私たちについて
私たちLEGIKA※は、人のアウトプットを革新することによって、すべての人が能力を発揮できる自由な世界へ変えていくことをミッションとしたベンチャーNPOです。次の2つの事業を柱としています。
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コミュニティ・デザイン事業:人材開発を目的とした先進的なシェアハウス事業
漫画家・クリエーター向けのシェアハウスや学生寮を運営し、コミュニティの生活の中での人と人との相互作用により個々の能力の増長を目指します。 -
メッセージ・デザイン事業:企業・団体向けのマンガ制作事業
企業や団体が伝えたいと思っているイメージを、マンガを使って表現していきます。
ただの不動産賃貸事業でもなければ、デザイン制作事業でもありません。 貸しっぱなしもなければ、作りっぱなしもありません。この二つの事業力によって、 表現を武器にした精鋭集団をつくり、社会を変えていこうと考えています。
※2022年5月にNEWVERYから団体名変更
トキワ荘プロジェクトの取り組み
そんな私たちが15年以上運営しているのが、「トキワ荘プロジェクト」です。
トキワ荘プロジェクトとは、次世代のマンガクリエーター向けの総合プログラムです。本気でプロを目指す若いマンガ家や志望者が、いち早くプロとして自活できるようになるための支援を目的としています。
支援内容
プロマンガ家としての基礎を築くための活動に最も重要となる、住む・学ぶ・仕事を得る、という3つの視点からの支援を行っています。
1. 住居支援
東京都日野市にある「多摩トキワソウ団地」や、『LIAR GAME』作者の甲斐谷忍先生がメンターとして入居者の指導にあたる「甲斐谷荘」など、東京都及び千葉県内に6つのシェアハウスを運営しています。マンガに専念できる環境で、現在約90名の若手マンガクリエーターが共同生活を送り、切磋琢磨しながらプロを目指しています。
2. 成長支援
目標達成に必要な考え方を学ぶ「マインドセット研修」や作画に必要な知識を身に付ける技術講座など様々な講座を開催しています。
3. 仕事支援
アシスタントやマンガ関連の仕事の紹介など、マンガ家としてスキルアップできる様々な機会を提供し、マンガ家としての成長が加速するように後押ししています。
写真左:多摩トキワソウ団地外観 写真右:甲斐谷荘にて甲斐谷忍先生と入居者の面談風景
実績
これらの支援を通じて、これまで130名以上のプロデビュー者を輩出してきました。
トキワ荘プロジェクト出身の代表的な作家には次のような方々がいます。
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雲母坂盾さん『ボーンコレクション』(集英社週刊少年ジャンプ連載)
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藏丸竜彦さん『数学ゴールデン』(白泉社ヤングアニマルZERO連載)
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カメントツさん 『カメントツのルポ漫画地獄』、『カメントツの漫画ならず道』(小学館ゲッサン連載)『こぐまのケーキ屋さん』(小学館)
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西修さん『魔入りました!入間くん』(秋田書店週刊少年チャンピオン連載/アニメ化)
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坂本拓さん『潔癖男子!青山くん』(集英社ヤングジャンプ連載/アニメ化)
参加しているマンガ家の卵たち
トキワ荘プロジェクト参加者の平均年齢は26.7歳(2022年10月現在)。参加者はみな、20代〜30代の貴重な時間を使って、覚悟を持ってプロのマンガ家を目指すことを決意した人たちです。
彼ら彼女らの多くは、日中はアルバイトをこなし、夜にマンガ制作をする生活を送っています。あるいは貯金を切り崩し、食費を削って制作に必要な道具を買っています。
辛酸を嘗めて生活している彼ら彼女らのうち、現在デビューできている人は約3割。雑誌掲載でデビューできても、その後連載を獲得し、プロとして自活していくには高い壁があります。
一方で、人との出会いや、ふとしたきっかけがプロデビューへのきっかけにつながったという事例も数多くあります。
現在プロのマンガ家として活躍しているトキワ荘プロジェクトのある卒業生は、トキワ荘プロジェクトに参加していた時に、著名マンガ家から「キミの絵は古い」と言われたことがターニングポイントになったと語ってくれました。
このように自分自身を変え、次のステージに昇るきっかけとなる人との出会いを、若手マンガクリエーターたちに、私たちはもっと提供したいのです。
イベント「LEGIKA UP 2022」について
若手マンガクリエーターたちに成功と成長のチャンスを提供する一助となるのが、今回ご支援をお願いする「LEGIKA UP 2022」の開催です。
当イベントのメインは、表彰式「NEXT STEP AWARD」です。これは、トキワ荘プロジェクトの参加者の中から、過去1年間で雑誌掲載や新人賞の受賞など、顕著な実績を挙げた方を表彰するものです。この表彰式を通じて、トキワ荘プロジェクト参加者の活躍を広く世の中に知っていただくとともに、他の参加者にとっても励みとしてもらいたいと考えています。
また、当イベントでは「出張編集部」も開催します。これには集英社や講談社をはじめとする大手出版社のマンガ誌編集者の方々に参加いただくことになっています。クリエーターにとっては自分の描いたマンガを直接編集者に見てもらうことで、出版社とのコネクション作りや掲載のチャンスを得られる貴重な機会となります。
写真左:昨年の表彰式の様子(プレゼンターとして『数学ゴールデン』作者の藏丸竜彦先生を招聘)
写真右:過去別のイベントで当法人が実施した出張編集部の様子
過去2年間はコロナ禍により、オンラインにて表彰式のみ開催していました。オンラインの特性上、交流に限度があり、偶発的な出会いやそこから生まれるチャンスは生み出しにくい状況でした。
今年は、コロナ対策を徹底した上で3年ぶりに会場にてリアル開催することになります。若手マンガクリエーターがチャンスを掴むにためには、直接会うことに勝るものはありません。
今回のイベントでは懇親会も実施します。出版社やマンガを企業広報などに取り入れたい企業関係者の方も多く来場する予定ですので、その方々との交流も通じて、若手マンガクリエーターには次のステージに昇るきっかけを掴み取ってもらいたいと考えています。
ご支援金の使い道
ご支援いただいた資金は、以下に充当させていただきます。
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イベントの会場費
イベントの会場費(約20万円)に充当させていただきます。 -
その他イベント運営の必要経費
その他イベント運営のための必要経費に充当させていただきます。
返礼について
1万円以上ご支援いただいた方は、当イベントへご招待します。ぜひ次のステージへ羽ばたこうとしている若手マンガクリエーターたちの姿を、直接会場にてご覧ください。
イベントの概要は以下のとおりです。
◆「LEGIKA UP 2022」概要
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日時:2022年12月9日(金)15時〜17時30分
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会場:JR線・東京メトロ日比谷線 恵比寿駅 近隣会場
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参加者:トキワ荘プロジェクト参加者、トキワ荘プロジェクト卒業生、マンガ家、マンガ誌編集者、企業関係者など80名程度
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主催:特定非営利活動法人LEGIKA
皆様からの温かいご支援を、お待ちしております。