※こちらは、みらいファンド沖縄の「寄付と助成のプログラム たくす」により選ばれた、一般社団法人子どもと先生を元氣にする会が実施するプロジェクトです。
活動・団体の紹介
一般社団法人子どもと先生を元氣にする会は、元公立校教員やシュタイナー教育学習者、保護者による有志のグループです。
活動内容の詳細、実績について
中城村の空き家を借りて、「自由への教育」を実現するオルタナティブスクール「沖縄シュタイナー学園」を運営しています。
子どもたちが自分の意志をしっかりと持ち、感情豊かで知性に目覚め、他者と共に自分の人生と社会を切り開いていく、想像力のある真に自由な人間への教育が提供され続けていくことを目指しています。
・シュタイナーの人間観、教育観に基づき、思考・感情・意志のバランスを重視した9年間一貫教育を行っています。
・教師が子どもの発達段階や気質に応じたカリキュラムをクラスに合わせて創り上げています。
・国内外のシュタイナー教育教員養成講座を修了した者が担任教師を務めています。
・沖縄ならではの豊かな自然や文化、精神性を教育の中に活かしています。(琉球語・季節ごとの年中行事など)
・メイン授業はエポック授業と呼ばれ、午前中のおよそ100分間を使って3-4週間単位で毎日同じ科目を続けて学びます。担任教師が担当しています。基本教科(国・社・算・理・フォルメン線描)を、子ども達の発達段階に則りじっくり学びます。同じ科目のまとまった学びを終えた後は、別の科目に入ります。学んだことをいったん寝かせることによって、それが新しい段階の記憶となって意識下に蓄積されていきます。
・エポック授業の他に専科教師による授業を1年生から受けています。「語学(英語・琉球語)」「音楽」「オイリュトミー」「手の仕事」「美術」「体育」など持続的に行う必要のある教科はリズムをもって決まった曜日に行われます。それぞれの教科は、エポック授業を中心に他の教科と有機的に繋がり、関係性を保ちながら授業が進められます。
・「豊かな感情を育てる時期」の子ども(7~14歳)にとって、授業が芸術的に行われることが大切です。どの授業内容も「教え、詰め込む」ことによってではなく、音楽的なもの、詩、リズムや動き、色彩や形の体験を通して子どもの心に届くように配慮されています。芸術的なものに浸され、心で感じることによって「世界は美しい」ということを学んでいきます。これが次の「思考を養う時期」(14~21歳)で真理を求める力に繋がっていきます。
本基金は、こうした学びを継続していくための金銭的な支援と制度面の改善を目指すことを目的としています。子ども達に個別最適な学びの場を提供し続けるためのご支援・ご寄付をよろしくお願いします。
また、シュタイナー学園の運営に付随して、以下の活動にも取り組んでいます。
▪️各種研修会開催(大人の学校、オイリュトミー講座、サマーセミナー)
▪️学外子ども向け各種講座開催(まーくんの緑の教室、オイリュトミー講座)
▪️オープンスクール(ノート・作品展示)、校舎見学会
▪️会員向けニュースレター「さわふじ通信」年4回発行
基金の使い道について
ご支援いただいた寄付は、沖縄シュタイナー学園の運教育環境の整備(教室の維持・管理費、机・椅子の購入、教材・教具の購入)や教育活動の維持(人件費、交通費等)に活用させていただきます。