24年間の活動ノウハウとネットワークを活かし誕生したのが、「一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会」。
私たちは、2000年から東京・千代田区と協働で動物福祉・愛護の問題に取り組み、全国に先駆けて猫の殺処分ゼロ(2011年3月)を実現した「特定非営利活動法人ちよだニャンとなる会」の代表メンバーが立ち上げた姉妹団体です。24年間培ってきたノウハウと実績を活かし、非営利法人「一般社団法人東京都人と動物のきずな福祉協会」として動物福祉の向上を目指します。
猫をめぐる問題は、社会の実情と連動している。だからこそ、私たち人間が動物たちを助ける必要がある。
長年、猫の保護活動に関わって、ペットをめぐる問題は社会の実情に連動していると実感しています。ひとり暮らしの飼い主の高齢、認知症、病気、障害、入院・入所、死亡によって行き場を失うペットは少なくありません。
心の隙間を埋めるように猫を家に入れて適正な飼育ができなくなり「多頭飼育崩壊」に陥る例も相次いでいます。非正規雇用・長期失業の増加に伴い貧国が深刻化。住居を失うなどの経済事情でペットが飼育放棄されることも目につくようになりました。都市では大規模再開発が進み、飼い主のいない猫たちの居場所は失われつつあります。
人の伴侶であるペット動物は、いわば社会が抱える問題の犠牲になっているといえるでしょう。人とペットは包括的に支援する必要があります。
※下記左写真は、ブリーダーの繁殖猫と思われるベンガル猫が遺棄。保護後、動物病院にて。右写真は、新しい家族の元でワンコと仲良く暮らす様子。飼い主さん帰宅はワンニャンでお迎え。
保護猫たちの居場所があればこそ、猫たちの保護・譲渡が進められます。
アクセスの良い地域にシェルターを開設・運営すれば、動物の保護、動物病院での医療、施設でのケア・健康管理・社会化など、譲渡を進めるまでのマンパワー、時間、費用を抑えられ、動物福祉を向上することができます。次世代の子どもたちが保護動物と触れ合う機会を設けられ、命の教育に繋がります。
私たちのシェルター、東京シェルター・シェアリング神田神保町では、2023年3月に保護猫施設がオープンしてから、現在まで約100頭の猫たちを受け入れてきました。保護猫たちの居場所があればこそ、猫たちの保護・譲渡を進めることができます。
※下記写真は、当会シェルターでの猫たちの様子。
あたなの長期的なご支援で、動物たちの命が救われます。
いただいたご寄付は、殺処分ゼロを維持し、活動を続けるための運営費、シェルターのランニングコスト(家賃・光熱費・水道費・保護猫たちの医療費、キャットフード、猫砂、ペットシーツ等の消耗品費)に使わせていただきます。