活動・団体の紹介
私たちは熊本県にある任意団体です。多業種のスタッフがボランティアで集まり、サービスに枠組みを付さず、どんなハンデやリスクも問わず、誰もが自分らしく生き生きと生きられる基盤づくりとして、安心して過ごせる我が家のような居場所づくりに取り組んでいます。
安心して過ごせる居場所づくりはじめ、居住支援、支援型シェルターや制度外サービス、食事提供なども行いつつ、生活困窮者支援・自立支援事業、青少幼年の健全な心身の育成に貢献していけるようにと考えております。福祉サービス、介護サービスなどを利用したくてもサービス利用につながっておられない方へのお手伝いや制度外サービス、就労困難者に対する支援、緊急一時保護、生活相談支援など様々なお困りの方の相談援助等も行っております。
その中で、地域交流の場となる子ども地域食堂やイベント、サロンや講座といった活動などを通して老若男女、多様な世代との交流に取り組むこと、各活動を通じて社会参加のサポートも行っていきたいと思っております。
多業種、有資格者のボランティアスタッフが、皆様によって地域のヨリドコロ、憩いの場、みんなの家、居場所のひとつとなるよう、スタッフもいつもみんなで『まあるい』輪になり人と人とをつなぐ輪ができるよう、そして和やかな雰囲気の中で皆様との素敵なご縁が生まれていくよう日々精進してまいります。
活動の背景、社会課題について
当団体は多業種のスタッフが集まり地域のみなさんとの交流から活動がはじまりました。
イベントやボランティア活動を重ねていく中で、支援を必要とされる方々より買い物に行きたくても行けない、病院に行くにも自分でどうにかしないといけない、定期的にイベントを開催してほしい、また高齢者のご家族からは介護認定を受けていなくてもデイサービスのように通えるところがあるといいとのお声が…
お子様がいらっしゃるご家族からは放課後の預かりの場や宿題をさせてもらえるような場所を作ってほしい、仕事が終わるまで子どもが寂しくないように過ごせる場所や時間を作ってほしい、一人っ子なので多くの人と関わりを持てる場を作ってほしい、障がいの有無問わずに預かってもらえる場所があるといいなどとの声も…
特に高齢者ご本人やご家族、子育て中のお母さまやお孫さんのお世話をされている祖父母様からのご意見やお尋ねが職員との会話の中で多く感じられています。「~したくてもできない」「~してあげたくても難しい」などと、親子三代世帯からのお声は多いものでした。「できないこと」が増えると家や部屋にこもってしまわれる方も多いようでイベントやサロン、食堂への参加、また時としてボランティアスタッフとしても一緒に参加したいという方もいらっしゃいます。
誰もが自分らしく居れる場所はとても必要だと感じています。そんな多様な居場所を必要とされている方が多いことを当団体のスタッフ、当団体での活動を通じて背景や課題となる部分を見いだせたところとなりました。
活動内容の詳細、実績について
自立支援事業や生活困窮者支援事業
就労につなげるための相談援助
日常生活での困りごとへの相談援助
支援型シェルター(アパート)
支援型シェアハウス(戸建て)
利用者さま、入居者さまへの引越し片付け、部屋掃除、買い物支援、食事支援、通院付き添い支援などといった制度外(自費)サービス
子ども地域食堂
地域の縁がわ事業
などを行っています。
県内外、他国籍からの支援型シェルター利用者受け入要請があり、緊急一時保護にも対応してきました。
代表者メッセージ
私がボランティアや子ども地域食堂に興味関心を持ち始めたのは、自分が子育てをしている中で行き詰ってしまったとき…周りに相談できる相手もおらず、子どもたちに温かいご飯を作ってあげたくても一人ではどうしようもなく、地域のイベントやサロンに子どもたちや自分も含め気分転換に行ってみたときのこと…
人の輪の中に行くこと、誰かに悩みを打ち明けることですら私には難しさ、心配、不安、不信感もありましたが、同じ境遇の方や、先輩お母さん、楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿、子どもたちが子どもたち同士で関わりあったり活動参加する中で学び得ているものがあること、それを見ることができたり、私自身も少しずつ話したり関わりをもったり、活動に参加するようになって、少しずつ心が軽くなり、このような地域のイベントやサロンに参加したときに思ったのです。
「あ…私も母親であり、ひとりの人間なのだ」と…。そうなんです。親は親であり、ひとりのかけがえのない人間であることから一人で何もかもを背負うことなく誰かに頼ることも大切なんだと…
そのきっかけをいただけたのが地域のボランティアスタッフさんによるイベントやサロン、子ども地域食堂なのでした。人と人とをつなぐ『輪』となれるような、そして虹のような多様性、いろんな色をもち、自分らしく居れる場所を作りたいそう思ったのです。
そこで私はインクルージョンの考えを持ち、家庭的なぬくもりを大切にし、互いに寄り添いあえる存在でありたい…と。
そして同時に、母である私含め、子どもたち、みんなひとりの人間として…サービスに枠組みを付さず、どんなハンデやリスクも問わず、様々な線引きもせず、誰もが自分らしく生き生きと生きられる基盤作りとして、安心して暮らせる我が家のような場所作りに取り組みたい、ひとりひとりの居場所の一つとなる『生活の場』を提供しながら、さらに閉ざされた空間にとどまらず、イベントや講座開催などを通して地域交流の機会を設け、地域社会への参加を後押しする『開かれた場』の提供も行っていきたいと痛感したのです。
そのような実情があり、活動や事業に取り組む背景となっています。
皆さんで一緒に居場所づくりやイベント、サロン、ヨリドコロや憩いの場、みんなの家のような空間を作り上げていけたらと思っています。皆さまのお力添えが必要です。
ご理解と幅広いご支援を何卒よろしくお願いいたします。
寄付金の使い道について
当任意団体や子ども地域食堂『にじまある』、縁がわサロンが行うさまざまな活動は、ボランティアの熱意とこれをご支援くださる方のご芳志により成り立っています。
この活動を継続していくためには、資金の確保が重要な課題となっています。
各種の事業を更に充実させるためにも、多数の皆様からのご理解とご協力をお願い申し上げます。
なお、いただいた大切なご寄付はしっかりと管理し、当団体が実施するさまざまな事業運営のために使用させていただきます。
活動報告は法人SNS等を通して、随時皆様にお伝えしてまいります。
今後、皆さまに一定の生活基盤を用意し、文化的な生活を送ってもらうことは、社会復帰の意欲増加や就労、教育の機会に触れるきっかけになると考えており、そのための生活するうえで真に必要となる設備も整備していきたいと思います。
また、将来的には対象者の幅を広げていきたいこともあり、地域の方、子育て世帯、共働きや、ひとり親世帯、
支援を必要とされる方、お子様などに対する手厚い支援を行い、事業や活動の幅を広げていきたいと思っております。
これからも当任意団体への応援、お力添えをよろしくお願いいたします。