※こちらは、みらいファンド沖縄の「寄付と助成のプログラム たくす」により選ばれた、沖縄スペイン協会が実施するプロジェクトです。
活動・団体の紹介
沖縄スペイン協会(SEO; Sociedad Española de Okinawa)は、2016年に創設された非営利団体で、4月には「サン・ジョルディが沖縄にきたよ 」の世界の物語の読みきかせイベント、9月〜12月は「スペイン発見!」と題して、スペイン語初級クラスやスペイン・中南米の料理教室、11月にはスペイン語映画祭を開催しています。
沖縄スペイン協会の会員は現在18名ですが、イベント時には多くのボランティアの方が活動に協力してくださいます。私たちと一緒に活動してくださる方を随時募集中です
活動内容の詳細、実績について
これまで「サン・ジョルディが沖縄にきたよ!」を那覇市で4回開催してきました。読み聞かせの本は、外国人の方が自ら創作した物語も含まれ、劇やマペット、音楽、フラメンコ舞踊もあり、毎年大盛況です。またサン・ジョルディの日にちなんだグッズを手作りするワークショップも好評で、多くの方に楽しんでいただいています。
今後は那覇市での開催だけでなく、沖縄のへき地や島嶼の子どもたち、そして幅広い世代の方々へも届けたいと考えています。
「サン・ジョルディの日」を通して、世界の物語に子どもたち出会い お気に入りの一冊を発見するきっかけになることを願っています。世界の物語を読んでくれる外国人の方々とスタッフ一同、皆さんと一緒に島しょ地域でのイベントを盛り上げていきたいです。
文部科学省(文科省)によると、子どもだけでなく全世代において年々読書をする人が減ってきていると言われています。子どもの読書活動に関する法律(平成13年)において、「子どもの読書活動は、子どもは言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、想像力を豊かなものとし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」としています。また子どもの生活力に関する実態調査(平成27年)では、読書をすることが多い子どもほど、コミュニケーションスキルや礼儀、マナースキルが高いことも分かっています。
基金の使い道について
来年も那覇市、そして新たに周辺離島での「サンジョルディの日」イベント開催を目標とします。具体的には、離島に行く場合の交通費・フェリー代、読み聞かせをしてくださるスタッフへの謝金、イベント準備のための小道具代に活用したいと考えています。へき地や島しょ地域に住む子どもたちにも「サン・ジョルディの日」のイベントを通して、本と出会い、新しい発見をする喜びや、読書が好きになるきっかけを届けたいと考えています。