NPO法人まおい学びのさと

「まずは子どもを幸せにしよう」 子ども中心の教育を支援し、学びを通した地域づくりを進めたい

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まずは子どもを幸せにしよう。 すべてはそのあとに続く。 これは、イギリスの教育実践家A.S.ニイルの言葉です。 学校は、子どもが幸せを見つける場所であってほしい。 私たちは、新しい時代にふさわしい学び場をつくろうと活動してきました。 そして2023年、「まおい学びのさと小学校」が北海道長沼町に開校。 母体となった研究会の発足から37年が経っていました。 あらためて、これまでの約700人もの皆さまのご支援に感謝申し上げます。 特定の大企業や有名人の後ろ盾を持たずに開校にこぎつけた「市民立」の認可小学校。 開校という目標は達成しましたが、学校が健全に存続し、さらに地域との繋がりを深め、もっと多くの子どもたちに笑顔になってもらうため、まだ私たちのミッションはたくさんあります。 今後も、地域の食材を使った「まおいごはん」を提供するための設備を整えるなど、継続した資金を必要としています。

子どもが主人公の学校が開校!

「学校」と聞いてどんなイメージが浮かびますか?

先生から勉強を教えてもらうところ。テストがあって、成績が付けられて…。
子どもの主体性や体験的な学習の大切さが見直されている昨今ではありますが、まだまだ机上の学習が主流です。

2023年4月に北海道長沼町に開校した「まおい学びのさと小学校」は、競争ではなく子どもの好奇心が学びの原動力になる学校です。
子どもの自由意志が何より尊重され、テストや宿題、チャイム、数値評価はありません。「先生」と呼ばれる大人もいません。

まおい学びのさと小学校(学校法人学びのさと自由が丘学園)のホームぺージ

私たち「NPO法人まおい学びのさと」は、この学校の開校を目指して長年、ボランティアで活動を積み上げてきた団体です。
念願叶って開校が認められたことを受けて、認可小学校を運営するための学校法人を新たに設立。現在、ともに活動を進めてきた仲間が学校法人の職員として奮闘しています。

赤い三角屋根が印象的な学校です!

開校後、大きな目標を達成した私たちは、このNPO法人の存在意義は何なのか、これからの進むべき道はどこなのかについて時間をかけて話し合いました。

そして、私たちは法人の設立時に定めた目的に立ち戻りました。
それは「子どもからお年寄りまで関わるすべての人が豊かに過ごせる地域コミュニティづくりを進めること」。開校後も、まおい学びのさと小学校を支援しながら未来にあるべき教育を追求するとともに、学びによる地域交流をこれまで以上に進めていこうと決意を新たにしました。

開校後のNPO法人の活動

学校を支援しながら地域づくりを進めるため、具体的には下記のような活動をしています。

「まおいごはん」の推進

地元食材を使った昼食を、学校に通う子どもたち、さらに地域の皆さまへ提供できないか検討し、準備を進めています。
お弁当を用意する保護者の負担軽減のほか、「食」という面から学校と地域、人と人を繋ぐことを目指しています。
関連して、地域の農家と連携し、農に関する体験講座なども開催しています。

ロケット教室

自分で作った世界にひとつだけのロケットを、自分の手で打ち上げる体験教室を開いています。
モデルロケットを開発した株式会社植松電機様(北海道赤平市)の思いに共感し、同社の講習を受けた公認団体「UEパートナー」として教室を主催しています。

移住支援

学校への入学をはじめ、さまざまな理由で北海道長沼町や周辺地域に移住してくる方のご相談を受け付けています。移住の情報などをまとめたホームページも制作しています。

交流/学び合いの場

地域の皆さんや、学校に通う子ども、保護者などの交流の場を企画運営しています。
「1人の子どもを育てるには1つの村がいる」というアフリカのことわざのように、みんなで支え合い、学び合うことを大切にしています。教育に関する講座などを企画することもあります。

キャンプなど

学校スタッフや保護者と子ども、 NPO会員の交流を目的としたキャンプを夏に開催しています。このように、学校からの委託や共催のような形でイベントを企画運営したり、学校のイベントをお手伝いしたりすることもあります。

その他

広報(「まおい」を応援してくれる人を増やす活動)や、環境整備(学校や周辺の草刈り・緑化活動)のチームもあります。
NPO全体の運営も、ボランティアの「運営チーム」が担い、事務作業や助成金の獲得、各チームのサポート、学校法人との連絡調整などを行っています。

ロケットは、時速200kmで上空40mまで上がります

私たちが直接、関わることができる子どもの数は限られています。
でも、誰もが自分の学びたい場所で学べる環境が少しでも増えるように。
この小さな取り組みが良い影響となって広がっていくことを願い、時間や知恵を持ち寄って活動しています。

活動はご支援に支えられています

NPOの活動は、学校づくりを進めてきた時代から現在に至るまで、すべてボランティア。メンバーはそれぞれ仕事を持ちながら、家族を養いながら、子育てをしながら活動している市民です。

皆さまからのご支援を積み上げ、なんとか小学校の開校にこぎつけましたが、今後も継続した資金を必要としています。

たとえば、地元食材を使った「まおいごはん」を安全に調理し、子どもたちや地域の皆さんに提供するための設備を整えるためには数千万円の資金が必要です。

子どもも大人もワクワクできる地域を目指しています

時代は転換期を迎え、「前例通り」「教科書通り」では通用しないことが次々と起きています。
新しい時代を生きるこれからの子どもたちに最も必要とされるのは、自分の頭で考え、仲間とより良い未来を模索していく力ではないでしょうか。

「知りたい!」という子どものワクワクを守りたい。
開校後も学校を支えながら、教育のあり方について考え続けたい。
さまざまな学びの場を提供していきたい。

それが、地域の活性化にもつながるはず。
社会の発展や明るい未来はすべて、子どもたちの幸せの後に続いていく。

そんな思いで、活動に取り組んでいます。

子どもがそれぞれの才能を開花させ、自分らしく歩いていける社会を

ご寄付だけではなく、周囲の方への資金提供の呼びかけも大きな力となります。
ご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

私たちについて

これまでの歩み

1986年 新しい教育・学校を考える会 発足
91年 北海道自由が丘学園をつくる会 発足
95年 北海道自由が丘学園設立員会 発足
98年 自由が丘夕張スクール 開校
2003年 札幌に移転し、自由が丘月寒スクールとして開校
13年 北海道自由が丘学園・ともに人間教育をすすめる会 発足
16年 認可小学校の設立に向けて具体的に動き始める
17年 北海道に自由な小学校をつくる会 発足
19年 長沼町との間で廃校舎活用の協定を締結
20年 NPO法人まおい学びのさと 設立
21年 まおい学びのさと小学校 設置計画了承
22年 まおい学びのさと小学校 設置認可
学校法人学びのさと自由が丘学園 設置認可
23年 まおい学びのさと小学校 開校
NPO法人まおい学びのさと 新体制発足

メンバーについて

「まおい学びのさと小学校」の開校を機に、前代表理事の細田孝哉をはじめとする役員の多くが、学校法人の仕事に専念するためNPOの理事から通常の会員になりました。

今後は下記新体制のもとで活動してまいります。
以前と変わらず、理事/会員の全員が無報酬のボランティアです。
引き続きのご支援・ご協力を何卒よろしくお願いいたします。

代表理事 : 健名 美恵子 
副代表理事: 荒谷 明子・井上 淳生
事務局長 : 仲野 いずみ 
監事   : クロス 理恵・小塚 雅志

正会員83名、賛助会員43名 =2023年5月時点

団体情報
NPO法人まおい学びのさと
このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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