一般社団法人merry attic

【単発寄付】私たちと⼀緒に、 もっと⼦育てを頼り合える社会をつくりませんか?

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「疲れていても、疲れたと言えない。休みたくても、休みたいと言えない。」 学童クラブを運営する中で保護者の方から聞いた声です。 今の社会には、子育ての「ゆとり」が不足しています。 それが深刻な子育て疲れへと繋がり、より大きな社会の問題を引き起こしているのだと思います。 私たちは、保護者の方が「ちょっと頼らせて」と気軽に言える、そんな親しみのある居場所づくりを目指しています。 子どもが「また行きたい」と言える、保護者の方が「また行かせたい」と思える居場所です。 そんな居場所を実際に利用して、頼れる空気感を実感してもらえる親子が増えれば、それが社会の空気感になります。 変化の激しい社会の中でも、脈々と受け継がれる子育てという営みが、これからも明るく、そして笑顔溢れるものであるように。 私たちmerry atticや、子育て家庭を支援する全ての支援者の存在が、どうか皆さまの拠り所となりますように。

活動・団体の紹介

団体紹介

一般社団法人merry atticは、2016年6月に、当時、障害福祉分野の法人に勤めていた上田馨一(現代表理事)が独立し、立ち上げました。

当時、埼玉県戸田市での学童保育待機児童の課題を聞き、第一の施設を埼玉県戸田市に開所しました。利用する子どもの支援を単独でするのではなく、ご家族や、地域と連携して、子どもの発達を見守るということを大切にしてきました。。

現在は、埼玉県戸田市以外に、沖縄県那覇市と浦添市にも学童保育施設を開所し、また、東京都葛飾区において受託事業として放課後子ども支援を行なっています。そして、2021年より京都市内に、独立型子どもショートステイのための施設を開所し、年間約1600名の子どもが利用しています。

2022年から埼玉県戸田市にて、子育て支援を行うため、子ども食堂の実施と、宿泊をすることができる子ども食堂を開始しました。

活動の背景、社会課題について

私たちmerry atticは現在、解決すべき重要課題として児童虐待の発生予防を据えています。

2021年に、厚生労働省が児童虐待について全国の児童相談所が相談対応した件数を発表しました。過去最多の20万件を超える数字だと発表されましたが、これはあくまで、虐待が行われ、実際に相談に至った数字です。つまり、この数字の裏には、今にも子どもに手をあげてしまいそうな家庭や、虐待が行われているにもかかわらず、社会的に孤立していることから相談に至らず、未だ苦しんでいる家庭が隠れていることが考えられます。

私たちは、児童虐待が行われてから対処するのではなく、子どもに手をあげてしまう前の段階で家庭にサポートの手を差し伸べることが必要だと考えています。児童虐待の発生リスクは、子育て疲れが深刻化した時に高まるという仮説を持ち、「子育て家庭の育児疲れ」という問題に着目しました。

ショートステイ事業とは、子育て中のご家庭で、保護者の方が一時的に子どもをみられなくなったときや、育児疲れに対するレスパイトケア、リフレッシュとして、子どもをお預かりするものです。

私たちは、この「子育て疲れ」に対する実質的アプローチで、児童虐待の発生予防を行いたいと考えています。

活動内容の詳細、実績について

●放課後児童クラブ(放課後児童健全育成事業)の運営

学童クラブは、放課後や週末等に子どもたちがすごす遊びや生活の場です。埼玉県戸田市で4ヶ所、沖縄県那覇市で1ヶ所、沖縄県浦添市で1ヶ所の計6箇所で学童クラブを運営しています。年間240名程度の子どもを受け入れています。学童クラブでは、子どもの「やってみたい」という声を大切にし、イベント等の運営により、さまざまな体験や経験の機会の提供を行っています。

●放課後子ども教室の運営

放課後子ども教室は、地域の大人が運営し、放課後や週末等に学校施設を利用してつくる子どもたちの居場所です。2020年より、東京都葛飾区にて運営を開始しました。地域住民の方々と協働して学校内での子どもの居場所を作っています。学校内の施設を利用するため、体育館や校庭などで身体を使って遊ぶあそびなど、子どもの成長のための支援をしています。

●障害者委託訓練事業

厚労省が職業能力開発促進法に基づいて実施する事業です。就職を希望している障害のある方に、模擬就労の場を提供します。これまで、福祉や教育の場で働きたい方の受入実績があります。障害のある方にとって、実際の保育現場での経験を活かし、意思決定の支援を行なっています。

●子育て短期支援事業

子育て短期支援事業は、宿泊を伴って一時的に子供を預かる事業です。保護者の子育て疲れの緩和を行うことを目的としています。年間で延べ約1600人の子どもを預かっています。宿泊を伴った居場所として、子ども同士の関わりによる成長促進や、初めて親元を離れて宿泊をするにあたっての経験支援など、保護者支援のみならず子どもにとっても成長の機会となるように支援をしています。

⚫️子ども食堂

世帯区分等に限らず、広く子育て世帯を対象とした子ども食堂を実施しています。地域飲食店の協力を仰ぎながら、保護者の方がほっと一息つける居場所の提供、そして子どもの居場所づくりをしています。年間延べ約600人の利用があります。

代表者メッセージ

次世代へ「負わせてはいけない”あたりまえ”」と「託さなければいけない”あたりまえ”」

児童虐待相談対応件数は20年前の11倍となり遂に20万件を越えました。これが現在の日本の状況です。

 さらには、私たちの虐待の発生予防の活動を通して、「深刻なネグレクトで命の危機に瀕した幼児」「兄弟間の性虐待」「障害を抱える両親とたくさんの兄弟の面倒をみている小学生」、そんな世帯と向き合い、この20万件という数字は氷山の一角でしかないと痛烈に実感しています。

人材不足や出生率の低下に歯止めがかからず、子どもは社会の宝であると叫ばれているにも拘らずです。

 「育てられないなら産むな」

「児童相談所は何をしているんだ」

そんな言葉も耳にする中で、伝えられることがあります。私たちは、子供を必死で愛そうとする親をたくさん見てきました。

社会から孤立し、手探りの中で、自身の父や母から与えられた苦痛を抱えながら、憂鬱な人間関係や社会生活のストレスに四苦八苦し、願って生まれた訳でもないその場所で、「私のようになってほしくない」そう願って、子供に添い遂げた、その結果だとも思います。

児童相談所の職員も役割加重の中、一心不乱に向き合っています。

この虐待の連鎖を断ち切るために、孤立育児で苦しんでいる世帯を社会に繋げる。そして社会で生きていくことのできる力を育む。 

そのために、虐待予防の実践的な取り組みとして私たちmerry atticは、全国では初めてとなる独立型子どもショートステイを運営してきました。

年間の延べ利用人数は一施設で1600人(全国平均は自治体単位で465人)となり、孤立育児に苦しんでいる世帯を社会に繋げるという目的について、確かな手応えを感じています。だからこそ、この取り組みを私たちだけ、この地域だけのものではなく、多くの人たちが、それぞれの地域で手を挙げられる、そんな選択肢の一つとなるように、活動をしていきます。

普段、私たちが何気なく感じている”あたりまえ”を家庭環境に囚われず、一人でも多くの人たちが享受する分、その分だけ、この国には、この世界には、夢が育ち、それが更にその先の、もう私たちが生きてはいないずっと先の未来に繋がるのだと思います。

そのためにも、私たちの時代でも一歩、前進します。

一般社団法人merry attic        

代表理事 上田馨一(ueda kaichi)

寄付金の使い道について

皆様にいただいた寄付金は、主に子どもショートステイ事業に使用させていただきます。現在、独立型子どもショートステイには十分な補助金がなく、毎年多額の赤字が発生します。事業の性質上、保護者の利用料負担額を増額することは難しく、運営が厳しい状況があります。

しかし、私たちは数年の実証運営の上で、非常に重要で子育て家庭にとってニーズの高い事業であると感じています。また、子どもショートステイ事業は、子育て疲れの緩和を行うものであることから、児童虐待を未然に防ぐための実質的アプローチであると確信をしています。

現在は、子どもショートステイ事業が日本において、まだ誰もが利用できる状態とは言えません。「明日にでも手をあげてしまいそうだから緊急的に預かってほしい。」「仕事や生活環境の変化による疲労に、子育てでの疲れが重なり子どもに強い言葉で叱ってしまった。」様々な背景により、本事業の利用が必要な子育て世帯があります。

児童虐待の発生につながる前に。子どもや親の苦しみや悲しみを新たに作らないために。

全国どこの地域でも、「ちょっと一息休ませて」と言える社会と、その社会実現のための子どもショートステイという仕組みを確立すべく、いただいた寄付金は必ず有効に使用させていただきます。

・子どもショートステイの運営費
・より専門的な支援を行うためのスタッフの人件費
・家賃等の固定費
・子どもショートステイをどこでも利用が可能な状態とするための活動に関わる交通費等

団体情報
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このページは寄付・ 会費決済サービス
コングラント」で作成されています。
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