あなたの支援が、子どもたちの今日の一食を支える「場」を増やします
※この寄付は、フードリボン活動を全国に広め、飲食店の活動をよりよく支えるための本部資金として募集しています。子ども達の食事になるリボンは全国のフードリボン実施店で支援することができます。
フードリボンプロジェクトとは?
「お腹いっぱいご飯を食べて、大人に見守られて、元気に外を駆けまわる—」
そんな光景がすべての子どもたちにとって当たり前のものであるよう、子どもたちの「今日の一食」を支えるのがフードリボンプロジェクトです。フードリボン活動の普及によって、子どもたちがいつでも安心して食事が出来る場所が増えます。
フードリボンの仕組み 〜未来への先払いシステム〜
飲食店を利用するお客さんが1つ300円のリボンを子どもの一食分として「先払い購入」して、店内に掲示します。子どもたちは、それらの掲示されたリボンを1つ手に取り、1食分の食事ができる仕組みが、フードリボンです。
①フードリボン店にいく
フードリボン参加店のステッカーが目印です。
フードリボンが使用できる飲食店の一覧はこちらからご覧いただけます。
②お客さんはリボンを購入し、店内のボードにストックする
ボードの仕様はお店ごとに異なります。お客さんからのメッセージや子どもたちからのお返事が記入されているところもあります。
③子どもは掲示されたリボンを使って食事ができる
リボンを使って食事ができる時間帯や食べられるメニューはお店ごとに違います。
フードリボンを全ての子どもたちに届ける
私たちは、すべての子どもたちが日々安心して食事ができる社会に向けて、フードリボン活動を実施する飲食店が全国の小学校区およそ19,000ヶ所に最低一ヶ所ずつ展開することを目指しています。
プロジェクト発足の経緯
一般社団法人ロングスプーン協会代表理事の橋本展行です。
僕は元々研修会社に勤めていましたが、2019年の2月1日にファミリーマートが子ども食堂を実施するというニュースをみたことで、日本における子どもの貧困問題に関心を持つようになりました。
たまたまその翌日が弟の命日でお墓参りに行ったところ、手を合わせているときに「にいちゃん、やってよ」と、弟に声をかけられたような気がしました。その後2年間、自分なりに問題の実態や支援活動の実例などを調査した末、子ども達が困った時にいつでも頼れる食事の場が全国に必要だと考え、フードリボンプロジェクトを発足しました。
「見えない真実」
2022年に厚生労働省が調査したデータによると、日本における17歳以下の子どもの貧困率は11.5%(およそ9人に1人)とされています。子どもの貧困は、その実態が見えにくい問題として知られていますが、今日もさみしい思い、つらい思いをしながら1日を過ごしている子ども達がいます。
食事の面で見ても、経済的な理由から、今日の食事もままならない生活をしている子ども達がいます。ある人から言われたことがあります。
「知ってますか?ご飯が食べられないってね。みじめなんですよ。」
子ども達を取り巻く社会問題はさまざまで、子ども達の権利や機会、可能性が奪われている現状があります。自分の生活環境に対して、恥ずかしい、誰にも知られたくない、そう思いながら周りに悟られないように生きている子どもたちがいる現状。私たちは、誰もが安心してご飯を食べて、元気に成長していける社会を実現しようとしています。
「今日の食事」に困った子が「その日のうちに」駆け込める場所をすべての子どもたちに届けたい
全国で9,132ヶ所確認されている子ども食堂 (2023年 むすびえ) は、食事の面だけでなく、学習支援や多世代交流の場作りなど多様な側面で社会的意義のある活動になっています。
その一方で、地域のボランティアによる運営が主流ということもあり、多くの子ども食堂では月数回の頻度で活動されています。そこでフードリボンプロジェクトでは、子どもたちの「今日の一食を支える」ということに特化した形で、今日の食事に困った子がその日のうちに駆け込める場所を全国に広げています。
あなたの支援で、子ども達の「今日の一食」を支える場所が増えていきます
フードリボンプロジェクトのサポーター会員になることで、フードリボン活動を実施する飲食店を増やし、それらの飲食店の取り組みをより良い形で応援できるようになります。その結果、より多くの子どもたちの「今日の一食」が支えられるようになります。
私たちのゴール
フードリボンプロジェクトでは、子どもたちが困ったときに「今日の一食」を支える場所が、みんなの身近に「存在」している社会を目指しています。そのために、フードリボンを利用できるお店が全国の小学校区およそ19,000ヶ所に、最低1ヶ所ずつある状態を作ることが最初の目標です。そしてその先に、社会全体で子ども達の食の環境を支えていく文化が浸透した、「フードリボンが必要ない社会」をつくることが、私たちの最終ゴールです。
本部の活動
<飲食店の活動実施サポート>
- フードリボン活動実施キットの提供
- 各店舗の実施形態を個別に相談・検討
- リボン支援の募集方法や地域周知のノウハウ提供
- 飲食店の相談窓口
- 実施店舗視察訪問
- 生産者からの食材寄付や助成金情報の提供
- フードリボン参加店舗のPR発信、活動紹介発信
<飲食店によるフードリボン活動展開>
- 飲食店向けオンライン説明会
- 飲食店向け個別相談会
- 店舗訪問による周知・啓蒙活動
- 参加店増加に向けたPRイベント
- 行政・自治体との提携
- さらなる行政・自治体や他団体との提携に向けた諸活動
<その他プロジェクトの展開に向けた広報活動など>
- SNS広報
- プレスリリース
- ペイフォワードの仕組みを広める啓発イベント
- その他
活動実績
フードリボン店舗数(2024年3月時点)
- フードリボン参加登録店舗:165ヶ所
- フードリボン活動実施店舗:112ヶ所(残り53ヶ所は準備中)
店舗のフードリボン活動状況(2024年1月時点)
- 実施店舗に集まったリボンの支援:46,837食分
- 実施店舗で利用されたリボンの食事:30,451食
フードリボンプロジェクトは、持続可能な開発目標「SDGs」の実現に貢献します
- 飲食店の活動で子どもの貧困や食の環境づくりに寄与します
- 飲食店で余剰した食材を使うことでフードロスの削減に寄与します
- 地域の大人によるペイフォワードで子どもを支える仕組みが促進する地域共助の風土
- 飲食店で使用されるリボンは福祉作業場で制作され、障害者雇用につながります
メディア掲載
千葉テレビ
関西テレビ
テレビ埼玉
フードリボンプロジェクトのメディア掲載一覧はこちらからご覧いただけます
飲食店での取り組み・現場の声
大阪市西成区「火の鳥天下茶屋店」
サポーター会員になると・・・
※サポーター会員の特典は口数によって変動いたします。下記に挙げた特典は個人・法人共に1口でお申込み頂いた場合のものです。
個人サポーター会員(月々1,000円〜)の特典
- 代表理事からお礼の手紙
- 飲食店による活動事例
- 支援者限定の交流会参加権利
- フードリボンロゴとHPリンク提供
- フードリボンZOOM背景
- 当協会主催イベントの限定アーカイブ無料視聴
- 会員限定Facebookグループ招待
法人サポーター会員(月々1万円〜)の特典
- 当協会HPに貴社名/貴社ロゴ/HPリンク掲載
- 当協会が主催するイベントにて貴社名紹介
- フードリボンプロジェクト公式SNSの投稿時に支援団体一覧URLを記載
ご支援の使い道
頂いたご寄付は、フードリボン活動を全国に広め、飲食店の活動をよりよく支えるための本部資金として、全額を当協会が掲げるビジョンとポリシーに則って、子ども達の明るい未来を切り拓く目的で使用いたします。使用用途は、以下様々な取り組みに使わせていただきます!
フードリボンの調達・配送にかかる経費、啓発・PRなどのイベント企画運営、事務局運営人件費、交通費、その他フードリボンプロジェクトの全国展開に向けた諸活動
代表理事メッセージ
このページまでお越しくださいました皆様、本当にありがとうございます。私達は、飲食店を中心とした新しい子ども食堂の形として「フードリボンプロジェクト」を推進しています。
このプロジェクトでは、子どもたちの貧困問題に対する根本的な解決にはならないかも知れません。しかし、もしかしたら今日のご飯に困る子どもが誰もいない社会を作ることはできるかもしれません。お腹を空かせたまま眠りにつく子どもをなくすことはできるのかもしれません。
活動を始めておよそ2年半で、全国140店舗に迫る飲食店がプロジェクトにご参加くださり、お客さまや地域の方々からは41,000食分を超える支援が集まりました。
また、生産者様、食品メーカー様、小売店様などからは多くの食材提供をいただきました。
「地域の子どもたちのために」始まったプロジェクトでしたが、実際には、多くの大人の地域社会への「やる気」に火をつけ、「やり方」と「やり場」を提供する結果となっています。
しかし、私たちの手が届かない子どもたちはまだまだたくさんいます。さらに多くの「フードリボン店」を展開していくために、啓もう活動や広報活動などを含めた「フードリボンプロジェクト」の推進を図ってまいりたいと存じます。
皆様からの熱いご支援を賜りたく、よろしくお願い申しあげます。
一般社団法人ロングスプーン協会
代表理事 橋本展行