一般社団法人LFA Japanとは
[L]iving with [F]ood [A]llergyとは、食物アレルギーと共に生きるという意味です。
食物アレルギーのある人が年々、増加しています。
2014年にLFA食物アレルギーと共に生きる会という患者会を設立し、当事者や保護者の情報共有の場を作りました。食物アレルギーがあるということは、治療以外にも、日常の【食】に関わる部分での工夫や配慮、集団行動の場でも給食以外にも配慮すべきことが多く、情報共有することで当事者や保護者の不安を少しずつ解決していきました。
そんな中、地域への食物アレルギーの啓発講演への参加者が、当事者保護者ではなく、地域の方、園や学校の先生、飲食に関わる方など、年々増えてきたのです。
全国民2人に1人が何らかのアレルギーがあり、10人に1人はなんらかの食物アレルギーがあると言われる昨今、食物アレルギーの人を取り巻く環境に関わる人も増え、対応方法や正しい知識を身につける必要が出てきました。
そこで、正しい知識の啓発普及活動をする為に新たに立ちあげたのが
一般社団法人LFA Japanです。
食物アレルギーがあると何が困るのか
当事者保護者が身を守る術を学ぶだけでは、課題が解決できない場合があります。
集団行動の場では、[給食][遠足][修学旅行]など食に関わるイベントがいくつもあり、給食後の掃除時間でも落ちた食材に触れないようにするなど配慮が必要だったり、工作でつかう廃材などにも気を付ける必要があります。
倒れた際にすぐに注射器を打つなどの対応が必要な人もいます。
食材を購入するにも、飲食店にいくのにも、表示で内容成分を確認しないと食べることはできません。
特に災害時など、配給されたパンやヨーグルトなどを食べることができなかったり、炊き出しの中身が確認できず食べることができないということが実際に起きています。自分自身で備蓄をしていたとしても、それが水害などで流された、命からがら逃げてきた時はどうしたらいいのでしょう。
食物アレルギーの人は、ぱっと見では疾患であることはわかりづらいですが、もし、アレルギーのある食材を食べてしまったら、蕁麻疹、呼吸ができない等の症状が出てしまうのです。
すべての人に正しい知識を 安全な社会を
食物アレルギーがある当事者、保護者だけは解決できない問題があります。
「いざという時、頼りになるのは身近な知識のある大人」
食物アレルギーはわがままではなく、疾患であること。
症状は人それぞれですが、アレルギーのある食材を食べると命に関わる人もいるということ。
周囲のひとたちは、どんなことができるのか。
「知ることから、はじめよう」
当事者の当事者向けの正しい知識の発信
支援する側、対応する側への正しい知識の発信
正しい知識の理解により、疾患がある当事者の生きづらさは減り、支援者側の不安も減り、安全に共存していくことが可能になります。ちょっとの配慮で、できることの可能性は広がるのです。
一般社団法人LFA Japanでは
当事者の声を生かし、支援側の声を聴き、歩み寄れる最適な方法を提案していきます。
どうか、皆様の色々な視点でのアドバイスと共に、私たちの活動への応援を宜しくお願い致します。
一般社団法人LFA Japan
代表理事 大森 真友子
ご支援の使い道
一般社団法人LFA Japanは、皆さまからのご支援で成り立っています。食物アレルギーの啓発活動は一過性ではなく継続的に、かつ最新の情報で行う必要があります。
昨今の自然災害が多発していることを受け、2019年わたしたちは災害時緊急窓口LINEを作りました。
それは、災害時に食物アレルギーの人が困った時にSOSを出す場所がなく、たらいまわしになってしまう現状を知ったからです。わたしたちは災害支援団体ではありませんが、SOSの声を各地域の支援団体や機関に繋ぎたいという想いで作ったこのLINEです。現在、全国各地から登録者が増え、1,200名を超えてきました。
これまで災害時連絡用窓口LINEは、防災ハンドブックキャンペーンの寄付と、食物アレルギーの会の代表らの協力の元、管理運営をしてきましたが、資金がないとLINE運営費を出し続けることが出来ません。
皆さまからのご寄付は、主に緊急時連絡用窓口LINEの運営費として使用させて頂きます。
3,000円のご寄付を22名の方からいただければ、1年間継続することができます。
応援宜しくお願い致します。