認定NPO法人マドレボニータは設立27年目、NPO法人化から18年目を迎えました。この間、産後ケアを受ける方は増え、自治体の子育て支援も広がるなど、社会は前進しています。しかし、まだ情報にたどり着けない人も多く、産後うつなどの課題は変わらず存在しています。
私たちは産後ケア教室を続けるだけでなく、より多くの人に産後について知ってもらい、当事者以外にも支え合う輪を広げていくことが必要だと考えています。当事者だけでなく、まわりの人が産後について知り、声をかけ、支えることができる社会へ。
さらに、多胎児やひとり親など、育児に人一倍の体力が求められ、産後ケアどころではない方々にも「産後ケアバトン制度」を通じて支援を届けてきました。これまでに1,300人以上へ産後ケアを届けています。
啓発は息の長い活動、産後ケアプログラムの提供はいま目の前の産後家庭を支える活動。
どちらも、すべての家族がすこやかに子育てをスタートできる社会にしていくための種まきです。
知る人が増えれば、子どもたちの健やかな成長にもつながります。すぐに結果が見えなくても、必要なことだから続ける——それが私たちの使命です。
この息の長い活動を続け、さらに広げていくために、マンスリーサポーターとして支えてください。あなたの支えが、未来の産後ケアを変えていきます。
2025-06-28 14:52
もっと早く知れたら、育児を楽しめたのにーー🔴私たちからのメッセージ🔴

マドレボニータのインストラクター&スタッフが日替わりで、マドレボニータの活動に対する思いを綴っていきます。
今日は事務局スタッフ 増田澄恵からのメッセージです。
ぜひお読みください。
🔴産後ケアが必要な理由✨
産後は、赤ちゃんを一番に考えますが、母体の疲労回復が充分になされないまま育児がスタートします。
これにプラスして、こんなの聞いてない。ということが次から次へ立ち上がり、目の前の赤ちゃんのケアするだけで精一杯で、自分は置き去りです。
自分の体に何が起きているのか?どうしてこの感情が湧き上がるのか?向き合う暇もなく、モヤモヤだけが蓄積され疲弊しました。
マドレに入職して、プログラムを知り、産後を改めて振り返ると、あの時の大変さはこれだったのか!と開眼すると同時にもっと早く知れたら、育児を楽しめたのに。と悔やまれます。幸いにも、産後うつやクライシスなどにはなりませんでしたが、振り返ると紙一重でした。
保育者となる親の体力づくりとセルフケア、そして、どうありたいのか?を問うことにより、自分を大事にすることを疎かにしないという姿勢を見せられたら、子どもも健やかに成長できるのではないか。と考えます。
ひとりでも多くの方に知ってもらい、親子で育ちあうことの尊さを感じてもらえたらと思います。
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マドレボニータはこれからもすべての母と産後家庭が安心とつながりのある産後を迎え、誰もが尊厳を大事にできる社会をめざして活動してまいります。
この息の長い活動を続け、さらに広げていくために、マンスリーサポーターとして支えてください。
あなたの支えが、未来の産後ケアを変えていきます。
月のご支援額は500円から。
ぜひ、「マドレ応援団」としての応援をお待ちしております。