コロナ禍で苦しむ患者さんとそのご家族
コロナ禍で大変な一年をお過ごしになったかと思います。私たちが支援をさせていただいている血液疾患の患者さんも、もちろん例外ではありません。
患者さんを経済的に支援する基金への申請時に寄せられる声には「コロナで経営している飲食店が閉店状態だ」「学校がコロナで休校となり、きょうだいの子のサポートの為、病気の子の付添以外にもパートを休まなくてはならず収入が無くなった」「コロナで紹介の仕事が入らなくなった」など苦しい状況がつづられています。
皆様からのご支援をそのように経済的にも不安を抱える患者さんへお届けしました。
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患者さんからのメッセージ
この度は私達のために助成援助して頂きありがとうございました。感謝申し上げます。娘は現在、自宅療養中で少しづつ体力も回復し元気になり喜んでいます。何かと費用がかさみ大変でしたが、おかげ様で助かりました。お世話になりました。(佐藤きち子記念 造血幹細胞移植患者支援基金の支援:四国地方在住 患者さんのお母様)
白血病・抗がん剤治療・造血幹細胞移植と本人はもちろん、家族共にとても辛い出来事でした。本人が若いという事もあり白血病になってしまうなど考えた事もなくがん保険などに加入していませんでした。本当に目の前が真っ暗になりました。知人から佐藤きち子記念助成金の事を教えてもらい、すぐに調べ申請させて頂きました。本当に助けられました。ありがとうございます。大切に使わせていただきます。(佐藤きち子記念 造血幹細胞移植患者支援基金の支援:中国方在住 患者さんのお母さん)
彼との生活を直前に白血病と診断され目の前が真っ暗になり絶望的の中、主治医の先生からこうのとりマリーン基金のことを聞きました。今ならまだ治療前なので卵子凍結保存ができるとクリニックを探してくれました。まだまだ若いので、将来子どもが産めるようにいろいろと考えてくださり、不安はありましたが無事卵子凍結保存することができました。骨髄移植も無事終わることができ、本当に感謝しています。後は、からだの体調を整えて無理をせずがんばります。将来子どもが産みたいです。本当にありがとうございました。(こうのとりマリーン基金卵子保存支援:20歳 中国四国地方在住)
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これからも患者さんのために
「白血病と診断されたけど、これから何をしたら、、、」「長く続く薬の治療でお金が心配、、、」など患者さんの不安は数え切れません。少しでも明るい気持ちで治療に向かっていただけるように、患者さんのご支援を続けてまいります。引き続きご協力のほどよろしくお願いいたします。