全国協議会の活動
白血病をはじめとする、いわゆる難治性血液疾患は決して「不治の病」ではなくなってきました。もちろん、白血病は簡単な病気ではありません。でも、正しい理解に基づき、家族や医療関係者をはじめとした周囲の協力を得ながら闘病すれば、乗り越えることができるようになりました。全国骨髄バンク推進連絡協議会は、血液疾患の患者さん、ご家族が希望を見失わずに前を向いて闘病生活に取り組んでいただくための様々な支援を行っています。
いただいたご支援の使い途
チャリティでいただだいたご支援は以下のとおり使わせていただきます。
1.経済的困難を抱える患者さんに対する造血幹細胞移植医療費と関連経費への経済支援。
2.白血病などの患者さんとそのご家族の方々を対象とした医師による無料電話相談の実施。
最新治療法を伝える医療講演会、相談会の開催。
病初期の患者さんとそのご家族のための医療情報誌の発行。
3.骨髄バンクの必要性とドナー登録促進のための普及啓発活動。支援ボランティアとの協働で 行う患者支援事業
様々な支援をしています
血液疾患の患者さんやそのご家族のため、経済的支援・情報提供など様々な活動をしています。
《患者さんを経済的に支援する活動》※実績は2025年3月末時点のデータです
◆佐藤きち子記念 造血細胞移植患者支援基金
経済的な問題で骨髄移植を躊躇することがないよう支援しています。1995年の発足から30年。
皆さまのご厚志が不安を抱える患者さんを笑顔に変えています。
384人の方に合計100,155,517円の助成をしています。
◆志村大輔患者支援基金
高額な分子標的治療薬の医療費支援と、将来赤ちゃんを授かれるよう治療前に行う精子保存の支援を助成対象としています。2013年に発足しました。
分子標的薬支援は延べ833人の方、合計42,698,000円、
精子保存支援は延べ110人の方に合計3,823,283円の助成をしています。
◆こうのとりマリーン基金
将来赤ちゃんを授かるという希望をもって抗がん剤や造血細胞移植などの治療を乗り越えてもらえるように未受精卵子の採取・保存費用を2012年から支援しています。
延べ41人の方に合計7,140,774円の助成をしています。2024年からは、この基金を利用し保存を行った方へ、生殖補助医療の助成もはじめました。
《無料電話相談》
◆「白血病フリーダイヤル」を1996年から毎週土曜日(現在は第2・第4のみ)に開設して治療のこと、医療費の心配事などを元患者、患者家族などがお話を伺います。専門医に直接ご相談いただけます。
開設回数は1,318回、9,319件の相談をお受けしています。
