活動・団体の紹介
- 居場所の提供:10代から20代の子どもや若者が利用できるカフェのようなスペースを提供しています。ここでは宿題や勉強、マンガやゲームなど、好きなことをして過ごすことができます。
- イベント運営:ごはん会、セミナー、ワークショップ、交流会などのイベントを企画・運営しています。
- レンタルスペース:会議室やシェアオフィスのレンタルサービスも提供しています。
- 地域交流:三鷹・吉祥寺エリアでの地域交流会や異業種交流会、経営勉強会なども主催・共催しています。
leaf greenは地域コミュニティの中で子どもや若者が安心して過ごせる場所を提供し、様々な人々との交流を通じて支え合う社会の形成を目指しています。
31個のかしわもちプロジェクト、および、かしわもちの茶飲みともだちの詳細は、かしわもちのインスタグラムに投稿しております。
https://www.instagram.com/kashiwamochi.mitaka/
活動内容の詳細、実績について
- 10代20代の居場所かしわもち開設 (2024年5月)
- みんなで餃子を作って食べよう会 (ほぼ毎月)
- 三鷹市内子ども向けイベント出店 (随時)
- e-sports対戦交流会(2024年8月)
- 弱さと繋がり社会を変える 渡邊洋次郎さんとの対話会(2023年11月)
- 一般社団法人Onara主催 "見えなかった子どもたち"虐待被害者の未来を知ってください(2023年11月)後援
- 代表理事ラジオ出演 三橋淳子 あなたのミライをてらすラジオ
- 代表理事YouTube番組出演 月刊ミタカ会議第13回
- 代表理事Podcast出演 NPOあいだ様あいだラジオ全4回
代表者メッセージ
こちらのプロジェクトに目を留めてくださりありがとうございます。若者の居場所かしわもちを運営しております、一般社団法人leaf green代表理事 筒井英恵です。
2019年頃から、三鷹市の子ども食堂運営や多摩地区の児童養護施設グループホームでの家事手伝いの仕事など、子ども若者の社会的養育にまつわる場に、現場で触れてきました。
かしわもちを開設することに至った理由は、挙げればキリがないのですが、世界一になってしまっている日本での子ども若者の自死率、右肩上がりに増える虐待通報の件数、トー横やグリ下といった安全とは言えない若者のたまり場が逃げ場になってしまっている状況、日本経済の影響などから実の家族には頼れない若者が増えている事実、学校以外でも塾や習い事などで詰め込まれて休む暇がないスケジュール、子どもの9人に1人は貧困状態にあるという統計、などなど…。
そうした現代の子ども若者の置かれた状況の中での、居場所のなさや、信頼できる大人との繋がりの無さ、何もしないことが許されない抑圧状態を、彼ら彼女らが数年後には迎えるだろう社会に出るタイミングの前に、家族でも学校でもない関係性の中で解放していく必要があると、すでに取り組んでくださっている団体さんたちの実践を聞き、感じてきました。
また、子どもというと小学校低学年くらいまでを想像される中で、大人として扱われるにはまだ遠い10代や、成人とされる18歳以降も学生の立場だったり社会経験が浅く大人扱いされない20代の、いわゆる思春期と言われるような世代では、心身ともに大きく変化し答えのない問いを常に胸に持っているだろう時期の行き場のなさは、物理的にも心理的にもあるのではないかと感じています。
そうした若者を気にかけることになった背景にあるのは、私自身が子ども若者時代に経験をした「生きづらさ」と、その背景にあった家族の「寂しさ」の家族間連鎖でした。それに気づけたのは私が30代後半になって、グリーフサポートと家族心理学を学ぶことができてから、です。
「死にたい」を含め、母が自分のつらさを言葉にするのを聞くしかなかった、子ども時代の私は、今で言えばヤングケアラーでした。いつしか私の中にも「死にたい」が入り込んでいって、小学生の頃から教室の窓の外を見ながら「ここから飛び降りたら死ねるのかな」と想像するようになってもいました。26歳の頃に実際に死のうとしたことから、精神科のストレスケア病棟に4か月入院し、適切な投薬治療、行動療法、そして心理カウンセリングを受けたおかげで、快復することができました。
当時、私の実家の稼業が順調だったがゆえ、物心ついた頃から経済的には困っていなかった状況ではありましたが、だからこそ福祉につながるきっかけがなく、お弁当を作れない母がいるのを学校は知っていても、母の通院介助をするのが学生である娘でも、どこからも介入はありませんでした。
「家族の問題」は見えにくく、入り込みづらいのは、それから30年だった現代でも変わらず、むしろより、他者との繋がりが薄く頼ることができない社会にあって、子ども若者にとってより不利になっているかもしれません。
私自身、大学生の時から普及してきたインターネットのおかげで外の世界と繋がることができ、大きな心の支えになりました。
でもおそらく、本当に必要だったのは、家族の中にある、特に母の中にある「寂しさ」に誰かが気づき、話を聞いてくれること、子どもが親を支えないで済むようにするにはどうすればいいのかを一緒に考えてくれる機会だったのではないか、と思います。
また「私が親が望むような進路に進むことが家族を幸せにする」と強く思い過ぎて無理をしていたことも、私の20代のうつ病に繋がっていました。人生の選択肢は、多様な価値観を知ってそれを肯定する関係性によって増やすことができると考えます。
学び方や仕事の仕方は、今、ものすごいスピードで、かつ、大きく変化しています。そんな中で人生の選択を迫られる今の若者には、その選択に必要な情報や経験を、色んな大人たちに出逢って話を聞いたりすることで、不安を減らしたり、本来の自分の望みを確認する機会が必要、と私は思っています。
かしわもちでは、そういった10代20代が羽を休め、自分の家族や学校以外でも広い視点を持つ大人と関わりを持ち、あとちょっと生きてみていいかも、これをやってみようかな、と思えるような瞬間を感じてもらうことを願っています。
1個1個のかしわもちになってくださった方々のお力を借りて、若者が必要とするものをできるだけ多く提供できるよう、この度の「31個のかしわもち」募集の公開に踏み切りました。募集にあたっては、一般社団法人青草の原さんの"れもんハウス"のお取り組みと、31匹のひつじプロジェクトを参考にさせていただいています。
居場所の存在を知ってもらうこと、そのために必要なオフラインとオンラインどちらの手段も充実させることに、力を入れていくために、お力をお貸しいただければ大変ありがたいことでございます。
寄付金の使い道について
■かしわもちの固定費をまかなえます
家賃、光熱費、消耗品、通信費などを支えていただくことで、運営者が子ども若者を支える活動に集中し、更に広げていくことができます。
■子ども若者に必要な情報をつなげられます
特に、問い合わせの対応、SNSやサイトでの情報発信、地域での啓発、多機関連携に注力できることが、 必要なつながり作りに大切です。
オンラインでつながる仕組みの充実のために、維持管理費が必要となります。
■子ども若者のやりたいことを応援できます
ゲームや漫画書籍も含め、興味関心のあるものがあるかないかが、その場に居る理由になることは当然のことと思いますが、それに加え、「やってみたいこと」を叶える努力をそれを聞いた大人が叶えようとするときに費用が必要なことがあります。そういった時に、かしわもちでいただいた資金があるからやってみられる、と後押しをできることが大きな助けになります。
■子ども若者に食事の提供ができます
無料または安価で食べ物が得られることがその場に来る理由になることが多くあります。また、食べながら自然にうまれる会話からつながりを感じることも多くあります。こちらが与えたいものではなく本人たちが食べたいものをできるだけ提供することも、安心感につながります。