トキワ荘プロジェクト|若手漫画家の職業人としての成長にご支援ください!

支援総額
60,000
15%
目標金額 400,000
サポーター
2
残り
38
2024年11月30日 23時59分 まで
トキワ荘プロジェクトは、住まいを通じた実践的な作品づくりで、長く活躍する作家を育成することを目指しています。 2024年11月に、トキワ荘プロジェクトに参加する若手漫画家たちへ成長と成功のチャンスを提供するためのイベントを開催します。当イベントへの皆様のサポートをお願いしたく、クラウドファンディングを実施します。 長期的に活躍できる作家育成のため、皆さんのご支援をお願いします!

こんにちは。特定非営利活動法人LEGIKA 理事長の小崎 文恵と申します。ページをご覧いただき、ありがとうございます。

皆さんは、昭和の「トキワ荘」をご存知でしょうか。
手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、昭和を代表する漫画家が若手時代を過ごした木造2階建てのアパートです。何人もの新人漫画家がお互いを励まし合いながら暮らしていました。  

私たちLEGIKAは、そんなトキワ荘の現代版とも言える「トキワ荘プロジェクト」を運営しています。トキワ荘プロジェクトに参加する若手漫画家たちを一緒に応援していただきたく、クラウドファンディングを実施することにしました。

トキワ荘プロジェクトとは?

 

トキワ荘プロジェクト」とは、すでに本気の作品づくりに取り組んでいるクリエイターに対する共働型能力開発プログラムです。さらなる厳しい競争の中で自分の強みを見出し、金銭が絡む具体的な制作活動を通じて、職業人としての力を磨き、チームで最高の作品を生み出すことを目指します。

私たちは、トキワ荘プロジェクト参加者がプロの漫画家として長期的に活躍できるよう、キャリアの基礎面から実践面をカバーする総合的な能力開発プログラムを提供しています。

支援内容 

1. 住居支援〜住まいを核とした交流・制作拠点の提供〜

住まいは水道光熱費・通信費込みで33,000円〜(礼金・更新料なし)。東京都日野市にある「多摩トキワソウ団地」など、東京都内に4つのシェアハウスを運営しています。さらに、2024年9月には、完全ワンルームでありながらも共有リビングを有する「日野トキワソウスタジオ」をオープン。すでにプロとして活躍中の実力派作家への支援も拡充しました。

トキワ荘プロジェクトでは、単に住まいを提供するだけでなく、クリエイター同士の交流を促すコミュニティ運営を行い、切磋琢磨し共に高め合えるような作家仲間を見出す支援をしています。漫画に専念できる環境で、現在68名(2024年9月時点)の若手漫画家が切磋琢磨しながら共同生活を送っています。

多摩トキワソウ団地(東京都日野市)

2.共に競う〜評価機会の提供〜
成長途上の作家にとって、質の高いコミュニティでの交流や競争は重要です。
トキワ荘プロジェクトでは、年度単位の成果を発表し表彰するイベント「LEGIKA UP」を開催し、仲間と競い合うことで成長を促進しています。また、自己設定した目標に対する具体的なアクションを定期的に審査する制度を導入し、計画的な成長をサポートしています。

さらに、成長支援の一環として「マインドセット研修」を実施。参加者は、自分のなりたい姿から具体的な計画に落とし込み、PDCAのサイクルを回していく方法を学びます。研修を通じて、漫画家としても人としても成長できる機会を提供しています。


漫画家としてだけでなく、人としての成長も促すマインドセット研修を開催

3. 共につくる〜併設編集部による実践力強化〜
トキワ荘プロジェクトでは、併設の「レジカスタジオ」と共に、プロの漫画家を目指すクリエイターに対して、経済的な自立をサポートするための仕事の紹介を行っています。

参加作家には恒常的に仕事を依頼するほか、レジカスタジオ編集長との面談を通じた実践的な指導も実施。また、ヒット作品を共に作り上げるために、レジカスタジオ登録作家を選抜し、事業面も含めた全面的な支援と協力体制を提供しています。

トキワ荘プロジェクト参加者に対し、レジカスタジオ編集長が作品の指導を行う様子

実績 

これらの支援を通じて、これまで140名以上のプロデビュー者を輩出してきました。トキワ荘プロジェクト出身の代表的な作家には次のような方々がいます。

  • 西修さん『魔男のイチ』(集英社週刊少年ジャンプ連載中)『魔入りました!入間くん』(秋田書店週刊少年チャンピオン連載/アニメ化) 
  • 雲母坂盾さん『ドリトライ』、『ボーンコレクション』(集英社週刊少年ジャンプ連載) 
  • 藏丸竜彦さん『数学ゴールデン』(白泉社ヤングアニマルZERO連載) 
  • カメントツさん『カメントツのルポ漫画地獄』、『カメントツの漫画ならず道』(小学館ゲッサン連載)『こぐまのケーキ屋さん』(小学館) 
  • 坂本拓さん『潔癖男子!青山くん』(集英社ヤングジャンプ連載/アニメ化)

参加している若手漫画家たち 

トキワ荘プロジェクト参加者の平均年齢27.7歳(20249月現在)。参加者はみな、20代〜30代の貴重な時間を使って、覚悟を持ってプロの漫画家を目指している人たちです。
 

彼ら彼女らの多くは、日中はアルバイトをこなし、夜に漫画執筆をする生活を送っています。あるいは貯金を切り崩し、食費を削って制作に必要な道具を買っています。 

辛酸を嘗めて生活している彼ら彼女らのうち、現在デビューできている人は約3割。雑誌掲載でデビューできても、その後連載を獲得し、プロとして自活していくには高い壁があります。 

一方で、ふとしたきっかけが漫画家としてのキャリアの転換点となったという事例も数多くあります。 

トキワ荘プロジェクト卒業生の岡本 拓也さんは、昨年のLEGIKA UPでの出張編集部にて出会った編集者が担当として付いてくれたことがきっかけで青年誌の賞を初めて受賞し、デビューを飾りました。

また、トキワ荘プロジェクトの卒業生 白瀬 いとしさんは、トキワ荘プロジェクト在籍中に、レジカスタジオが公募した日野市政60周年記念ストーリーブック制作案件に応募。漫画・イラスト制作を担当しました。
「レジカスタジオスタッフが制作に関するフォローを全力でしてくれて、応援されていると実感できた。読者から直接感動したと言ってもらえて、心が震えるほど感動した。自分にとって人生のターニングポイントと言っても過言ではない経験だった。」と語ってくれました。

 

このように職業人として活躍できる漫画家に成長できる機会を、若手漫画家たちに、私たちはもっと提供したいのです。

若手漫画家の成功と成長を提供するLEGIKA UP 2024」開催 

奮闘する若手漫画家たちに成功と成長のチャンスを提供する一助となるのが、今回ご支援をお願いする「LEGIKA UP 2024」の開催です。

NEXT STEP AWARD

当イベントのメインは、表彰式「NEXT STEP AWARD」です。これは、トキワ荘プロジェクトの参加者の中から、過去1年間で雑誌掲載や新人賞の受賞など、顕著な実績をあげた方を表彰するものです。 

表彰の目的
若手漫画家の多くは、「自分が描いているものはこれで合っているんだろうか」と常日頃から迷いや不安を抱えながら制作活動しています。そうやって作った作品を客観的に評価してもらえる機会といえば、漫画賞の講評くらいしかありません。

一方で、私たち運営者から客観的に見ると、漫画家として着実に成長している人は多々います。そんな彼ら・彼女らの頑張りを年に1回の表彰を通じて讃えることで、「あなたのやっていることは間違っていないよ」とメッセージを送ることができるのです。それにより、若手漫画家たちには自信を持って次の一歩を踏み出してもらいたいと思っています。

また、若手漫画家の成長を編集者や企業の皆さんに知っていただくことも重要です。実績を公表することで、次の仕事の依頼が舞い込み、それがさらなる作家としての成長につながる……。そんな循環を期待しています。

さらにこの表彰は、表彰される人だけでなく、惜しくも表彰を逃したトキワ荘プロジェクト参加者たちへも刺激を与えています。受賞者の姿を見て、自分も表彰されるように頑張ろうとモチベーションを上げるきっかけとなっています。

 

受賞者にはクリスタルトロフィーを授与

昨年の受賞者

LEGIKA UP 大賞 |吉井隆悟 さん
対象作品:『スレイブベッセル』(『ヤンマガWeb』連載)、『リベルム』(ちばてつや賞ヤング部門第87回期待賞、『ヤンマガWeb』掲載)、『SOLITUDE』(『ヤンマガWeb』読み切り掲載)

LEGIKA UP 準大賞|しなえまな さん
対象作品:『聖女はとっくに召喚されている。日本に。』(マンガ担当・『ヤンチャンWeb』連載・単行本発売)、『ラフター』(『月刊Gファンタジー』読み切り掲載)

集中ステージ賞|ハトリアヤコ さん
対象作品:『ガールズ・アット・ジ・エッジ』(マンガ担当・『COMIC MeDu』連載)、『私たちのブルーアワー』(『月刊コミックビーム』連載)

成長ステージ賞|古屋のり さん
対象作品:『乱華ちゃんはビッチになりたい!!』(『サンデーうぇぶり』連載・単行本発売)

新人賞|やましたれお さん
対象作品:『もぐら(仮)』(『週刊コロコロコミック』連載・単行本発売)、『最強!!ジャンプカリスマゼミナール!!』(マンガ担当・『最強ジャンプ』内)

レジカスタジオ賞|縹マサキ さん
対象作品:新規Webtoon作品(ネーム担当・連載)

出張編集部・お悩み相談会 

出張編集部には、集英社や講談社をはじめとする大手出版社の編集者の方々に参加いただくことになっています。参加者にとっては自分の描いたマンガを直接編集者に見てもらうことで、出版社とのコネクション作りや掲載のチャンスを得られる貴重な機会となります。 

 

お悩み相談会は、担当編集者とのコミュニケーションについての悩みや、マンガ家として自活していく上での漠然とした不安などを個別に相談できる場です。本気でプロを目指すからこその悩みや不安は若手マンガ家にはつきもの。参加者から非常に好評なプログラムです。 

出張編集部では真剣に編集者からのフィードバックを聞きます

その他

著名編集者による講演会では、若手漫画家が活躍するために必要なことをお話しいただきます。 

 

また、交流の機会となる懇親会も実施。出版社や漫画を企業広報などに取り入れたい企業関係者の方も多く来場する予定ですので、その方々との交流も通じて、若手漫画家には職業人として成功するきっかけを掴み取ってもらいたいと考えています。 

ご支援金の使い道


トキワ荘プロジェクト参加者にとって年に1回の晴れ舞台となる「LEGIKA UP」は本来ならば自助努力で補うべきですが、昨今の光熱費や物価の上昇に伴うシェアハウス管理コストの増加による経営状況の悪化により、クラウドファンディングを実施させていただくことになりました。 

いただいたご支援金は以下に使用させていただきます。

  • イベントの会場費(約30万円) 
  • 表彰のためのトロフィー及び副賞(約9万円) 
  • イベントに必要な備品など(約1万円)

返礼について

5,000円以上ご支援いただいた方へは、トキワ荘プロジェクト参加者が制作したお礼イラストを差し上げます。 

最後に

LEGIKAは、トキワ荘プロジェクトを18年運営してきました。 

 

私自身、現場で数多くの若手漫画家と接してきて感じるのは、「成功する作家には必ずふとしたきっかけがある」ということ。 

 

それまでうだつが上がらなかった人が、同居人のちょっとしたひと言をきっかけに新たなジャンルで成功したり、たまたま持ち込んだ先の担当編集者によりデビューにつながったりする例をたくさん見てきました。

トキワ荘プロジェクトというコミュニティ運営をしてきたノウハウを活かして、これからも若手漫画家にたくさんのきっかけを作ってあげたい。

この「LEGIKA UP 2024」はトキワ荘プロジェクト参加者や編集者・企業の方々が一堂に会する年に1回の節目となるイベントです。このイベントをきっかけとして、長く活躍できる漫画家としての成長を後押ししたいと思っています。

 

皆様からの温かいご支援を、お待ちしております。  

特定非営利活動法人LEGIKA 理事長
小崎 文恵

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