鯖江市地域活性化プランコンテストについて
「市長をやりませんか?」というキャッチコピーで2008年から毎年開催してきた鯖江市地域活性化プランコンテスト。これまで13回開催し、今年で14回目になります(2021年9月18日~20日開催)。
全国から選考を通過した18名の大学生が福井県鯖江市に集まり、2泊3日の合宿形式で鯖江の未来を創造します。地元の高校生とチームを組み、住みたい鯖江、創りたい鯖江と実現の一歩となるプランを合宿最終日に市長や市民の方々の前で発表します。(大学生3名+高校生2名=5人1チーム)
鯖江市地域活性化プランコンテストは、第11回から一新しました。全国の大学生に加え、地元の高校生にも入ってもらい共に鯖江の未来を創るコンテストに。これまでは、市の現状、問題点などを調べその解決策を提案してもらうという課題解決型でしたが、大人が創ってきた課題を若者に押し付けるのはなく、"自分達"の理想の街や創りたい鯖江の未来をデザインし提案するという未来創造型のコンテストになりました。
しかし、新型コロナウイルス感染症が収束していない中、地元高校生と県外の大学生の直接の接触は厳しい状況です。昨年は完全オンラインでの開催となり、地元高校生は参加が叶いませんでした。今年も大学生だけを募集したらどうか。と言われましたが、高校生の様々な機会が失われている中、地域の方、地元大学生(with)と交流する場を創ってあげたい。という想いで高校生向けの企画を考え実施します。
第14回では、高校生は地元高校生だけで集まり、デザインシンキングを使ってプランを考案し発表する機会を設けます。また、大学生からの質問に地域の方々と一緒に答えてもらいます(大学生はオンライン参加)。地元高校生ならではの意見を伝えてもらい、大学生が作るプランがより地域の方々に受け入れられる、そしてわくわくするプランになるお手伝いをしてもらいたいと思います。※県外大学生は、PCR検査を受けた上で鯖江に来てもらいます。状況によってはオンラインに切り替えます。
今年で第14回を迎える鯖江市地域活性化プランコンテストには、北海道から九州まで全国各地から学生が参加し、これまでに310名の優秀な学生達が鯖江の活性化プランを提案しています。
(主な大学 ※参加者数の多い順:東京大学58名、京都大学 53名、慶應義塾大学 45名、早稲田大学 34名、)。
第1回のプランから『さばえめがねギネス』が実現(2011年)
第6回のプランから『えきライブラリーtetote』が実現(2015年) etc...
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これらを代表とする10プラン以上が実現していることも評価され、現在では内閣府、総務省、経済産業省、観光庁などからも後援をいただいています。
地域活性化イベントの先駆者として鯖江から全国へ広がりを見せていることから、全国各地や海外(主に韓国)から視察に訪れています。
また、下記の経済本や地方創生本にも取り上げられていることから更なる活動の飛躍に繋がっています。
・「2013年日本はこうなる」(東洋経済) 東京UFJリサーチ&コンサルティング編
・「福井モデル」 藤吉雅春著
・「地方創生 -実現ハンドブック-」(日経BP)
トーマツベンチャーサポート株式会社/日経トップリーダー共著
鯖江市地域活性化プランコンテストに参加した学生達は鯖江のファンになり、社会人になってからも今度はスタッフとなって継続的に関わってくれています。
また、自分の地元でもやりたい!と、鯖江と連携しながら自分の地元でプランコンテストを開催している学生もおり、鯖江の本気が全国各地に広がっています。
鯖江市地域活性化プランコンテストHP
https://sabae-plancontest.jp
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地域の担い手育成(学生団体with)
最も力を入れている事が、地元学生の育成です。
全国からやってくる熱量の高い学生達に刺激を受けた地元の大学に通う学生達は、学生団体withという団体を創り鯖江を舞台に地域活動をするようになりました。設立は2011年。今年11年目になりますが、今では鯖江市地域活性化プランコンテストを主体的に運営し、企画から広報、そして協賛営業まで自分達で行っています。
学生団体withの地元学生達にとって、鯖江市地域活性化プラコンテストは起爆剤です。「プランコンテストに参加する都会の学生はこうだから、こうしなければならない」と押し付けるのではなく、自ら気づき、主体的に動くきっかけを与えています。
様々なきっかけや経験できる場がある都会と違い、地方は大学の数も少なく、あっても郊外に大学がある場合が多いため、学生は大学内に籠ってしまいがちです。いざ就職活動の時になっても、何の経験もしておらず、社会人とメールのやりとりさえしたことのない地方学生は、経験豊富な都会の学生達に敵うはずがありません。また、何のスキルもないまま社会人になったとしても、企業にとっては即戦力になり得ません。
福井の大学に通っている事がマイナスになってほしくない。そのために、様々な経験ができる「場」、学生達が活躍できるフィールドを鯖江に創っています。
今や学生団体withは、商店街や市役所などからも頼られる存在になりました。
お金がもらえるわけではありません。大学の単位がもらえるわけでもありません。しかし、鯖江に通い地域活動をしてくれていて9年続いています。
鯖江の大人たちは、学生達がやりたい事ができる場を創出してくれています。
そして鯖江市地域活性化プランコンテストが14年も続けられているのは、学生団体withがいるからです。学生団体withが、プランコンテストに参加する学生達が良いプランを提案できるよう、鯖江の大人たちと共に全力で運営しています。鯖江の大人たちのおもてなしの心が伝染し、何も指示していないのに、自分たちができる精一杯のおもてなしを行っています。次の世代が育っています。
そのひたむきな地元学生の姿に打たれた全国の学生達は、学生団体withの助けになりたい!と毎年手伝いに帰って来てくれます。
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鯖江市について
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福井県鯖江市は人口7万人弱、県内で唯一人口が増えている元気な自治体です。
眼鏡・漆器・繊維の「ものづくり産業」が盛んで、職人の技に支えられて発展してきました。眼鏡フレームの国内製造シェア約96パーセントを占め、「めがねのまち さばえ(Sabae Japan Eyeglasses)」として日本に世界に発信しています。
また、オープンデータ先進地、プログラミング教育の先進地であり、IT推進にも力を入れています。
鯖江の魅力
鯖江市は、高専はありますが大学はありません。新幹線の駅ができる予定もありません。観光資源も少ないけど、多くの視察やサテライトオフィスを出す企業が集まってきています。
鯖江には、新しい取り組みをどんどん取り入れる姿勢と新規事業でもスタートしやすい環境が有り、それを支援してくれる人達がたくさんいます。そんな鯖江の街柄、熱い思いを持った人柄に魅力を感じてたくさんの人が駆けつけてくれる場所となっています。
引き続き鯖江の未来を創っていくためにも、私達は鯖江市地域活性化プランコンテストを続けていきます。
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NPO法人エル・コミュニティについて
NPO法人エル・コミュニティ代表の竹部美樹です。
福井県鯖江市で生まれ育ちました。東京で働いていたものの、大好きな鯖江のために何かできることはないか。と鯖江に帰り「鯖江市地域活性化プランコンテスト」を開催。今年で14年目になりました。「全国の人に鯖江を知ってほしい」「地元学生に様々な経験をさせてあげたい」という想いだけで走ってきましたが、たくさんの人のご協力を得てこれまで続けてくることができました。
「鯖江市地域活性化プランコンテスト」は地元学生にとって一歩踏み出すきっかけ、起爆剤です。そして地域活動は学生達が成長していくための手段でいいと思っています。地域活動を通して、小さいながらも"社会"を経験し、成長していってほしい。学生団体withは今年11年目ですが、地元学生達にとって地域活動は「遊び」になっています。
第11回、第12回に参加した高校生は、大学生のサポートを受けながら7チーム中4チームがプランを実現させました。また、継続して地域活動を行いたいと学生団体withにも加入し、現在共に活動しています。
大人が、若者が活躍できる場を創ることで、地域に若者が入ってくれます。楽しんでくれます。若者の成長なくして地域に未来はありません。NPO法人エル・コミュニティは、地域の担い手育成を今後も行っていきます。
協賛金の使い道
協賛金につきましては、鯖江市地域活性化プランコンテストの運営費に使わせていただきます。参加学生や関係者の食費など当日の実費については、市からの事業費や企業様からの協賛金で賄わせていただいておりますので、エル・コミュニティの通年を通しての活動費、運営費として使わせていただきます。鯖江市地域活性化プランコンテストは全国の学生から参加を集うため、各地での広報活動を行っています。その活動費用、地元学生(学生団体with)を継続してサポートし、育成していくための活動費に使わせていただきます。
皆様のご支援により、これからの日本を担う人材を全国・地方二つの方面からアプローチし、鯖江市地域活性化プランコンテストを通じて若者を育成していきます。
鯖江の未来、日本の未来を創るためにも、NPO法人エル・コミュニティの活動に是非ご協力をお願いします!
協賛いただいた方のお名前掲載について
ご協賛いただいた方のお名前は、鯖江市地域活性化プランコンテストのホームページに掲載いたします。
参考:鯖江市地域活性化プランコンテストHP スポンサーページ
個人スポンサー用の名前表記の例を下記に2つ掲載しておりますが、お名前の上に載せる表記は自由とします。会社名でもいいですし、アピールしたい肩書を教えてください。(文字数:14文字以内)
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