ってもらえることがありがたいです。しんどい時、少し休みたいとき、YここKitchenに来たくなります。
私たちの歩み
京都YWCAは1923年の関東大震災があった年に設立されました。戦時中の苦難の時代を経つつ女性たちによって運営が続けられ、2023年に100周年を迎えました。戦前の女性の社会的立場が弱かった時代から、キリスト教を基盤にして、女性が自らを育て主体的な生き方を選び、社会に参加することを支援する事業・活動を推進してきました。
近年は、長年多様な事業を展開してきた経験を活かし、年齢や文化的背景の異なる人々が出会い、協働する「多世代・多文化ふれあいコミュニティづくり」を推進しています。これを通じて、女性のリーダーシップを促進し、さまざまな特性を持つ人々がふれあい、一人ひとりが大切にされる社会、「誰も取り残さない」持続可能な平和な社会を目指しています。京都YWCAは今後もこの事業を推進し、目指す社会の実現に向けて挑戦していきます。
京都YWCAの長い年月が多くの皆さまに支えられてきたことを感謝し、この歩みをさらに前進させるために、皆さまの更なるご指導とご支援をお願い申し上げます。
代表理事 上村兪巳子
公益財団法人京都YWCAの活動概要
「多世代・多文化ふれあいコミュニティづくり」を推進しています。 詳細はホームページ http://kyoto.ywca.or.jp をご参照ください。
金額100,000円 |
金額50,000円 | 在庫6 |
金額20,000円 | 在庫61 |
金額10,000円 |
金額5,000円 |
金額3,000円 |
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金額50,000円 | 在庫6 |
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