活動内容
メロードッグレスキューでは、人馴れしておらず殺処分の対象となりやすい成犬の野犬を中心に、年齢・問題行動・疾病など様々な理由から一般譲渡が難しい犬たちの保護・トレーニング・譲渡活動を行っています。
代表とボランティアスタッフが力を合わせ、常時10~15頭程の保護犬たちを受け入れています。保護犬たちができる限りストレスフリーに過ごすことができ、一頭一頭のケアに手の届くキャパシティを守るよう、心がけています。
受け入れた犬たちの命に責任を持ち、譲渡前のトレーニングはもちろん、里親さんへの継続的なカウンセリングを通し犬と人の双方が幸せに暮らせるようサポートする「丁寧な譲渡」を軸に、団体発足から今までに約60頭の犬たちを新しい家族のもとへ送り出してきました。
私たちが「QOL」にこだわる理由
私たちが活動の中で最も大切にしていること。
それは「犬たちが犬らしく、心身ともに満たされた一生を送れること」です。
犬たちの運命は、受け入れる側の人間によって決められてしまいます。殺処分を免れて命が繋がったとしても、長期間ケージに閉じ込められたり、不衛生な環境で過ごさなければならなかったり、安易な譲渡や虐待で苦しむ犬たちが存在する現状もあるのです。
ただやみくもに殺処分から逃れればよいのではなく、犬たちがその子らしく、健康的に・幸せに暮らせるように努めることが人道的かつ責任ある保護活動であると考えています。
この理念のもと、メロードッグレスキューでは、受け入れた保護犬たちの福祉が最大限に保たれるよう、有資格者の代表とボランティアスタッフがそれぞれの犬のニーズに合わせ、心身のケアを行っています。
日本では現状、犬と暮らせる人の数に対し、犬の数が多すぎ、飽和状態となっています。犬の頭数過多は社会問題であり、この現状を打破するには、避妊・去勢手術の徹底や、一般の方からの動物福祉への理解が、非常に重要となります。
活動を通して、「命に対する責任や終生飼育の大切さを伝えていきたい」・そしていつの日か保護犬がいない未来の土台となるべく、「仲間を増やし、活動の幅を広げていきたい」と考えています。
ご支援の使い道
頂いたご支援は、保護犬たちが健康で快適に過ごせるよう、下記の項目に充てられています。
- 犬たちのお世話に係る費用
ドッグフード、装具(首輪・リード・ハーネス・AirTag等)、トイレシーツ、応急薬(消毒・ガーゼ・包帯等)、シャンプー、ブラシ、各種備品(バリケン・キャリー等)etc...
保護犬たちのサイズや頭数にもよりますが、毎月平均70kgのドッグフードが必要です。
体調や年齢に合わせた食事を与え、必要な犬には療養食も用意しています。
- 医療費
受け入れる全ての犬たちに初期医療として、
【避妊・去勢手術、歯科処置(スケーリングや抜歯)、各種予防接種、マイクロチップの埋め込み、血液検査、フィラリア検査・予防薬の処方】
を行っています。
保護する犬の中には、皮膚病やケガ、持病、介護が必要な状態の犬もいます。すべての犬たちが傷み・かゆみや苦痛から解放され、QOLの高い生活を送れるように手を尽くしています。
フィラリア&ノミダニ予防薬も毎月投与しています。
- 施設運営費
光熱費、ドッグランや建物の維持・修繕費、犬の運搬にかかるガソリン代、人件費等。
メロードッグレスキューでは、一般の飼い主さんと愛犬もご利用いただけるサービスを同施設で提供し、その収益の一部から活動費を賄っています。なるべくご寄付や物資支援のみに頼る形ではなく、自転式の活動ができるよう試行錯誤しておりますが、現状、時間や人手不足により全てを賄うことが難しい状態です。安定した活動を行うためにも、継続的なご支援を必要としています。
急病やケガ、パピーミル・多頭飼育崩壊・虐待事案への緊急対応など、いざという時の迅速な対応は、日頃から皆様のご支援があればこそ可能になります。どうかあたたかいサポートをいただけますよう、どうかよろしくお願いいたします。