NPO法人リスニングママ・プロジェクトの活動
私たちは東日本大震災をきっかけに立ち上がった、子育て中の母による母のための「聴く」育児支援NPOです。
妊婦さんと乳児〜小学生を子育て中の女性を対象に、無料の【おはなしDAY】を提供しています。
【おはなしDAYとは…】
子どもと過ごす毎日の中で、煮詰まったり、くじけそうになったり、逃げ出したくなったり、自分の力を信じられなくなった時、ふと誰かに自分の話を聞いてもらいたくなることがあります。
そんなときに、何の気兼ねもなく「安心して何でも話せる場」を提供しています。
自費で“トレーニングを受けた子育て中のママ”が、ボランティアで、「受容」「共感」「尊重」を持って20分、話を聴きます。
たったの20分ですが、今の気持ちを声に出して人に伝え共感的に受け止めてもらうことで、滞っていたものが流れ出し、できた余白に新しいプラスのエネルギーが入り込んで来たり、自然と心が整理されたりします。
おはなしDAYではアドバイスをいたしません。
「どうしたらよいか」を外から与えるのではなく、話し手さん自身が「何を大切にしたいか」という個人の価値観を明確にし、選ぶ力を取り戻すサポートをさせていただいています。
それが「自分はこれでいいんだ!」と自己を肯定でき、本当にその人が望む方向に、自発的に進むことにつながります。
zoomを用いてオンライン(画像はオフ)で行うので、家に居ながらにして、身支度を整えることなく、ご利用可能です。
実際のおはなしDAYをご利用の紹介動画はこちら↓(1分30秒程度)
動画内ではでおはなしDAYでSkypeを利用していますが、今はzoomを利用しています
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解決したい社会問題
1.妊産婦から子育て中の母たちのメンタルヘルスケア(孤独感の解消、不安・ストレス軽減)
コロナ禍の影響もあり、産後うつの可能性のある母親は、現在4人に1人とも言われます。
コロナ以前も10人に1人は産後うつを発症すると言われていました。
妊産婦の死因のトップは自殺、という衝撃的な事実もあります。
また2022年、児童虐待の相談件数は過去最多となり、20万件を超えました。
そこまで追い詰められなくても、複数の調査で、子育てに何らかの不安を感じている女性は8割以上という結果が出ています。
抗えない心身の大変化。待ったなしの子育て。
劇的な変化と地道な積み重ねの中には、喜びだけでなく、予想以上の辛さや迷い・葛藤もたくさん。
子どもと過ごす日々の中で、煮詰まったり、自信をなくしたり、逃げ出したくなったりした時、そっと寄り添ってくれる味方が必要です。
責められたり、批判されたりすることなく、受容と共感を持って話を聴いてもらうことで、話し手さん自身がありのままの自分を受け入れ、自分らしさを保ち、大切にすることができるようになります。
それが子どもたちのありのままやその子らしさを受け入れ、育む力になりえます。
2.子どもの健やかな育成・自己肯定感の向上
日本の子どもの自己肯定感は諸外国と比較し低いことは広く知られています。
また近年、児童のうつや自殺も増加しています。
まず子どもに関わる保護者や保育者・養育者が、相手を受容し共感する聴き方をすることで、子どもは「自分はありのままでいい」「受け入れられている」と感じられ、自己肯定感を育むことにつながります。
さらには、子どもの「話せばわかってもらえる」「スッキリする」という体験を通じ、レジリエンスや援助希求力などの生きる力を育むこともできます。
リスママでは、子どもの周辺の大人たちの「受容的共感的に聴く力」を育む事業を行っています。
ご利用者の声
おはなしDAYは2014年開始時から年々ご利用が増え続けており、現在3000回を超えています。
今、活動に携わるリスナーは10名おり、年間で延べで約700名の方にご利用いただいています。
ごく一部ですが、ご利用者様の生の声をご紹介させていただきます。
★大げさかもしれませんが、おはなしデーは私にとって命綱のようなものだと思います。他の人には話すのをためらってしまうことでも、ここで聴いていただくことで気持ちを昇華させることができ、毎回本当に感謝しています。
★小さい子供がいることにも気を使ってもらえて嬉しかったです。子供が小さいと、なかなか一人の時間を確保するのは難しいので、そんな中でもお話を聴いてもらえるのは非常にありがたかったです。頭の中で気付いた事も、言葉にして話してみることでスッキリ!そして、受け止めてもらえて、まとめてもらって、今日は特別な日になりそうです。
★じっくりたっぷりお話をきいていただきました。否定も肯定もせず、ただ話をきいてもらってデトックス!本当はこっそり思っているけど、家族にも友達にも言えないことを話してすっきりしました。自分が話してばっかり、が許される時間はしあわせです。またお願いしたいです。
★丁寧に寄り添っていただき、たくさん自分の気持ちを話すことができました。難しいと思い込んでいて、当初から諦めていたことについて、話してみた結果、「本当はこうしたかったんだ、こうなりたかったんだ」という気づきに至ることができました。
一人で考えていても得られない気づきだったと思います。
★頭でぐるぐる考えていたことを言葉にして自分の中から放り出してみると、感情が動いて、何が嫌なのか悲しかったのか等々わかり、またそれをリスナーの方が主観なく上手くまとめてくださり、自分の気持ちを俯瞰してみることができました。
★初めての利用で緊張しましたが、優しい雰囲気に一言目からなぜか涙が出ました。私のためだけに時間をさいてくれる人がいて、うれしかったです。ありがとうございました。
★あっという間の20分でした。ビデオオフなのですっぴん部屋着で授乳しながら話せて気が楽でした。95%私が話して、時々リスナーさんが質問してくださるのですが、家族の話をグチグチ言わせてもらって、でも良いところできてるところにも気づかせてもらって、なんだか前向きになれました。また予約します!
★取り留めのない話を聞いてくれ、途中途中で、うまくまとめてくださって、自分の気持ちにも気付くことができました。改めて、人と話すことの大切さを実感しました。
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代表の思い
代表理事の足立さとみです。
女性には、妊娠出産という、女性にしかできない大きな仕事があります。
産後うつ、虐待など悲しいニュースが止まない現代。
大人の忙しさに子どもたちの方が配慮し、そして怯えています。
親としては、子どもを大切に育てたい。けれど、自分が育った時とは状況が違うし、孤独や犠牲も感じて苦しい。そんなジレンマと向き合いながら、子どもも親も生き生きと暮らすには、受容し合うことが必須だと痛感しています。その解決の一つが「聴きあう」ことなのです。
聴き合うことで、子どもたちを受け止められる世界にまで到達できると思っています。そのためには、まず、親に心地よく聴いてもらえる環境が必要です。自分が受け止めてもらえて、誰かを受け止めているという日々の中に、子どもたちも含まれている。そんな細やかな世界が、親個人の力量ではなく、社会のシステムとしてバックアップ体制がある社会。そんな世界に少しでも近づけていきたいのです。
正しさに目を向けるのではなく、今の世の中が必要とする「親子の健やかさ」を社会に広めるため、私たちは進んでいます。応援のほど、どうぞよろしくお願いします。
よくいただく質問について
〇領収証について
ご希望される方には、メールにて寄付金受領証明書(領収書)を発行させていただいております。
都度のご寄付の場合は、領収日付は、各決済代行会社から当団体に入金された日付(お申込み日ではなく)となります。
また、継続寄付(毎月のご寄付)の場合は、年に1回の発行となります。(1月下旬・前年1年間に当団体にて領収を確認させていただいた寄付金の合計額)
〇税制控除について
当団体は、認定NPOではございません。(将来的には認定希望有り)
税額控除の対象とはなりませんことをご了承下さい。
〇継続寄付(毎月のご寄付)を中止したい
これまでの継続寄付に心から感謝申し上げます。
中止をご希望の場合は、お手数ですが、こちらのフォームよりお問合せ下さい。
速やかに手続きさせていただきます。
〇活動報告は?
日々の活動は、ブログを中心とした各種SNSや公式ホームページ、メールマガジン等でご報告させていただいております。また年に1度、年間報告書をPDFにて発行させていただきます。
資金の使い道
すこやかな子育てを応援したい!
その気持ちを集めて母たちを支えるしくみを一緒につくりませんか。
ご支援いただきました寄付金は、以下の用途に使わせていただきます。
・チラシ・ホームぺ―ジ制作など、活動の普及・啓発に関わる広告宣伝費
・講座開発費
・システム利用料、決済手数料
・活動の維持・運営のための人件費含む管理費
・全国に「聴く」を啓発する講座を届けるための講師の旅費
・1000円でカードを500枚印刷できます。
・5000円でパンフレットを900部印刷できます。
・月1000円でママたちが「安心して話せる場」を無料でこの先も続けることを応援できます。
・月3000円で「子どもの生きる力を育む」ための出張講座を全国で開催することに貢献できます。
・40,000円でカードを10,000枚と三つ折りのパンフレット3,000部を印刷することができます。
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