一般社団法人マナーニ

子どもの心を豊かにする教育を 〜犬とのふれあい体験授業〜

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いま、児童虐待やいじめ、孤独やストレスなど、子どもたちを取り巻く環境が社会問題化している一方で、動物虐待や飼育放棄などの動物に関する問題も顕在化してきています。 私たちは、その解決のため「こども笑顔のラインプロジェクト」という活動名で、犬とのふれあい体験プログラムを小学校の授業で実施しています。 子どもの頃に何を体験するか。リアリティのある体験が減ってきている子どもたちに、大切な心の学びの場を提供したく、どうか温かい継続支援をお願いします。

「こども笑顔のラインプロジェクト」とは


文部科学省・環境省後援のもと、全国の小学校【道徳科・生活科】の授業で、犬の温かさを実感し、
 

コミュニケーションを図ることで、『命に興味を持ち、感じ、考える』体験プログラムを実施しています。


話すことはできないけど表現力豊かな犬と共に、好奇心や想像力をもって主体的に「心の学び」を経験することで、子どもたちは、他者や自分を大切にする心を育んでいます。

今、
●子どもたちを取り巻く「いじめ」「孤独」「ストレス」
●動物を取り巻く「動物虐待」「飼育放棄」

などの社会問題に対し、私たちができることは何か…?
それは、動物たちが潜在的に持つ力を信じ、感受性の豊かな幼少期に必要な体験“子どもたちの【心の学び】”へのサポートをし続けていくことだと考えています。

「学校教育」で「犬」とのふれあいが実現できること

学校教育のために

子どもたちの心が影響している問題は、行政や自治体レベルでの対応が求められており、その解決のために学校教育の場における新たな試みも必要とされています。
その解決の1つとして、子どもたちが生活環境に左右されることなく、動物とのふれあいから豊かな心を育めるよう、小学校の授業の一環として、教育過程で行う機会の提供が大切です。

犬という動物は他の動物に比べ人間と互いに助け合い共生してきた歴史が長いため、人間とのコミュニケーション能力が高い動物です。感情表現が豊かで、飼育者でなくても相互理解を生みやすい特徴があります。
犬種ごとに見た目も違い、得意なことも違う犬たちを通じて「1人1人が違っていいんだ」という個性を学び、弱者への思いやりや他者への理解促進にも繋がっています。

この活動では、子どもたちが介在犬とハンドラー(飼い主)の絆を実感することで愛情を学ぶことも大切に考えています。そのため、当活動で活躍している犬たちは、家庭で愛情を受けて育っている「家庭犬」を前提に、学校教育に参加するためのスキルや知識を充分身に着けた専門犬です。
飼い主しか知らない愛犬の個性や飼い主さんとの愛情の絆、愛犬が飼い主さんへ向けるまなざしや信頼感。それらを子どもたちは肌で感じて学んでいます。

ペット共生社会のために

同時に、介在犬は飼い主さんと参加することで、安心しながら楽しんで授業に参加することができます。飼い主さんと共に喜びを分かち合い、活動を通じて絆を深めているのです。

将来的にこの活動が広がることで、多くの飼い主と愛犬が地元の教育活動に参加できるようになることで、飼い主のマナーアップやペットの社会的価値の向上にもつながり、地域で教育をサポートする仕組みにつながることを期待しています。


この授業を全国的に展開するためには、授業による高い学習効果とともに、担任教員が導入しやすいよう、汎用化する必要があります。そこで、授業内容が教育的観点から子どもたちにとってより深い学びとなるよう、2016年から2018年度には東京学芸大学と共同で道徳科や生活科の学習指導要領に沿ったプログラムを調査研究。学習効果の有用性も立証され、実施小学校が活用できる学習指導案も完成しました。
 ★詳しい授業内容はこちら

犬とのふれあいが、子どもたち与えるもの

〜動物・犬は、子どもたちを感動させ心の芯をたがやす教師〜
      国立大学法人東京学芸大学 教職大学院特任教授  永田繁雄氏

ふれあい授業は、子どもたちの心に様々な変化を生み出しています。
例えば、軽度の発達障害などで友だちとのコミュニケーションに課題を抱える子どもが、犬がいることで自主的に発言や行動を起こすことができたり、犬や対人関係に嫌悪感をもつ子どもが自発的に犬に触れ、最後には穏やかな表情で抱きしめていたり。そして子ども自身が自分の成長に驚きと感動を覚えます。命ある生き物とのかかわりで、自らの心の変化に築き、それを深めること。それは、日ごろ不安定になりがちな今の社会において、まさに“子どもたちを感動させ、心の芯をたがたす”、生きた学びとなるのです。

わずか45分の授業のなかで子どもたちが見せる表情や心の変化には、人間の力だけでは決して叶えることのできない「心と心の真の交流」が存在しています。その中で「自己肯定感と自尊感情」そして「成功体験」を、犬は子どもたちへ与えてくれます。
犬が温かいことを初めて知る子、同じ気持ちがあることに驚く子、恐怖心を抱いていたけど心を開くことができた子など、子どもの心には様々な成長と多くの感動があります。また、精神的な課題を抱える児童の行動の改善や不登校児童の登校など、多くの奇跡を生み出してきました。

このような実績から、学校現場において犬を介在した学習の認知や関心が徐々に広がり、全国への展開は広がりつつあります。同時に、多くの人が学校教育サポートへの関心を持ち、活動面・資金面での活動参加者が増えることにより、地域での仕組みの恒常化が期待されています。

 ★授業を受けた子どもたちの感想★

●今日の授業で心が大切なことが分かりました。心は動物も、人間も、同じなんだと分かりました。もっといろんな心を大切に使おうと思います。

●そんな命が大切だとは、思わなかったし、動物と一緒の命だとは思わなかったです。

●私は先生が言ってくれたことをちゃんと守りたいと思いました。私は色んな犬に会うから習ったことを、していいか、してはいけないかを考えてから触ったりして色んな犬と仲良くなりたいです。だからこれからは色んな動物にあったとき、動物が嬉しくなるように背中を撫でてあげたり、犬の気持ちを考えて仲良くなりたいです。生き物を飼う時は、気持ちを考えて過ごしたいです。どうしてかというと、私も色んな動物と親友になりたいからです。

●僕は触れることはできなかったけど。見ているだけで…ほんの少しだけ。「いじめなんか怖くない!」と思いました。

★保護者の感想★

●息子はアレルギーが重いので大好きな犬をみてもいつも近寄ることができなくて、一度も触ったことがありませんでした。でも、今回のようにして頂けると、とても安心して触れ合うことができ、さらに愛情や興味を持ってくれるので、今後も来て頂けると嬉しいです。

●不登校がありますが、犬や猫など動物が大好きなので、この日は4カ月ぶりくらいに2時間目から登校することができました。本当にありがとうござました。

●まさに自分達の親の立場としては一番伝えたいことです。動物を飼うというのはどこの家庭でも気軽にできるわけではないので、こういった経験は貴重だった人も多いのではないでしょうか。動物や児童の虐待といった悲しい事件が多い時代ですが、こういった授業を通じて子どもと一緒に親も成長していけたらと思いました。

★教員の感想★

●「思いやりの心は、“自分と異なる他者”と出会うことで初めて動き出すものだと思います。そしてその“他者”の中に“自分”(と似ている)を発見して深まってゆくものだと思います。犬という種の違い、そして種の違いを超えた共通点は子ども達にとって受け入れやすいものだと思いました。動物や他の生き物にたいしての接し方を考えることで、それが最終的には人との接し方にも大いに繋がっていくことを学べました。子ども達にはとても分かりやすかったと思います。

●犬とふれあう授業は、人のことを思いやる心を持つことができ、いじめや暴力を無くすことに繋がると思います。

授業で活躍する「学習介在犬」の紹介

~授業に参加している飼い主の想いと、愛犬の言葉を飼い主が代弁して~

この活動へ参加している子を、月替わりで紹介していきます。

団体概要・活動実績

社名:一般社団法人マナーニ
所在:東京都港区麻布十番4-6-8二進ビル4階
代表:代表理事 内田友賀
事業内容:教育事業「こども笑顔のラインプロジェクト」
沿革:2007年 任意団体 ナチュラルドッグスタイル として設立
   2010年 一般社団法人化
   2014年 文部科学省・環境省後援名義のもと、「こども笑顔のラインプロジェクト」開始
   2020年 社名を「一般社団法人マナーニ」に変更し、事業を教育活動に特化

【実績累計 全91校 6,522名】 ※2020年3月末現在
・2014年:全国の小学校での実施を開始
       実績 7校 計518名/文部科学省・環境省後援名義
・2015年:実績 20校 計1,904名/文部科学省・環境省・仙台市教育委員会後援名義
・2016年:実績 17校 計1,101名/文部科学省・環境省後援名義
・2017年:実績 19校 計1,086名/文部科学省・環境省後援名義
・2018年:実績 7校 計796名/文部科学省・環境省後援名義
・2019年:実績 14校 計787名/文部科学省・環境省後援名義
・2020年:実績 7校 330名/文部科学省・環境省後援名義

ご支援のお願い

この活動は、人にも動物にも優しく理解のある「思いやりの日本」を創ること、そして動物から愛情を受けた子どもたちが大人になったとき、動物や弱者、そして自分自身に対して優しい気持ちを持てることを目的に掲げています。

そして、1人でも多くの子どもたちに授業を提供できるよう、私たちは小学校に対し無償で実施しています。

年間15校の学校で授業をするために約500万円
その他、学校で授業ができる人材と介在犬の育成費用、運営費などが必要となります。
また、地域・企業・行政が一体となって教育をサポートできる仕組みづくりのため、現在はモデルケース実施での基盤づくりも行っています。

私たちは、“教育は上質な投資”であると考えております。
どうか、子どもたちの心豊かな未来のため、そして動物の明るい未来のため、皆様のご支援を教育活動に注いで頂けたら嬉しく思っております。

1日33円からの支援。
私たちは継続的な支援をして下さる方を募集しています。
支援者の方には、毎年の年度末に、授業を受けた子どもたちの心豊かな感想集をお送りさせていただきます。

ご賛同いただましたら、こちらのページ右上の「継続支援をする」ボタンをクリックし、必要事項をご入力お願いします。

■金額と返礼品について

【個人】月々  1,000円(1日 約33円)
    月々  5,000円(1日 約166円)
    月々10,000円(1日 約330円)

  ・御礼のお手紙
  ・授業を受けた児童の写真と感想(1年毎のご報告)

【地域協賛企業】月々42,000円
  地元の子どもの教育を支援したい!地域の活動として取組みたい!という企業様。
  ※ご希望の地域の小学校、1校(2クラス)の実施に対してのご協賛となります。
  ・対象校の児童配布用テキストへのロゴ掲載、HPへのロゴ/リンクの掲載
  ・対象校の実施報告書

【協賛企業】月々100,000円
  企業の社会貢献活動やSDGsの取組みとして。全国での実施に対して、活動全体にご協賛頂ける企業様。
  ・HP、児童配布テキストへのロゴ掲載、SNSでの取組紹介など
  ・1年間の実施報告書

  ※100,000円以上のご協賛企業様は、別途特典がございますので別途お問い合わせください。

みなさまからのあたたかいご支援を心よりお待ちしております。
どうぞよろしくお願いいたします。

一般社団法人マナーニ 代表理事 内田友賀

          「2021度、皆さまと一緒に活動を支えてくださる企業さま」

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