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老犬すこやか基金

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「高齢になって愛護センターで保護されている」 「持病があり、なかなか里親さんが見つからない」 そのような老犬たちが、私たちの施設ですこやかに暮らせるよう、そして素敵な終生預かりボランティアさんと出会えるよう、継続的に活動を続けていくための基金となります。 保護犬ラッキーの悲しい出来事をきっかけにこの基金の立ち上げました。 全国にいる1頭でも多くの老犬たちが、この基金を元に幸せになってもらえるよう、大切に活用させていただきます。

活動・団体の紹介

NPO法人Link toは「人と人のつながりを大切に」の想いの元、2024年7月に設立しました。人と人がつながることで、活動の輪が広がり、様々な課題を解決することにつながります。

私たちは特に、人とペットが本来あるべき、暮らしやすい社会を実現するために様々な活動を行っています。JPB動物病院グループ(https://jpb-co.com/)とも提携することで、より幅広いエリアで活動を広めていきます。

活動の背景

提携施設である老犬ホームスマイルフラワーでは、常時約40頭の老犬のお世話を行っています。同時に、当団体でも高齢である、持病があるなどの理由で、なかなか新しい里親さまが決まらない高齢の保護犬が10頭以上います。提携団体様や愛護センターから保護犬の引き取りを行っていますが、なかなか里親さまが決まらない老犬も他の施設に沢山いるのが現状です

保護犬ラッキーのお話

当団体でお預かりしている保護犬ラッキーのお話になります。
ラッキーは老犬ホームスマイルフラワーで約2年間お預かりしていました。ちょうど2年目に入るころ、飼い主さまより連絡が入り、施設へお迎えに来られるとのこと。ご自宅でゆっくり過ごせるということでスタッフ一同で嬉しく思っていました。

そして、お迎えしてから数時間後、
「ラッキーくんをお引き取りしました」
愛護センターより連絡が入りました。

あまりにも突然の連絡で私たちも言葉を失ってしまいました。
理由は、「飼育がむずかしくなったから」

ラッキーの気持ちを考えると居ても立っても居られず、急いで愛護センターへ引き出しに向かいました。お迎えに行った時のラッキーは、知らない音や声、匂い、動物たちの鳴き声に混乱し震えていました。

ラッキーは17歳と高齢です。きっとこの先どうなるか不安でいっぱいだったと思います。

施設に戻ってきてからも、まだ不安が抜けきらないようでしばらくお部屋をぐるぐる…。
少し時間を空けて様子を見てみると、落ち着いてくれたのかご飯を完食し、いつもの場所でトイレをしてお布団に丸まっている姿がありました。その姿をみてとても安心しました。
そして、ラッキーがとても不安だったと思うと、改めて胸が締め付けられる思いでした。

持病のある老犬たち

施設には、譲渡が決まらず高齢になってしまった子や、持病があることでなかなか譲渡が決まらない子が10頭以上います。その一部の子たちを紹介させていただきます。

まっくん
11歳のオス。元野犬でなかなか譲渡が決まらず、提携団体様よりお預かりしました。腎不全があり、1日2回の皮下点滴が欠かせません。

ちはや
12歳のオス。元野犬でなかなか譲渡が決まらず、提携団体様よりお預かりしました。白内障が進行しており、だいぶ目が見えなくなってしまっています。

みさえ
9歳の女の子。元野犬の子で提携団体様よりお預かりしました。下半身が麻痺して車椅子で移動しています。1日4回の圧迫排尿も必要です。

これからの活動内容

今回の出来事をきっかけに、ラッキーくんのように居場所がなくなってしまう子はまだまだ沢山いるように感じました。私たちの施設で、そのような子たちが1頭でも多く幸せになってもらえるように「老犬すこやか基金」をこれからスタートしていきます。
近年では、犬も猫も長生きするようになっています。本基金を活用して、なかなか里親さまが決まらない子たちも最期まで、できるだけすこやかに、笑顔で暮らしてもらえるよう、お世話をしてまいります。同時に、ご自宅でお預かりしていただける終生預かりボランティアさまも探していきたいと思います。

スタッフからメッセージ

老犬ホームスマイルフラワー/NPO法人Linktoでは、飼い主さまからお預かりしている老犬と保護犬、保護猫、合計で50頭以上の子のお世話をしております。沢山のボランティア様にも支えられて運営しておりますが、もっと多くの子たちの役に立ちたいと思っています。私たちの施設にいる子たちがずっとすこやかに笑顔で過ごせるような団体になるためには、まだまだみなさまのご支援が必要です。「老犬すこやか基金」を通じて、みなさまと一緒に、高齢だったり持病のある保護犬たちのために、本来あるべき暮らしやすい社会を作っていければと思っております。ぜひご協力よろしくお願いいたします。

寄付金の使い道

ご支援いただいた寄付金は当施設にいる高齢や持病の子に大切に活用させていただきます。

・食費:どこか体に悪い箇所があれば、療法食も必要になります。

・人件費:今のところ最低限の人数でボランティアさまに助けていただきながらお世話を行っています。これから1頭でも多くの子に幸せに過ごしていただくためにはスタッフの増員も必要になってきます。

・譲渡会への参加/活動のための認知向上:全国に譲渡会へ行くのも交通費などが必要になります。今のところできる範囲で参加しておりますが、まだまだ譲渡会が行われていない地域もありますので、様々な場所で開催していきたいと考えています。

団体情報
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