「やりたいこと」を「当たり前に」
■リベルタ学舎が目指す世界像: 誰もが、やりたいことを実現できる世界
■ビジョン: すべてのひとのやりたいことを、よってたかって実現する社会
■ミッション: すべてのひとがやりたいことを協働によって実現できる環境の提供
「どうせ社会は変わらない」なんて過去にしたい
私たちはこれまでも多くの10代の子どもや若者と活動をともにしてきましたが、現在の若者を取り巻く社会課題を見つめながら、願いを携えて活動を展開しています。
こども家庭庁が実施した「我が国と諸外国のこどもと若者の意識に案する調査」によると、日本は「人に迷惑をかけずに自分のやりたいことができる」と考える若者の比率が低く、「うまくいくかわからないことにも意欲的に取り組む」比率も低いことがわかります。
実際に私たちの活動の中でも、自分自身へのあきらめ、自分を取り巻く環境へのあきらめ、自分が社会を変えることへのあきらめなど、若者の「あきらめ」を目にすることが多くあります。
そのようなことからチャレンジをする心持ちが低くなっているのではないでしょうか。
しかし、より不安定になるこれからの時代、あきらめではなく、変化へのチャレンジがこれまで以上に重要になってくることが予測されます。
そう考えると、学校や家庭とは違う第三の場所で、多様な価値観に接して新たな可能性に気づいたり、思い込みにとらわれないチャレンジへのサポートを受ける機会がより多く必要になってきます。
私たちは、若者が学校や家庭の外で、自然と他者にふれることで多様な価値観に出会い、同世代だけでなく多様な世代の人と協働して「やりたいことをやってみる」機会を提供します。
もちろん、最初は「やりたいことがない」という状況もありますし、その気持ちも大切に受け止めながら、それでもその気持ちが変化するタイミングが来た時に一緒にチャレンジできるようにと考えています。
10代は自分たちの未来を選択したり変えていく可能性が高い年代です。だからこそ私たちは若者と活動をともにしていきたいのです。
彼らが自分の可能性を信じ、また自ら選択した生き方を社会が受け入れ社会自体も変わりゆく可能性を信じて、あきらめずに未来に踏み出せる社会になることは、世代を問わず地域に住むすべての人にとってもより豊かな社会になることにつながるはずです。
大人だって諦めてる場合じゃないから、やってみる
社会は今、VUCAの時代と言われています。不確実性が増す社会において、これからは個々人がその可能性を十全に発揮することが求められます。しかし日本は個人が組織に属することを前提に最適化された社会構造であるため、個人それぞれの可能性を発揮できる環境が不足しています。
そこでリベルタ学舎は、個人(特に10代の若者)が①主体性を発揮し、②他者と協働して、③企画を実現する、④環境作りをベースに事業に取り組んでいます。
ほんとうにやってみる~若者エンパワメント事業~
「何かやってみたい」若者が、学校の外で地域資源(ヒト・モノ・カネ・情報・場所)とつながり、実社会で「本当にやってみる」ことで生まれる学びを大切にし、そのプロセスをコーディネートします。
ワガママ・ヴィレッジ
神戸市西区にある農家さんの耕作放棄地、放置竹林のエリアをフィールドとして、中高生がやってみたいことを地域の人達と一緒にやってみることを目指す事業です。これまで竹細工の制作や竹を活用した調理実践、竹炭作りなど、中高生がやってみたいことと地域課題の解決を結びつけながら様々なチャレンジに取り組んできました。
阪神南中高生チャレンジプロジェクト
自分が住む、もしくや通う街をもう少し良くするためのアイデアを考え、行政職員とブラッシュアップし、実践を目指す事業です。若者の政治参加の向上や、物流問題の解消、生徒主体の学校づくりなど、身近なテーマでチャレンジしています。
神戸はらぺこプロジェクト
市内複数の農家さんと大学生をつなぎ、農業の日常業務をリアルに体験しつつ、農業が抱える問題解決に取り組む事業。5つの農家さんに25名の学生がそれぞれチームとなり、現場作業に従事しながら学生ならではのアイデアにチャレンジしています。
自分たちもやってみる~自主事業~
若者の「やってみたい」を応援することを事業とするリベルタ学舎ですが、私達自身が「やりたいこと」にチャレンジし、学び続けることも大切にしています。
これらの事業を通して蓄積されたノウハウやネットワークが若者の実践プロセスのコーディネートに還元されています。
山賊ワイルドラン&炎の宴
丹波篠山を舞台に、地域の魅力を再発見しながら走るFUN RUNイベントの企画運営を行っています。地域の人たちや学生を巻き込み、様々な主体が協働して作っていくことを大切にした事業です。
農業丁稚
神戸市西区の農家さんから田んぼを借り、農業指導を受けながら自分たちで米作りにチャレンジしています。米を作るだけでなく、商品開発等に取り組みながら農産物に付加価値を与える方法を考え、実践しています。
自由人大宴会
分野や業種にとらわれず「自由」に生きる人をゲストに招いて開催するトークイベントです。イベントを通して、参加者が新たな視点を得てこれまで囚われていた枠を壊していくような瞬間をデザインしています。
仲間・応援者からのメッセージ
小池潤さん(小池農園こめハウス代表)
見ず知らずの人が作ったモノに対して「見えない背景」を想像できる人が社会にもっと増えたらいいなと思っています。
今では、スーパーやコンビニが身近にあり、必要なときに簡単に食材を買うことができます。ですがもし、スーパーを利用する人(消費者)と農家(生産者)のバランスが崩れるとどうなるでしょう。農家が減ると生産が減り、作物の価格は高騰、品切れになるかもしれません。そういう事態になった時「価格高騰」「品切れ」だけが注目され、ちゃんと生産できていない農家が悪いのでは、みたいなことになったりする。でも、もしお互いにその背景や事情を想像し合える関係性があれば、状況は違ってくるはずです。
例えば、行きつけの居酒屋やお店を思い浮かべてください。メニューを伝えるときにタイミングを見計らったり、時には注文をお店にお任せすることも。相手の立場や状況を想像できる人なら、お店の人も注文をお任せされたときに「高くしよう」「安くしよう」ではなく、お客さんの状況を考えて対応できると思うのです。
他の仕事でもそう。お互いに「ちょっと急ぎやねん」「予算が厳しくて」といった事情があるときに、できることは柔軟に対応するけど難しい時は断ってもいい関係性を築いていく。リベルタ学舎の活動を通じて、こうした見えない背景を想像する価値観が社会に広まればと思います。
菊川裕幸さん(神戸学院大学現代社会学部現代社会学科講師)
神戸学院大学現代社会学部菊川ゼミでは、農村地域が抱える課題解決や、地域資源を活用した農業生産技術の検討を行っています。その活動の一環として、リベルタ学舎とは「丹波篠山山賊ワイルドラン」や「放置竹林」整備について協働しています。
農村地域での活動や農業生産を支える研究の根底には、その地域のことを知り、その地域を好きになることが求められます。しかし、こうした能力は一朝一夕で身につくものではありません。当然、私から学生に伝えられることにも限界があります。ところが、リベルタ学舎には、幾多の修羅場?をかいくぐってきた猛者が勢ぞろいしています。そんな中に学生を放り込むと…。学校では教えきれない、教われない、たくさんの社会を生き抜く武器を身にまとって成長して学校に戻ってくるのです。学生を育てる、学生に活動の機会を与えてくれる組織は世の中にたくさんあると思います。しかし、ワカモノをホンモノのバカモノにしてくれる、そんな組織は稀有な存在ではないでしょうか。
そしてリベルタ学舎と関わり、成長した学生が社会に飛び出し、そこで地域のために尽力する。そんな小さいけれどもワクワクするサイクルが産まれています。皆さんもその一端を担ってくれませんか??
飛田敦子さん(認定NPO法人コミュニティ・サポートセンター神戸(CS神戸)事務局長)
リベルタ学舎さんに対する私のイメージと言えば、「Well-being(ウェルビーイング)」。
ウェルビーイングの定義は「個人の権利や自己実現が保障され、身体的、精神的、社会的に良好な状態にあることを意味する概念」らしいですが、生活の言葉に置き換えると「ご機嫌な状態」と言えるのではないかと思います。
「ワガママ・ヴィレッジ」、「神戸はらぺこプロジェクト」、「自由人大宴会」など事業名を聞いただけでも楽しそうな気配しかしないし、「山賊ワイルドラン」に至っては、最上級のご機嫌具合。そしてなにより、数々のユニークな企画を生み出し、事業をリードしているスタッフの皆さんが、とにかくいつも、とってもご機嫌。それはもう「社会的事業」というカテゴリには収まりきらず、さながらフェスタのよう!
一方でもちろん「若者や女性がやりたいことにチャレンジできる社会を目指す」という理念には揺るぎがなく、多くの当事者や応援者と一緒に、着実に実績を積まれています。
私たちCS神戸はNPO支援やまちづくりの活動を行っていますが、リベルタ学舎さんの取り組みにはいつも刺激をいただいています!これからも時に切磋琢磨しつつ、そして大いに連携しつつ、「ご機嫌な社会」をともに目指していければうれしいです。
若者たちが、諦めずに前へ進むために
寄付金はどのように使われるの?
マンスリーサポーターの皆さんからのご寄付は、単一のプロジェクトに充てるのではなく、広くリベルタ学舎の活動全般に充てさせていただきます。
私たちはその時その時の情勢や課題に向き合い、若者たちが諦めることなく前へ進むために最適なプロジェクトや活動を多様に展開していきます。
ですから今現在のプロジェクトだけでなく、未来のプロジェクトも包括し、リベルタ学舎全体をお支えいただく仲間を増やしていきたいと願っています。
ぜひ、マンスリーサポーターとしてリベルタ学舎の仲間になってください!
美味しい特典あります!
あなたの累計寄付額が1,700円を超えると…
先着100名に「山賊カレー」をお送りします!
丹波・篠山地域の活性事業の一つとして実施している「山賊ワイルドラン&炎の宴」、その事業の中で株式会社Mandrillus(マンドリル)と共同開発したレトルトパックカレーです。
丹波地域で採れた「猪肉」と、放置竹林を伐採して仕込んだ「メンマ」を使用。
あなたの累計寄付額が4,000円を超えると…
「リベルタ米4kg」をお送りします!
神戸市西区の田んぼで育った「リベルタ米(まい)」
リベルタ学舎のメンバーが、農家さんに教えてもらいながらトラクターで田んぼを耕し育て、収穫しています。新米をぜひご賞味いただければ幸いです。