活動・団体の紹介
子育て期からのダイバーシティ・インクルージョン推進に関する事業を行い、誰もが自分らしさを発揮し、互いを受け入れ、輝きあうことができる共生社会づくりに貢献することを目的に、神奈川県鎌倉市を中心に活動しています。
活動の背景、社会課題について
今、日本で生まれる赤ちゃんの24人に1人は海外にもルーツがあります(出典 (公財)かながわ国際交流財団)。しかし、言語・習慣・社会の多文化受容力はその現状に対応しきれていません。
未来に直結する妊娠・出産・子育てにおいて、たとえば弊団体が活動する鎌倉市では体系だった「外国人・多文化対応」システムは存在せず、個人個人の気づきやサポートに負っています。
外国人集住地域以外、日本の多くの自治体では同様の状況が続いています。
妊娠・出産・子育ては、赤ちゃんにとっては人生のスタートであり、親にとっては命懸けのプロジェクトでもあり、社会の未来にも直結しています。
妊娠・出産による心身の変化、子育て特有の難しさからくる戸惑いに、言語・文化・習慣の違いから生じる戸惑いが加わる時、外国出身の母・父は明るい笑顔を維持できるでしょうか。彼らは、他の人たちよりも「孤育て」状態に陥りやすい傾向もあります。そうした親に育てられる子どもも明るさを知らないまま育ってしまうかもしれません。
多様な大人も、子どもも、一緒に笑い、泣いて、いきいきと暮らせるように。そのために、同じく子育て中の私たちだからこそできることはたくさんある。私たちはそう考え、メンバーの海外での生活経験もいかしながら、身近なアクションを大切に活動しています。
また、少子化の一因として日本の「子育てしにくさ」も指摘されています。私たちの活動を通じて、日本で生まれ育った人が外国出身の「子育て仲間」を通じて異なる文化・社会の子育てを知ることで、がんじがらめの「子育て観」が少しゆるみ、よりリラックスした子育てができる社会につなげていければとも願っています。
さらにそのことで、「多様な大人も、子どもも、一緒に笑い、泣いて、いきいきと暮らせる」多様性が輝く社会につなげていきたいと考えています。
活動内容の詳細、実績について
1. 外国人家族・日本人家族の「交流イベント」(オンライン含む)企画・実施
2016年12月から2023年1月までに、交流イベントを45件実施、参加者は延べ360名にのぼります。
2. やさしい日本語と英語を用いた「子育て情報」の発信
2016年の設立以来、SNSで子育て関係情報をやさしい日本語・英語で発信。「子育て当事者」の目線・あたたかさを大切にしています。2020年、ウエブサイトを公開しました。
3. 鎌倉市内で子育て中の外国人へのサポート
個別相談や、市役所等での相談同行、通訳(コミュニティ通訳)を実施しています。
[ 認定・助成など ]
2020年度 (公財)かながわ国際交流財団 外国人住民子育て支援モデル事業に選定
2021/2022年度 (公財)キリン福祉財団「キリン・地域のちから応援事業」として採択
2022年3月 (公財)かながわ国際交流財団主催「外国人住民母子保健・子育て支援フォーラム」に講師として参加
2022年12月 (公財)かながわ国際交流財団主催「多文化対応力向上講座子育て支援施設職員向け やさしい日本語研修」に協力
2023年度 (社福)神奈川県社会福祉協議会 地域福祉活動支援事業 ともしび基金(一般助成)助成
(公財)アイネット地域振興財団 助成(団体助成)
鎌倉市つながる鎌倉エール事業 協働事業に選定
代表者メッセージ
私たちの活動にご関心をお寄せ頂き、ありがとうございます!
弊団体の運営メンバーは、子育てをしながら働いていたり、他の活動も行っていたり、と、バイタリティ溢れるメンバーです。事業のクオリティももちろん大切にしながら、一人一人を尊重し、受け止めることを大切にしながら活動をしてきました。活動を始めて約7年、これからも地道に活動を継続していくために、この度寄付を呼びかけさせて頂くことになりました。
ぜひ、お力をお貸しください。そして、未来に直結する、多様性を大切にする子育てを、応援してください。
寄付金の使い道について
皆様から頂く寄付金は、子育てからのダイバーシティ&インクルージョン推進のために
「実際に・確実に役立つ」
1. 外国人家族と日本人家族の交流イベントの企画・運営
2. 英語・やさしい日本語での「子育て情報」の発信(翻訳・コンテンツ制作)
3. 市役所・幼稚園・小学校等への付き添い、相談対応
の必要経費・人件費に使用させて頂きます。