社会福祉法人 共生会
社会福祉法人

家庭体験が不足する子どもたちに成長するためのアシストを!

伊豆長岡学園は、家庭で暮らすことが困難になった子どもたちが暮らす児童養護施設です。法人の設立の精神である「共生」の精神を大切にして、子どもたちとスタッフが苦楽を共にしながら、みんなが成長できることを目指して生活しています。 子どもたちには明るい未来が待っています。その可能性は無限大です。伊豆長岡学園では、子どもたちの明るい未来を実現するために、日々の生活の中で子どもたちの感性や才能を育んでいくことを大切にしています。 今日まで多くの支援者の皆様に支えられ、子どもたちの生活を豊かにして、成長をアシストして来ました。 これからも支援者の皆さまと共に子どもたち一人ひとりの未来を応援していきたいと考えています。

「甲子園へ仲間の応援に行きたい」

高校進学を機に退園した男の子の夢は甲子園出場でした。野球の強豪校に進学し、「甲子園に出場したら応援に来て欲しい。絶対出場する。」
一緒に生活した仲間と最後の約束をし、彼は退園していきました。

彼が高校3年生になるまでの3年間、世の中はコロナウイルスによるパンデミック。
学園全体での行事も控え、子どもも職員も神経質になっていた時期でした。

そんな中での一本の連絡。「甲子園出場が決まった。約束果たしたよ」
学園内はお祭り騒ぎでした。彼は約束を守った。
しかし世の中は外出を控えている最中。応援には行けないだろう。
誰もが諦めていた中、子ども達から強い要望がありました。

「どうしても応援に行きたい。彼との約束を守りたい」

日帰りの弾丸旅行でしたが、彼との約束を果たすために甲子園へ。
子どもたち全員で甲子園へ行き応援することは出来ませんでしたが、施設を代表して5名の子どもが寄附金を使用して甲子園に駆けつけて応援することができました。
残りの子どもたちは、テレビのスクリーンを通じて応援しました。
大舞台でプレーする彼の姿を見て、子どもたちは感動し、応援に来てくれた事に気付いた彼も感動していました。
何より約束を果たしたことが、子どもたちにとっては大きな経験になりました。


伊豆長岡学園について

三方を山々に囲まれた自然豊かな静岡県伊豆の国市。
伊豆長岡は古くから温泉地として親しまれており、温泉街の一角に伊豆長岡学園があります。
2歳から18歳までの児童を本体施設とグループホーム合わせて最大48名の子どもたち。
ここで生活している子どもたちは、すべて東京都内の児童相談所で保護された子どもたちです。
多くの子どもたちが、家族と離れて不安を抱えながら生活をすることになります。
自然豊かな立地を活かして、ゆったりとした時間軸の中で、子どもたちがのびのびと健やかに成長できる生活環境を整えて、子どもたちとスタッフが家族のように助け合いながら生活をつくり共に暮らしています。

社会的背景:虐待相談件数と入所児童の増加

日本では保護者がいない児童、虐待被害を受けている児童など家庭環境の問題を理由に養護を必要としている児童は、全国で4万人以上います。
養護を必要としている児童のうち、約半数の2万人以上が児童養護施設で生活しています。児童養護施設で生活している児童の多くは、保護される以前に適切な養育を受けていないことが数多く見られます。
衣食住に困窮しているケースのほか、閉鎖的な環境で成長した影響で、コミュニケーション不足や社会経験(買い物のシステム・公共交通機関の利用方法・旅行体験など)の不足など、成長過程において最も大切な「体験」という要素が不足している子どもたちがたくさんいます。

家族会議で自分の気持ちを伝えることが出来ます

伊豆長岡学園では、社会福祉法人共生会の理念に基づき大切な成長期を迎えた子どもたちが、安心して生活できる環境を、子どもたちとスタッフとで協力して築き上げる取り組みを実施しています。
「家族会議」と呼ばれる話し合いの場を定期的に開催して、子どもたちが自由に自分の意見を表明することができます。
「家では旅行したことがないからUSJへ行ってみたい」「韓流コンテンツが大好きだから韓国に行くために韓国語を勉強してみたい」「音楽が大好きなのでピアノを弾けるようになりたい」「友達と一緒にダンスを習ってみたい」など、家では考えたこともなかったこと、言いたくても言えなかった思いを家族会議で発表することが出来ます。
伊豆長岡学園では、様々な事情を抱えた子どもたちが「ここに来てよかった」と感じることができる施設運営を目指しています。

子どもたちの「やってみたい」を支えたい

児童養護施設に入所している子どもたちの生活費や教育費は、国と管轄する都道府県がそれぞれ負担します。使用目的によって単価や上限額が決まっており、限られた財源の中で、子どもたちに必要な支援を実施しています。
成長過程で必要な社会体験も同様に、子どもたちの事情に合わせて、計画しています。
買い物や公共交通機関の利用方法など、スタッフが支援可能な社会体験は、随時生活の中で実施。しかしながら多くの人と交流できるイベントへの参加や旅行・学習塾以外の習い事(ダンススクール・語学教室など)については、費用面やスタッフの人的確保のハードルが高くて、残念ながら現実的に子どもたちの要望すべてに応えることができません。

いただいたご寄附は、子どもたちの習い事の月謝や教材費、イベントや旅行にかかる様々な費用に使わせていただきます。

例えば・・・

◆1ヶ月1000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
 1人のお子さんが地域のサッカークラブや野球チームに所属することができます。

◆1ヶ月3000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
 1人のお子さんが地域の水泳教室やピアノ教室に通えます。

◆1ヶ月5000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
 運転免許取得費用に対して、公的な資金の不足分を補うことができます(1名分)。
 ※公的な補助額:180000円/1名分

◆1ヶ月10000円のマンスリーサポーターが3人集まると、
 年に一度、施設全体でのキャンプやバーベキューなど、季節の思い出づくりにつながる
行事を開催することができます。

子どもたちの「やってみたい」を応援してくださいませんか?
ご支援をどうぞよろしくお願いもうしあげます。


社会福祉法人共生会は、東京都から「税額控除対象法人」の証明を受けました。これにより、令和7年1月17日以降、当法人に寄付を行っていただいた場合、従来の「所得控除」に加えて「税額控除」のどちらかを選択できるようになりました。
詳しくはこちらのページをご確認ください。


※寄付をお受けするかどうかは、都度判断させていただき、場合によってはお断りすることもあります。予めご了承ください。


■寄付募集元・お問い合わせ先■

社会福祉法人共生会伊豆長岡学園
TEL: 055-948-0294
MAIL: office@izunagaokagakuenn.jp

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