こんにちは! 一般社団法人ロングスプーン協会代表理事の橋本展行です。
私たちは、飲食店を中心とした新しい子ども食堂の形として、「フードリボンプロジェクト」を全国に推進しています。
こんにちは! 一般社団法人ロングスプーン協会代表理事の橋本展行です。
私たちは、飲食店を中心とした新しい子ども食堂の形として、「フードリボンプロジェクト」を全国に推進しています。
僕は元々、研修会社で30年勤めていて、ビジネスの世界に身を置いていたのですが、2019年の2月1日にファミリーマートが子ども食堂を実施するというニュースをみたことで、日本における子どもの貧困問題に関心を持つようになりました。
その翌2月2日は弟の命日だったので、例年通りお墓参りをしていたところ、手を合わせているときに「にいちゃん、やってよ」と、弟に声をかけられたような気がしました。その後2年間、自分なりに問題の実態や支援活動の実例などを調査した末、子ども達が困った時にいつでも頼れる食事の場が全国に必要だと考え、フードリボンプロジェクトを発足しました。
すべての子ども達が当たり前にご飯を食べて、夢や可能性にチャレンジしていけるよう、応援していきたい。そんな思いから、全国20,000ヶ所の飲食店でフードリボンの仕組みが導入・実施されることを目標に取り組んでいます。
このプロジェクトを発足したきっかけになったのは、「子どもの貧困問題」をはじめとした、さまざまな社会課題の現状を知ったことでした。あなたは日本の子ども達のおよそ7人に1人が、今も貧困下にあることをご存知でしょうか? 2018年にOECDは、日本における17歳以下の子どもの貧困率は14.0%と発表しました。子どもの貧困は、その実態が見えにくい問題として知られています。しかし、私たちの見えないところで、今日もさみしい思い、つらい思いをしながら1日を過ごしている子ども達がいます。
食事の面で見ても、、
経済的な理由から、今日の食事もままならない生活をしている子ども達がたくさんいるというのは、日本に実在している事実です。食事の問題の他にも、子ども達を取り巻くさまざまな社会問題が、子ども達の笑顔を奪っている現状があります。
そんな中、現在子ども食堂が、全国に広がっています。最初の子ども食堂が生まれたとされる2012年以来、急速に支援の輪が広がってきました。現在においては、食事の面だけでなく、学習支援や多世代交流の機会創出など、多方面から社会に対して新しい価値を見出す存在となっています。
一般的に地域のボランティアさんによって運営されていることが多い子ども食堂では、毎日開催するのが難しい現状もありました。7人に1人の子どもが今日も経済的に苦しい環境下で生活していることを考えれば、お腹を空かせている子ども達はきっとたくさんいます。
今日の食事に困った子ども達が、今日のうちに頼れる食事の場を全国に作っていこうと発足したのが、フードリボンプロジェクトです。私たちは、「フードリボン」という独自の仕組みを飲食店に導入することで、子ども達が、いつでも安心して食事ができる社会の実現を目指しています。
フードリボンを実施する飲食店では、子どもが「食事一人分」と交換できるリボンが、店内に掲示されています。これらのリボンは1つ300円でお店のお客様から購入されてお店にストックされる仕組みです。(※リボンを利用できる時間はお店によって異なります)
※これらのリボンは、福祉作業場を中心に、プロジェクトの支援者の皆様によって作成されています。これによって、飲食店によるフードリボン活動が広まれば広まるほど、障害者雇用にも貢献されていく活動になっています。
フードリボンプロジェクト全体像▼▼▼
フードリボンを実施する飲食店に、利用する子ども達からのお手紙がしばしば届きます。何気ない日常の中に、フードリボン活動があり、街の大人とのつながりが生まれる場にもなっています。また、ひとり親のお母さんからもお手紙を頂くことがあり、子育てにおいても助けになっているなどといったお声も頂いています。ある飲食店からは、「私、将来このお店で働くのが夢なの!」と声をかけられたという報告もありました。
大阪市西成区「火の鳥天下茶屋店」
埼玉県和光市「浩治朗」
ありがたいことに、フードリボン活動を実施したお店ではほとんどの場合、利用する子ども達に対して十分なリボンの支援が集まっています。
一方で、一人も取りこぼすことなく、活動を子ども達に届けるために、まだまだ実施店舗が少なく、社会からも知られていない状況です。全ての子ども達がいつでも安心して食事ができる社会を実現するため、私たちは、フードリボンプロジェクトが広く社会に受け入れられ、実施店舗が1店舗でも多くなることが重要だと考えています。そうすることで、
「子ども達の元気な姿を、みなが願い、みなが支える社会」にむけて、これらを実現していくため、フードリボンプロジェクトでは資金が必要です。
取り組みにご賛同頂けた方は、共にビジョンを実現する仲間として、ぜひ個人サポーターになってください。
ご支援は主に、
①フードリボン実施店舗を増やす目的
②プロジェクトのPR・認知拡大目的
として使用いたします。子ども達の「食事になる」寄付ではなく、子ども達の「食事の場を増やす」ための寄付として、ご協力ください。
一般社団法人ロングスプーン協会の事業は、皆さまからのご支援で成り立っています。頂いたご寄付は、全額を当協会が掲げるビジョンとポリシーに則って、子ども達の明るい未来を切り拓く目的で使用いたします。使用用途は、以下様々な取り組みに使わせていただきます!
【使用例】
・フードリボンの調達・店舗への補助・配送にかかる経費・各福祉事業・啓蒙活動・イベント運営・参加店舗管理・本部事務経費・事務局運営人件費・交通費・コミュニティ運営等
このページまでお越しくださいました皆様、本当にありがとうございます。
一般社団法人ロングスプーン協会の、橋本展行です。
私達は、飲食店を中心とした新しい子ども食堂の形として「フードリボンプロジェクト」を推進しています。
このプロジェクトでは、子どもたちの貧困問題に対する根本的な解決にはならないかも知れません。しかし、もしかしたら今日のご飯に困る子どもが誰もいない社会を作ることはできるかもしれません。お腹を空かせたまま眠りにつく子どもをなくすことはできるのかもしれません。
活動を始めて最初の1年で、全国40店舗を超える飲食店が、「夢食堂」としてプロジェクトにご参加くださり、お客さまや地域の方々からは15,000食分を超える支援が集まりました。
また、生産者様、食品メーカー様、小売店様などからは多くの食材提供をいただきました。
「地域の子どもたちのために」始まったプロジェクトでしたが、実際には、多くの大人の地域社会への「やる気」に火をつけ、「やり方」と「やり場」を提供する結果となっています。
しかし、私たちの手が届かない子どもたちはまだまだたくさんいます。さらに多くの「夢食堂」を展開していくために、啓もう活動や広報活動などを含めた「フードリボンプロジェクト」の推進を図ってまいりたいと存じます。
皆様からの熱いご支援を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。
一般社団法人ロングスプーン協会
代表理事 橋本展行
一年の終わりに、考えたいのは未来のこと。
もっと楽しい未来。もっと優しい未来。
もっと平和な未来。もっと多様性が認められる未来。
そんな未来を手にするために、あなたの気持ちを寄付にしよう。
寄付は意思、寄付は投資、寄付は応援、寄付は願い。
寄付で未来は変えられるのです。
だから、「Giving December」。
一年の終わりに、未来を考え寄付をする。そんな習慣を、はじめたいと思います。
欲しい未来を叶えてくれるさまざまな取り組みに、あなたの想いを託しましょう。
さあ、年の終わりに、新しい「寄付」がはじまります。
寄付月間とは
寄付月間(Giving December)は、NPO、大学、企業、行政などで寄付に係る主な関係者が幅広く集い、寄付が人々の幸せを生み出す社会をつくるために、12月1日から31日の間、協働で行う全国的なキャンペーンです。