活動・団体の紹介
ままもりっこは、京都府北部に位置する丹後地域で活動している防災ママサークルです。
「体験」「食」「学び」と様々な視点から防災に触れることで、防災に興味がなかった子育て世代も帰る頃にはちょっぴり防災意識が芽生えるような企画をしています。
「つながりこそが防災」をコンセプトに、非常時だけでなく、日常的なつながりを大切に考えています。
活動の背景、社会課題について
丹後地域は京都府の中でも過疎化が進んでおり、良くも悪くも自然豊かな田舎です。
子育て世代が集えるコミュニティはまだまだ少なく、自然災害が頻発している中で防災について学ぶ機会はほとんどありません。
世代の違いや定住者との価値観の違い等から、地域の自治会の中に入りづらいと感じる移住者も少なくありません。
そんな世代も、地域も、価値観も、全ての垣根を越えて交流できる、居場所をつくることが災害につよいまちになると考えています。
災害が起きても誰1人取り残されることがないように、つながりあえる居場所をこれからも提供し続けます。
活動内容の詳細、実績について
月に一度のサークル活動では、防災を軸とした子育て世代の居場所づくりを行っています。
防災のエプロンシアターも製作して、保育所や教育関係で披露したり、避難訓練だけで終わらせない考える防災教育を行っています。
地域の団体や行政や公共団体とも連携を図り、防災セミナーや防災イベントの開催を行っています。
令和5年度は、京都府の地域交響プロジェクト交付金を活用しています。
大東建託株式会社と、こどもに持たせる防災グッズ「ぼうさいみまもり」を共同開発しました。
その他、京都新聞、北近畿経済新聞、KBS京都等のメディアにも取り上げられています。
代表者メッセージ
私自身、こどもが生まれてから初めて自分よりも大切だと思う存在ができました。
そんなこどもたちを守りたいと思い防災士を取得しましたが、防災のことを知れば知るほど全員がもっと防災に取り組み、備えることの重要さを知りました。
こどもを守るには、まず私たち親が自分の身を守れる術を知らなければなりません。
しかし、防災の取り組みはどれも堅苦しく感じ、幼いこどもを連れた私たち子育て世代にはそもそも参加すること自体ハードルが高く感じました。
こどもを連れて防災を学べて、つながりがうまれるような楽しい団体を自分がつくろうと思い、ままもりっこを立ち上げました。
令和5年度のサークル活動の参加者は1年間で約200名。
防災をテーマにこれほど多くの方が参加くださったのは、単に防災に興味が無かったのではなく、関心はあるけどどのように行動したり学べばいいかわからないだけだったのではないかと感じました。
これからも活動をこうして続けていくことが、私のできる防災につよいまちづくりだと思っています。
自然災害の発生をとめることはできません。今後も必ず災害は起こります。
私たちにできることは、自分の命を守ること。そのために行動にうつすことです。
防災士 坂中綾香
寄付金の使い道について
・防災が学べるサークル活動の運営
・運営スタッフの人件費
・防災イベントの開催
・地域の防災啓発活動
皆様からいただいた寄付金は、子育て世代の防災の学びに変えて、地域に還元して、災害に強いまちをつくります。